浜子さん
足音がどんどん近づいてくる。朝、目を覚ましたら隣で女性が死んでいる。これはよくある映画の犯人にされてしまうパターンだ。
昨夜ン記憶はないが、オレはやってない。いや、やっていないと思う。
「ひたひたひた」
足音が部屋の前まで来た。
もうだめだ!
オレは頭を抱えて座り込んだ
その時、女性が入ってきた。
「えっ!」
浜子さんだ。
浜子さんではあるのだが・・・・
彼女の首に包丁が刺さっている。
「えっ、どういう」
オレはまた思考停止に陥ってしまった
「だ、だすけてー」
浜子さんは、そういうと口から血を流しながら倒れてしまった!
オレはすぐに浜子さんを抱き上げた。
「わああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
浜子さんはめをあけたまま死んでいる。
オレは、すぐさま抱えた手を放して浜子さんを床の上に落としてしまった。
「えっ、えっ、どういうことだ」
「ドキドキドキドキ」
オレは自分の心臓の音が聞こえるのが分かった
5分ほどだろうか、オレはその状況がり合い出来ないまま固まっていた。
ようやく、オレは事態を冷静に考える子音ができるようになってきた。
浜子さんは何者かによって、首を包丁で刺された。もうしかして、いやほぼ確実にミカンを殺したのも同じ犯人だ!
この屋敷の中にまだ犯人がいる可能性もある・・・・
「ひーっ」
事態が分かってきて、オレは、さらに恐ろしくなった。
それと同時にいくつかの疑問が生まれた。
まずはおれ自身がどうして生きているんだ!隣でミカンは殺されていた。なぜおれは殺されなかったんだ!
もう1点は、他のサークルメンバーや、家人はどこに行ったんだ!
この家にはかなりの人数の人間がいたはずだ! こんな事態に陥ってるのに、あまりに静かだ・・・・
「ドキドキドキドキ」
さらに高鳴る心臓の音をききながら、オレは立ち上がった。
1歩、2歩。オレは勇気をだして、浜子さんが歩いてきた廊下に向かった。