スライムの運命は…
「よし、これだけいれば手応えがありそうだ」
その数は推定5万匹。それはもう異常発生という領域ではない。しかし、そしてそれを止めるのも異常な存在。
「【種スライム:裏】!【地形ノ魔法】!」
爆音があたりで響く。あちらこちらで光が散る。砂煙の中に見えたのは、残った5000匹ほどのスライム。
「あとは【地形ノ魔人】ちゃん、ごー!」
それはスライムを水のように溶かしきった。続いて第二陣が来たが、やはりそれのいつの間にか消え去った。
その後現れたのは物凄い大きさを誇るスライム。しかしそれは現れた瞬間、
「【粘着王との絆】」
まーちゃんのものになった。…といった感じでこの国は一人の英雄によって救われた。
「まーちゃん殿、この度は本当に助かった。もしよければこれをやろう。力になれたら嬉しい」
「ありがとうございます」
もらったのはスキルを獲得できるという本を3冊と、農家には似合わない紫の防具。
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【完全未来理想図】
自動治癒能力。回復量は使用者のレベル依存。
【自己爆発】
自身のHPを使用し、それに見合った量の爆発を起こす。消費HPは使用者の残りHPの90%。
【星屑ノ刃】
自身のHP消費量を宣言し、その量に見合った大きさの星を作る。その星は再使用するとはじけ飛び、対象へ向かって飛ぶ。
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「へー、で、装備は?」
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【命の兜】
【HP】+150
【命の鎧】
【HP】+150
【命のレギンス】
【HP】+150
【命の籠手】
【HP】+150
【命のブーツ】
【HP】+150
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「めっちゃ体力上げてくれるじゃん」
この国では体力を増加させるものをたくさんもらった。それにより、まーちゃんは【DEX】をやばくしまくるか、【DEX】をやばくしつつ体力もあるやつになるのか選べるようになった。どちらにしろやばすぎて語彙力が低下するのは避けられないが。
「本当に感謝している。またいつでも来てくれ」
王様と王子が手を振って見送ってくれる。それに手を振り返しながら、ダンジョンに戻った。
「よし、この前手に入れたスキルで魔改造だ」
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【改造】
自身を一定時間行動不能にする変わり、装備品の能力を上昇させる。行動不能時間は能力の上昇量によって変化。
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このスキル、【DEX】が高ければ高いほど低コストで強化できる。それがこの結果を巻き起こした。
装備すべてのHP上昇値はもとは750だったが今は何と2500である。いつも言っているようだがチートレベルである。ちなみに【自己爆発】を使用したときのHP減少量は2260である。これに見合った量の爆発、その威力が馬鹿げていることをまーちゃんは知らない。まーちゃんはこれ以上魔改造するのも失礼に当たると思ったのか、【改造】をやめ、ログアウトした。
「ついにイベントかー」
今日は待ちに待ったイベントである。まーちゃんはリアルでの用事で忙しかったため、ここ1週間ほどログインしていなかった。しかしそれにより【DEX】が下がるということはないので、未だにチートのままである。
「えー、お集まりの皆さん、只今より第一回イベントを開催いたします」
「「「うぉーーー!」」」
会場は熱気で溢れ、あちらこちらで歓声が聞こえる。そしてついに、リーグ表が張り出された。
「私はDリーグか。リンサーさん、ロックさん、さかなさん、覚悟してください」
こうして第一回イベントが幕を開けた。
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