十二魔将会談(前)
魔族領 魔都
魔都は全大陸のどこにも属さない造られた島にある。そこには『魔王城』が存在し、魔王が居を構えている場所でもある。
・・・・・・
朝
魔王は眠りから覚めて、歯を磨き、朝ご飯を食べる。朝ご飯はコンディションを考えて自ら作り、一人で食べている。
朝ご飯を食べ終えた後は、十二魔将達と話し合う議題を確認する。【思考加速】で短時間で的確に済ませる。
議題の確認を終えた後は、剣の素振りを行う。
この衝撃で魔王城の鐘が鳴り響く。この鐘が、魔都の一般的な起床時間を示している。
素振りを終え、身体を洗い着替えを行う。
黒鉄の鎧とマントを羽織り、玉座の間へと赴く。その途中、侍女と執事達に労いの言葉をかける。
玉座の間へ誰よりも早く入り、玉座へ腰掛ける。
しばらくして、十二魔将達が入室してくる。転移門を通って、魔都へやって来るのだ。
「十二魔将『螺旋槍牛』ラディオン。只今参上しました」
「十二魔将『剣姫』マリーナ。只今参上しました」
「十二魔将『闘将』レオール。只今参上しました」
「十二魔将『略奪者』クトゥルー。只今参上しました」
「十二魔将『森林賢者』スマイル。只今参上しました」
「十二魔将『快楽女傑』リリアーナ。只今参上しました♡」
「十二魔将『魔導師長』アギパン。只今参上しました」
「十二魔将『雷鳴魔道』フェニーチェ。只今参上!」
「十二魔将『孤独戦艦』シヴァの代理としてシステム・ブラフマー。只今参上しました」
「十二魔将『甲虫戦士』ビクトール! 只今参上しました!!」
「十二魔将『鍛冶仙人』ヴァンダル。只今参上しました」
「十二魔将『天候妖精』ティターニア。只今参上しました」
十二魔将全員が集結し、長卓に着席する。
魔王が一同の顔を見渡し、準備が出来た事を確認する。
「これより、十二魔将会談を開始する!」
お読みいただきありがとうございました
これにて『十二魔将』編終了です!
キャラ紹介の章になってしまいましたが、人数が多いので読者の皆様にしっかりと覚えてもらいたくてここまで書きました。
これからの章は十二魔将達の日常、『強者達の日々』編になります。
壮大なストーリーはありませんが、楽しんで読んでもらえたら幸いです。
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