表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これ、うちの畑で取れたスライムです  作者: 林檎酢
バージョン2【歴史の暴走】
15/98

第一回イベントのリーグ戦で…【リンサー視点】

短めです。

 俺は松田遼(まつだりょう)。ゲーム大好きな中学生だ。最近俺はこの【VARIOUS STORIES ONLINE】っていうゲームにハマっている。そして才能が開花して、今は友達の中で最強の位置にいる。それで情報ツウの友人に誘われてこのイベントに参加したってわけ。おっと、言い忘れていたが俺のゲーム内での名前はリンサーだ。だから何なんだって話だけどな。

 で、このイベント初戦はレベル63の農家らしい。いやー、レベルを100近くまで上げた剣士の俺に対してそれくらいで勝てるのかな?ま、小手調べということで、対戦お願いします。っとその前にこのイベントでは戦う前に色々とスキルを使えるんだったよな。じゃあ最大火力で叩きのめすか。そう言ってドアを開けた。

「え」

 俺の第一声はそれだった。なんで農家なのに鎧を着ているのか、巨人がいるのか、麒麟とか龍とかそういう奴らがいるのか。しかし見た目に騙されてはいけない。きっと見た目だけだ。

「はじめ!」

 俺はその合図とともに懐へ入り込んだ。そのまま俺の愛刀でその体力を一撃で…ってあれ?効いてない?

「【地形ノ腕(フィールド・アーム)】」

 少女がそういった瞬間、俺は一撃で体力を持っていかれた。なんだよあの防御力。そしてあの火力。マジで農家か?アレ。

「勝者、まーちゃん!」

 その審判の声と観客の歓声が俺の心をえぐる。くっそ、あんな農家に…

「あの、大丈夫ですか?」

 話しかけてくれたのはさっきの少女。くっ、そんなことされると泣いちまうじゃねーか。俺は立ち上がり、強くその子と握手した。

「次は勝つ」

 俺はそう言ってフィールドを出た。歓声が大きくなったような気がする。こうなったら、後の試合、勝つしかないか。




「え、また戦うの?」

 まーちゃんはそれは嫌ではなかったが、いくらやっても負ける気がしない。なぜなら【表裏一体】で【VIT】を上げればダメージは無効化できる。そのスキに技を叩き込めばいいのだから。

「ま、まずは一勝だね」

 次の試合は翌日。しっかりと集中するため、今日はログアウトした。

読んでいただき、ありがとうございます。

予選リーグは短めのを3つ投稿します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ