無名
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やりたい事が山ほどある…あるはずなのにどれも手につかなくて枕に顔を埋める、きっと私はもうすぐ消える…
私が造られたのは何時だろうか…まだ数年しか生きてないのに、もう何十年も生きた気分だ、シャーペンを握るグレーで青いグリップの付いたこのシャーペン…気に入ってるけどあと少しで私の物じゃ無くなる、次に使ってくれる人はどんな人なのかなぁ…
…一人称の矯正って難しかった…もーいいや僕で…
僕の前にも僕みたいな人が何人か居た、確か最初の人は赤髪で猫耳だったっけ…その次がツインテールでガトリングを持ってる子で…次が髪を下の方で結んだパーカーの子…次が…えーと…青髪ポニーテール…この子は来てすぐ居なくなったらしい…その次が僕だ…僕もこの人達と同じように消える…消えて…何処に行くんだろう…
僕は[規制済み]にもつとも近い存在らしい…僕の前に居た人達よりも…ずーっと…[規制済み]…貴方はいったい…何を………
夢を見た、このシャーペンで宙に絵を描く夢…キラキラと輝く線はまるで星のようで…とても…綺麗だった…僕もあんな風に輝く存在になりたいな…まぁ無理だけど
僕の目の前に男の子が現れた、あぁ…もうその時なんだね…戸惑ったような表情の男の子にシャーペンとスケッチブックを差し出す
「これからは…貴方が…貴方がこれを持っておくの…もし次の人が来たら…私と同じように…これらを渡してあげて」
「っ…分かりました…あの…」
「なんだい?」
「貴女は…怖くないんですか?」
少年が俯きながゆっくりと喋る
「此処に造られて…ただ[規制済み]があの子たちの運命をいとも簡単に変えていくのを見てきたんでしょ?」
「そうだね…」
「そんな…辛い思いいっぱいしてきたのに…こんな簡単に消えてしまうなんて…」
猫のお面をした少年は涙声になる
「大丈夫だ…ここからは消えるけど…またどこかに現れるかもしれないからね…」
「…」
「だから少年…悲しむ必要はないんだ」
「…」
「君は少し特殊っぽいし色々大変だろうけど…頑張るんだよ…」
目を瞑って消えようよすると少年に呼び止められる
「まって!…な…名前だけでも教えてくれませんか?…僕は音雨って言います…」
「っ…僕は…」
僕は自分の顔にセロハンテープで貼ってはる?マークの描いてある紙を捲り上げ顔が見えるようにする
「僕の名前は無銘だ…元気でな音雨くん」
少し特殊って言ったけど…少しじゃなくてかなり特殊だね…代理存在なのにあの場所に居なくていいなんて…あとなんか女の子バージョン(?)も居るし…はぁ…
「優遇されてるなぁ…」
今までに消えた代理存在達が集う場所で?マークの描いてある紙を顔に貼り付けている彼女は紅茶片手に呟いていた
「ほんとに…面白い世界…」
ねぇ聞いてる?貴方だよ[規制済み]さん…こんな自作自演みたいな事して…楽しいの?……うふふっ…まぁいいや…ねぇ[規制済み]さん?貴方…
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