真と嘘の鎖
「まこととうそのくさり」
嘘も方便とは思います。
瓢箪からは駒が
嘘からは真がころがりでることもあれば
真を映そうとする影が
嘘の姿に歪んじまうこともある
真も嘘も たがいちがいに
鎖の環を成して繋がっているんなら
嘘だけをひとつ ひとつ断ち斬って
真だけの鎖で
世界を囲いこむなんてことはできないのかもな
そしてまた
嘘だけの鎖は脆くて
いともたやすく引き千切れる
嘘だけの鎖で
世界を囲いこむことだってできやしない
真と嘘が たがいちがいに
環を成して繋がっている鎖に
囲いこまれてる世界で生きて
そいつをうらめしく じゃらりと鳴らすように
つかんで揺らしてやることぐらいしかできねえや
おもしろくもねえ
整合性をつけるための嘘は、フィクション。
嫌いではありません。
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