持つべきものは友
7月上旬の日曜日。『カフェラテ』の本番を終え、一旦帰宅した。
17時過ぎに、ミドの結婚パーティに出席する為、着慣れないスーツにネクタイを締め、会場となる横浜のバーに向かった。駅で舞田と落合い、受付で会費の8千円を払い中に入った。
貸し切りの会場には、自分達と同様、男性はスーツ、女性はドレスに着飾って2、30人は集まっていた。オレ達は遠慮がちに後ろの席に座る。
19時になると、カウンターにバイキング形式で料理が並べられた。空揚げやウインナー、ポテトを皿に取り、舞田とビールで一足早く乾杯した。
20分くらい経ってやっと主役達が登場。改めて全体での乾杯となった。旦那は白のタキシード姿。長身で顎鬚を生やし、一見恐持てにも見えるが、笑顔は優しそうだ。
ミドは純白のドレスに身を包み、正直綺麗だ。流石はプロのメイクさん。その技術に、ミドの笑顔が輝きを与えていた。
幾つかのゲームがあったり、新郎が新婦に向けて手紙を読上げた後、2人は各席を回り始めた。ミドは満面の笑みでオレ達にお菓子を渡した。
「二人共来てくれてありがとう!」
「すっげぇ綺麗じゃーん!」
ほろ酔いの舞田がチャラさ全開で言った。
「おめでとう」
笑顔で言えた。気持ちは吹っ切れ、心から祝福出来て良かったと思う。




