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幻影道R 第八巻   作者: SAKI
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風の悪戯に従うお姫様「お嬢様のようなお姉さん」その7

 数日後、私は店を閉めて帰宅しています。光星の夜は他の星と違って冷え込みますね、裏路地は回り道なのでそこを通り推定二十分前後で帰れます。


 夜風が気持ちいい、風は風星出身なら誰でも風向きが分かりそれが悪戯なのか気まぐれなのかはたまた悪意のある風なのか分けられます。


 今回は・・・そうですね。


 厄介な悪戯風が吹いてますね♪


 背後にいる気配の無い人間を察して誰も通らない工場の廃棄場に足を踏み入れる。


 鉄と油の臭さが充満して風がそれを運びながら去っても臭いものですね。


「っ!!」


 何かを察した下っ端の殺し屋さんは闇に溶け込むクリスタルナイフを投げ飛ばしてきました。


 私の杖で風を吹かせて速度を殺し地面に落下させます。


 胸の膨らみが見えたので女の子ですね。二十歳になっていない年端もいかない女の子が何故こんな職についてしまったのか因果ですかね?


「っ!!」


 最初は殺し屋と思いましたが動きで分かりました。騎士団所属ですね、慣れてない体術に無理して使ってるナイフは重心が彼女本来の武器であろう長めの剣なのか振りが遅い。


 必死に息を荒げながら食らいつく姿はとても初々しく可哀想でした。


 彼女を無理させるのもいけないので杖の柄で鳩尾させて怯んだ瞬間に腰から双剣を取り出して喉元を切り傷程度に切りつけて完封させました。


 彼女の合ってない大きめのフードを脱がせるとお淑やかな愛らしい顔が覗く。


 話を聞くと要点は虐めに遭いそこのリーダーから私の殺害を命じられたみたいです。


 シスターズの一員のリーダーだったのが腹が立ちますがもし実行しなければ親を殺すと脅されたらしいです。


 女の子の家庭はリーダーの“お友達代”で抜き取られて両親共に貧しく生きてやむを得ず実行してしまった。


 取り敢えず事件ですので上の人達に要件をまとめて彼女を差し出しました。


 虐めとはいえ他人を殺す動機にはなりませんからね〜しっかり反省してもらいましょうか〜()()()()もですが。


 彼女の話では近くの酒場に出入りしてると快く話して頂いたのでそこの店主と結託して殺害することにしました♪


 彼女の罰よ兆倍にして返し人生ごと潰すして差し上げるのがせめてもの救いと思うので準備して二日後に向かうとそこにはなんとユカリちゃんがいました!


 ユカリちゃんにお話して手を組むことを受け入れてくれたので扱いやすく助かります。


 全て合法に結託したので後はゴミを捨てるだけの簡単なお仕事を開始します。

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