第2通 ホームルーム Ⅰ
うぅん、最近物事がうまくいかない、笑笑
結局、
チャイムがなっても雅野くんは新しい教室には現れなかった
「(どうしたんだろ…)」
まさか、道にまよってるとか?
なんて私が心配していると新しい担任の先生が入って来た
「ほらっ皆座ってー」
新しいクラスメイトと楽しそうに談笑していた人たちは各々の席につく、
「はい、じゃあここから一年、あなた達の担任をやらせたもらいます
仁矢 美佐理です。
一年間よろしく」
新しい担任の先生は美人さんだった
知的なオーラを纏いながらも柔らかさも兼ね備えていてとても良い先生に思えた、
まぁ、そんな先生をからかう人もそりゃいるわけで、、、
「先っ生〜!彼氏はいるんですかぁ〜?」
ほら、やっぱり出た、、、
質問したのは顏に「女好き」とでも書いてある様なチャラついた風貌の男子生徒だった
一年の頃も悪いウワサ流れてたなぁ、、、
加瀬くんだっけ?
そんな加瀬君の質問に仁矢先生は
「あとで生徒指導室に来なさい♪」
どわっちゃぁ、、、仁矢先生頬ヒクつかせてるよ、、、
今ならオーラだけでそこら辺のヤンキーくらい蹴散らせそうな
そんな表情をしている先生に御構い無しに加瀬くんは
「え、密室に呼び出し、、、?
ごめんなさい、年増はちょっと、、、」
うおおおぉい!?
なんか若干引いた感じで勘違いしてマジレスしちゃだめでしょ!
先生すっごく顔ひきつってるよ!?
極度の甘党なウチの弟がプリン奪われた時でもあんな顔しないよ!?
「せ、先生これでも27歳なのよ?」
いやいや!先生もそこじゃないでしょ!
若干的外れな回答をする先生に対して加瀬君は、
「え、マジスカ!?ちょっとそれなんてエイプリルフールw」
加瀬君は黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
頼むから黙ってぇ!!!
いや、本当!クラスの空気ピリッピリに張り詰めてんだって!
ガラガラガラッ
張り詰めてた空気が破られた
「あ、ごっめんなさい既にホームルーム始まっちゃってる感じですか、、?」
こっそり入って来たつもりが視線を一身に受けて若干戸惑ってる雅野くんによって
「すみません!ちょっと目を離したすきに俺のカバンについてた動くキーホルダーをそこらへんで落としちゃって、
探すのに時間かかって遅れました、」
うにゅ〜ん♪
「(ええぇぇぇ、、、)」
おそらくクラス全員が思っただろう
1つは「え、遅れて来た理由、それ?」
もう1つは
「(((何その果てしなく微妙なキーホルダー!?)))」
雅野くんが手に持っていたキーホルダーは、なんというか、その
ネコの原型を残していなくもなくないような微妙な生物から
背中から堕天使の如き漆黒の羽をちょこんと出してる、という奇怪なものだったがそれがどことなく似合っているようなないような、、、という非常にコメントしづらいものだった
みんなが一様に微妙な表情を浮かべているよ
「ふぅ、ほら改めてホームルームを始めますよ、雅野くんも席について」
今の一件で完全に気がぬけてしまったであろう仁矢先生がため息まじりにそう言ったのだった。
次回は遅れずにだします!