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これ、うちの畑で取れたスライムです  作者: 林檎酢
バージョン3【歴史の遊戯】
27/98

現実での体育祭の結末は…

大変長らくおまたせしました。

これからはもうちょっとがんばります。

 真琴の熱が収まった数日後、待ちに待った人もいるであろうあの祭りが開かれる。

 ちなみに真琴は待ってない側だが。

 体育祭である。

 真琴の学校の体育祭では各クラスが10の競技を行って得点を競うというシステムになっている。

「あ~、やりたくなぁい〜」

「仕方ないじゃん真琴、やる時はやろうよ」

「そうだよ、どうせやらなくちゃいけないんだから」

「うーん…やるけどさぁ…」

 真琴は運動が大の苦手である。50メートル走10秒台、ハンドボール投げ10m未満、シャトルラン30回ほどといった絶望の身体能力である。

『生徒の皆さんは開会式があるので集まってください』

「はぁ…ついに始まるのかぁ…」

「ま、がんばれ!」

「その通り!」

「ふぇえ…頑張りまふ…」

 そうして真琴の体育祭は始まった。

 まず執り行われたのは校長の挨拶。

「えー、皆さん、正直待ちに待ったという人は少ないでしょうが、やるだけやってください。さて、うちの学校では【普通じゃないけどすっごい感じのやつ】を目指してやっていってますが、今年もそんな感じのばっかりですよー。まぁ、頑張ってください。それから…」

 それからその話は30分続いたとのことだった。


「なんなあの人話長いよ〜」

「まぁ、いつものことっぽいし、仕方ないんじゃないかな」

 そんな話をしていると、第一種目が始まった。

 第一種目は【巨大化ラジオ体操】だ。

 ルールは至って簡単。各クラスから選ばれた男子一名が重さがそれぞれ2キロの服とズボンを着てラジオ体操をし、その芸術性を競うというものだ。

「うわ〜辛そうだぁ」

「まぁ、あいつにはこれくらいがちょうどいいんじゃないかなぁ…ふふふ…」

「何があったのかはあえて聞かないでおくね…」

 そしてやっとその競技(じごく)は終わった。5クラス中真琴のいる2組は3位だった。

 その後、その男子が疲れ切って動けなくなっているのを知っているのは誰もいなかった。

 2つ目の競技(じごく)は【全員厚底リレー】である。

 それは言葉通り、厚底の靴を履いてリレーをするというものだ。

 しかしその競技の本当の恐ろしさはその分厚さにある。

 その厚さ、約50センチ。もうわけがわからないが、それがこの学校である。

「位置について、よーい」

 パン!といういつものうるさいピストルの音で幕を開けたこの競技。走ってみるといかにきついかがわかる。

 そうして普通の何倍もの時間をかけてようやく最後の選手がゴールした。この対決では4組が本当に遅く、4位と5分ほどの差でゴールした。

 真琴のいる2組は2位。真琴は足を引っ張らずにはしれて安心しているようだ。

 そうして体育祭はどんどん進んでいく。【竹馬×障害物競争】や【ちっっっさい玉入れ】などに生徒たちは苦難の表情を浮かべた。

 生徒たちの体力が精神的にもほぼなくなったとき、ついに最終種目となった。

 それは【クラス対抗巨大ビリヤード】だった。

 ルールは簡単。クラスで巨大ビリヤードが1番上手い人が競うというものだ。

 ちなみにこの競技で勝ったクラスは10000ポイントをもらえるというルールもある。

 これまでの努力は何だったのか…。それが真琴の今の気持ちであった。

 この競技でも特に面白いことはなく、結果、最後に勝った4組が逆転優勝した。

「なんだったんだろう、私達の体育祭って」

「さぁ…?まぁそんなこと考えず、これからもゲーム楽しもう。もしかしたら活かせるかもしれないし…?」

「これが活かせるときが来ることは絶対ないでしょ」

 真琴たちはそんな感情をいだきながら帰宅した。

読んでいただき、ありがとうございます。

そして長い間おまたせして申し訳ありませんでした。

前回申し上げたとおり、体調不良で苦しんでました。

39度近い熱がでて、ずっと寝てました。

今回はなるべく皆さんを待たせないようにと急いで作ったものなのでいつもと違うかもしれませんが大目に見ていただけると幸いです。

これからもこのようなことがあるかもしれませんが、今後とも宜しくお願いいたします。

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