迫る銃声
森林でとにかく逃げ回っている
銃弾が飛んでくるんだ
どういう経緯で追われているのかは俺にも分からん
「真衣、早くしろ!追いつかれたら死ぬぞ」
そういう間にも銃声が迫ってくる
「分かってるって。佐藤が速すぎるんだよ。私だって死にたくない」
俺たちは武器を持ってないが故に逃げるしかない
心なしか銃声の音が段々と近くなっている
俺たちよりも走る速度が速いのか?
「佐藤、先に行って。私はダメそう。」
「分かった。じゃあ真衣は置いていくぞ」
「え?そんな返答ってある?」
おそらくだけど真衣とは死に別れるんだろう
俺だけでも生き残らないと。