表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーから追放された最底辺職業〜絶対に錬金術で成り上がってやる〜  作者: 鏡石 錬


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/53

48錬金目、奴隷を落札するその3

 ゴクゴクと俺が手伝いながら万能薬エリクサーを飲み干せた。

 そうすると目が開けるには眩い程に光が一面に輝き、数秒後に目を開けると両手両足はおろか切り落とされた森精族エルフ特有のとんがった耳が再生されている。

 そして、両目に巻かれてる包帯を先ず解いてやる。他の包帯は、まぁ目のやり場に困るので後で解く。


「どうだ?目を開けられるか?」


 俺の言葉に首を傾げるが、ゆっくりと瞼を開けた。久しぶりの明かりで眩しかったのか?瞳を細めるが次第に慣れ、瞬きを数回すると驚愕の表情が見て取れる。


「あ…………り…………が」


 手足と同じく万能薬エリクサーにより両目と声帯も回復したようだ。両目は光を取り戻し、潰れた声帯は声を取り戻した。


「ゆっくりで良い。話す事も久しぶりなんだろ。無事に治って良かったな」


 ポンポンと頭を撫でると、イレイアの両目から涙が滝のように溢れシーツを濡らしている。


「えっ?俺、何かした!」


 困惑した俺は、アワアワと慌てる様子を見たイレイアは、ブンブンと首を横に振った。


「う…………れ………ひぃ…………くって」


 イレイアはベッドから立とうするが、まだ上手く立てずに産まれたての子鹿ようにヨロヨロとよろめき倒れるところであった。

 あったが、カイトがガバッと前から抱き込むように転倒を阻止した。


「おっと、ゆっくりで良い。ゆっくりとリハビリをしよう」


 だき抱え、ゆっくりとベッドに座らせる。リハビリよりもやる事がある。

 先ずは着替えだ。包帯を巻かれただけで、服の1着も着ていない。

 万能薬エリクサーで一気に治した結果、予想以上に出るところは出ていた。


 コンコン


「おーい、サクラ頼みがある」


 カイトの固有武装である【素材の次元鞄】のかぶせを叩くと、まるで魔法が掛かってるかのように、かぶせが後ろへ倒れ開口部が開いた。


「はい、御主人様マスター御用ですか?」


 ひょこっと顔だけ出したサクラは、カイトに尋ねる。知らない人が見たら、まるでホラーだ。


「…………?!」

「あぁ済まない。驚かしてしまったね。このは、()()()()()サクラだ。サクラ、この…………イレイヤの身体を綺麗にして着替えさせてくれ」

「かしこまりました」

「俺は外に出てるから、何かあったらこれで連絡を」


 俺は、サクラに2つ折りの携帯電話を渡した。他の者なら初見で使用する事はまず無理だろう。だが、俺の作ったサクラは俺の考える事はお見通しで、初めて作った魔道具なんかも初見に限らず使えてしまう。

 それだけじゃない。俺がノドが乾いたと考えた際にはお茶を即座に入れてくれるし、俺の固有武装である【素材の次元鞄】内のログハウスの管理は一通りこなしてくれる。


 本来なら中世の文明に近いアークグラウンドでの連絡手段は、カイト製の携帯電話以外では手紙でのやりとりしかない。

 本来なら人の脚での配達が一般的だが、1番の最速は飛龍ワイバーンによる配達になる。

 飛龍ワイバーン竜龍種ドラゴンに分類される訳で、例外はあるが竜種ドラゴンを操る希少なレア職業である剣士系派生職…………竜騎士又は配達系最上位職であるライダーしか竜種ドラゴンは操れない。


 配達系最上位職ライダーなら兎も角、折角の戦闘職である剣士が配達なんてと思われるかもしれない。だが、飛龍ワイバーン配達便は憧れの的となる就職先の1つだ。

 それもその筈で、片道で1番安くて金貨10枚は飛ぶ。騎士で王国に仕えるよりも高給取りとなっている。それに貴族の間では飛龍ワイバーン便の使用が1つのステータスとなっている。

 そのため、携帯電話は身内で使う分なら良いが売る積もりは更々ない。配達ギルドに目を付けられるからだ。


「おっ…………あれは飛龍ワイバーンか」


空を見上げると飛龍ワイバーンらしき影が見えた。


 確か、ここ古都にも配達ギルドがあったはずだ。利用した事はない。何故なら、黒龍王クロウが嫉妬するからである。

 クロウ曰く、飛龍ワイバーンは空飛ぶトカゲらしい。龍種ドラゴンなら口から【顎門ブロア】を放つ事が出来るが飛龍ワイバーンは出来ない。

 それ故に飛龍ワイバーンを同じ龍種ドラゴンと認めたくない龍種ドラゴンが大多数だ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ