32/41
そうか、君も
2月上旬の月曜日の23時過ぎ。『東チャンリーフ』のホンを事務所で手直ししていると、スマートフォンが振動し始めた。見ると舞田からの電話。
「もしもし?」
『よう! 今仕事中?』
「ああ、ちょっとなら良いけど」
『わりーな。手短に済ませるから。お前さあ、最近ミドと連絡取ってる?』
「いいや。誰かさんと同じで音信不通」
『オレは連絡したじゃんかよ』
舞田は独り爆笑。
「……それで、ミドがどうかしたのか?」
『結婚するんだってさ。この前電話が掛かって来た』
「君には連絡した訳だ」
『僻むなよ。オレも久しぶりだったんだ』
「結婚かあ。いつだって?」
『まだ詳しくは決まってないみたいだけど、6、7月頃になるって言ってた』
「まだ日にちがあるな」
『お前の仕事じゃ披露宴は無理だろうけど、その後の二次会のパーティには出ようぜ』
舞田は真面目な口振りで言った。
「そうだな」
『お前の方から、メールとか電話してみたらどうだ?』
「ああ、そうしてみる」
10分程で電話は終わった。同い歳の友達が結婚。もうそんな歳かあ……改めて自分の年齢を自覚した。




