そして日常へ
特務を終えた後は
翌朝 魔王城
魔王は朝のルーティーンと朝食を済ませ、身支度も完了して家から出た所だった。
そこでサクラと鉢合わせる。
「おはようございます。お父様」
「おはようサクラ」
互いに肩を並べて居住区の中庭を歩く。
「今日もいい天気ですね」
「ティターニアの天気予定ではしばらく晴れだ。洗濯物も良く乾く」
「そういえば干物を干してましたね」
「目立つ場所には干すなと言われたがな」
「居住区側に干せばよろしいのでは?」
「日照時間が短いから好かん」
談笑をしている内に、魔王城の扉の前に到着した。
「ではサクラ、今日も頼むぞ」
「はい、魔王様」
扉が開き、仕事場としての魔王城へと足を踏み入れた。サクラは秘書室へ、魔王は書斎へと分かれて進んでいく。
サクラは秘書室で魔王が直接指示を出すべき案件か十二魔将、七つの冠が対処するべき案件かを区別し割り振る仕事を、魔王は十二魔将会談、その後に指示書などの書類を作成、各地の視察へと赴く。
互いにの仕事を果たすため、それぞれの『日常』へ戻っていくのだった。
読んでいただきありがとうございました。
これにて『七つの冠』編、完結となります。
ありがとうございました。
前章よりもかなり短かったですが、そこはご容赦を。
次回から新章『強者達の日々 PartⅡ』に入る予定です。お楽しみに。
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