表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

私が出会ったのは

~春のターン~


春は開化家のお嬢様でした。

しかし、ひょんな事から紅蓮に興味を持ちました。

春はこう話し掛けます。


「ねえ、紅蓮ちゃん。あなたは不幸だけど幸せね?」

身分を意識して、紅蓮はこう答える。

「そうですよ。私はろくでもない親を持って不幸せですけど、空鳥とクウチョウという親友を持って幸せです。

あなたはどうですか?春オジョウサマ。」

「あなたよりは幸せではないし、あなたより不幸せでもないわね。」


あなた達はどうかしら?

多分私側だと思うけど。


「紅蓮ちゃん、好き。」

「それはどうも。」

「お世辞じゃないんだけどなあ。」

「私も好きですよ。」

「私が出会ったのは、他でもない、紅蓮ちゃん、あなたよ。」

「出会った。何とも運命的な響きですね。」

「そうよ。私は気持ちを優先する性格だから、ね。私が恋していつも思っているのが、あなたよ。字句おじいさまにはうまい事、伝わらなかったけどね。」

「多分、字句さんには、女同士の嫉妬(しっと)として写ったのでしょう。」

「こんなに愛しているのに・・・・・・」

「おおざっぱですね。恋なのか愛なのか。」


私が出会ったのは、他でもない紅蓮ちゃんで、私が愛したのも恋したのも、紅蓮ちゃん以外にはいないわ。恋の炎に身をやつして、紅蓮の華の様に花咲かせ、私はひたすらにその紅蓮の華に水を注ぎ、成長を(うなが)し、種を残す事すらする。私は私の華に私自身を注ぎ、私自身が成長する様に私は私の分身としての紅蓮ちゃんを愛する。私が私を愛する事は正常で、たとえそれが禁断の愛だとしても、後悔はしない。既に伴侶(はんりょ)があろうと、私は私を妥協(だきょう)しない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ