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これ、うちの畑で取れたスライムです  作者: 林檎酢
歴史の進化
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老婆の最後の試練は…

 さばじろうがカレーを食べている中、老婆による最後の試練が始まった。

「さて、最後の試練だよ。ベタだけど、私と戦って、勝ったらあなたの望みを叶えてやろう」

 そう言うと彼女の周りに黒い渦ができる。

 その渦は徐々に空へと消えていき、老婆の周りには二頭の巨大な狼がいた。

 しかしもちろんまーちゃんも負けてはいない。

「【大農場】【スライム化】【野菜兵士】!」

 いつものコンボである。

 しかしこの3つのスキルだけで、あたりは地獄絵図と化す。

 彼女の周りに現れるのは、波といってもいいくらい多い野菜。

 またそれら一つ一つの破壊力も別格のため、たった今その地に足を踏み入れた狼はすでに光となっている。

 そしてまた、老婆も瞬く間に倒してしまう。

「はっはっは、良いだろう!強さを認めてやる」

 その老婆はいつの間にか回復しており、まーちゃんに巻物を手渡す。

「これは【農家式強化術】セットだよ」

 まーちゃんはそれを受け取り、すぐに習得する。

「それを使うと解除するまでの間、自身の【DEX】が半減する代わりにその分だけすきるに対応した能力値が上がるってやつだよ。例えば【農家式防御術】だったら【VIT】が上がる感じかな」

 まーちゃんにとって最高のスキルを手に入れたため、彼女は満面の笑みを浮かべる。

「わしはまたどこかへ出かけるよ」

 と、その老婆は告げ、光となって消え去った。

 そしてまーちゃんとさばじろう自身は淡い光りに包まれ、気がつくともとにいた場所に戻っていた。

「やった、これでまた強くなったね」

「うぅ……カレー……」

 まーちゃんの顔には喜びが、さばじろうの顔にはカレーを失った悲しみがいっぱいに現れていた。

読んでいただき、ありがとうございます。

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