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Femto Boy  作者: 弘田宜蒼
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プロローグ

 「フェムト(Femto)」。この前辞書を引いた時にたまたま見付け、何となく気に留まったので調べてみた。

 1964年に導入された、国際単位系(SI)の中の接頭辞の一つで、1フェムト秒は、0.000 000 000 000 001秒となる。 1フェムトmは、0.000 000 000 000 001mとなる……そうだ。

 

 つまり早い話が、それだけ「スケールが小さい」という事らしい。

 話は変わり、日本のうつ病患者数は、2022年に「419万人を突破」した。

 わたくし、中山裕介24歳。先に自白するが、非常にスケールが小さい男なり。

 そして、419万人分の1人となって10年目。持病と上手く付き合って行きたいが、未だ苦心中。

何故ならオレは、『Femto Boy』だからである。


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