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オラリアと7つの神盤  作者: リッキー
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第7話 叫ぶ人の正体と目的

作者です。今回は文字数少ないです。すみません。

読んでいただけると嬉しいです。

叫びながら店に入ってきたのはモラスだった。


「はぁはぁ…、ちょっ…お、王様が…はぁはぁ」


モラスは息を切らしているものの汗は出ていなかった。


「モラスさんっ!息が整ってからでいいですから!とりあえず落ち着いて!」


オラリアはモラスを近くにあったイスに座らせた。


「すみません。落ち着いたのでもう大丈夫です」


モラスはそう言って立ち上がった。息を切らしていた時が嘘かのような落ち着きようだった。


「そ、そうですか…」


「はい。オラリア様に王様からの伝言です」


「任務で必要になる金はすべて王国から出す。故に金が必要なときは使え。モラスに土の国まで行く金は持たせてある。本来ならば城の馬車を使わせたいのだが今は修理中でな、モラスが持っている金で馬車を借りてくれ」


「…だそうです。こちらがそのお金になります。金額が大きいので扱いにはお気をつけて」


渡された包みはものすごく重かった。中を覗いてみると、土の国に行っても余るぐらいの量が入っていた。


「今後お金が必要な場合は目的の場所に着いたときに手紙か何かで知らせてください。知らせを受け取りしだい使いのものを送るので」


「ひとつ聞いてもいいですか?」


「どうぞ?」


「なぜ余るほどの量が入っているんでしょうか」


「そんなのは簡単です。余った分はあなたのお小遣いになさい」


モラスはそう言ったが、それは問題があるのではないかとオラリアは考えていた。たとえ王といっても、たった一人の兵士に国のお金を小遣いだと言って渡すことはしてはいけない。そのぐらいのことはオラリアでなくてもわかっている。


「なんだか色々と考えているようですが、お小遣いの分は王様の貯金から出ています。なので、あなたが心配する必要はないのですよ」


「さぁ、行きなさい。あまり、人を待たせるものではありませんよ」


「えっ、あっ、はい…」


促されるままオラリアは老婆のいるカウンターの方に歩いていった。


オラリアが後ろを振り向くとそこにはモラスの姿はなかった。

読んで頂いてありがとうございます。作者です。

投稿ペースが遅くなるかもしれませんがこれからも書いていきます。

よろしくお願いします。


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