表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/32

馬車テンプレ?

異世界生活15日目。


今日は単独行動でござい。


女性陣? 今日はリリィちゃんの服を(以下略)


と、言うわけで、俺は女性陣のお買い物に付き合うわけもなく……。


俺は別口でお買い物にいって、クロスボウの追加と、買っちゃいました。魔法銃。それも2つ。


ていうか見た目……。


デリンジャー拳銃に良くにてるんだけどさぁ……。


お前だよドラムマガジン! デリンジャーって海賊とか使ってそうなイメージだし、見た目レトロで格好いいから好きだったのに、なんでついてんだよお前!


控えめにいってバランス取れて無くてクソダサ……。


あの短い銃にドラムマガジンがモサって付いてるとかもうね……。


どーにも、魔法充填する機構を精一杯頑張ってコンパクトにしてコレで限界らしい。


メイン狩場が森だし、長銃身じゃない方が良いと思ってハンドガンタイプにしたんだけどもう。


見た目が納得いかねぇ。


装弾数? ソレ聞いちゃう? 一発ポッキリです。


使い方はかんたん、ドラムマガジン部分に魔法を込めて、使う時に軽く魔力を流しながら引き金を引くだけ。


つまり、単発限り魔法を即時発動できる。なお魔法は自分で込めないと使えない仕様です。


装填に10分近くかかるから戦闘中のリロードはまぁ無理です。


その代わり、クロスボウより強烈な火力を発揮できるので、ある程度金が出来たらコイツをニューヨークリロードで使いたい。


仕込む魔法は……ブラストかねぇ?


ファイアボール系でもいいけど、森で使うのもなぁ……。


あ、攻撃魔法は最初に使って以来ほぼ使ってなかったんだけど、まともに発動するようになってました。


森に出る日は練習してなかったし、クロスボウ使い始めてからは訓練場ではそればっかり練習してたし、


余裕出てきたと思ったらリリィに根こそぎ魔力吸われるから温存する日々だし。


そんな感じで攻撃魔法自体使ってなかったので気づかなかったけど、日々身体強化でちまちまと制御練習してたおかげか、随分とまともに発動するようになってました。


魔法銃使うからって確認で使ってみて発覚したんだけどね。


ひとまず片方にブラストを仕込んで、もう片方にはファイアボール改変の三式弾を装填。


三式弾ってあれです、旧日本海軍の対空砲弾で、一定距離とんだ後空中で炸裂して大量の小爆弾?とばすアレ。例によって某ブラゲで知ったクチです。


アレをイメージして火球が5メートルほど飛んでから炸裂するようなの作ってみた。威力は……まぁ、うん。


牽制ぐらいにゃなるんじゃね? 見た目はクッソ派手になったから使うと楽しいけど。


っていうレベル。まぁ、そんなに魔力込めて使ったわけじゃないけど。できるかなーって試してみたらそれっぽいのができるのは出来た。


実戦だと気合い入れて魔力込める時間無いからなぁ、このへんは要練習。


ただそこを解決するのが魔法銃。予め魔力を込めるんで目一杯で魔力を込めて装填してます。森で使う事を想定して、熱量抑えめ、かわりに衝撃マシマシで。


さてまぁ、実際運用してみようって事で、森に行って見る事にしてみました。


ソロだし浅層だけど。


ちなみにこの森、直径30kmぐらいある森で、中心から半径5キロぐらいが深層、そこから5kmぐらいのドーナツ状の区域が中層。その外側5kmぐらいが浅層です。


といっても、魔物の生息域でのふわっとした区域分けなんで、どっちの魔物も出る中間層もあったりするし。時期によって範囲は変わるし、そもそも森が真円なわけ無いし。


大雑把にそんなもんって覚えとくといいよ! とはミーナさんの言。


ゴブリンや灰色狼が居るのが浅層、トロールが出たりするのが中層、俺もまだ知らない上位の魔物が居るのが深層って事らしい。


オークは浅層にもまれに居て中間層あたりから増え始め、中層ではゴブリン代わりにいるらしい。


浅層に出る魔物はオーク以外は賞味レベル20もあれば鼻くそほじりながらでも勝てるらしいので、野営するんでなければ俺でもソロ余裕らしい(フローラさん談)


オークもクロスボウで一撃できるから単品なら狩ってもいいだろう。


例外はゴブリンが集落作ってたりして、数がクッソ多くて上位種が発生してる場合。


見つけたら速攻逃げてギルドに報告する案件らしい。ミーナさんとかフローラさんだと潰すだけならソロでいけるそうな。


俺でもゴブキンが居なければやり方次第で行けるんじゃね? とは言われたけど、行ける気がしません。


しかし、この前のアレをソロでいけるのか……。乙級冒険者すげぇ。


なおゴブリン系ならヘレンとリリィなら要救助者が居ない前提なら一瞬で壊滅させられるそうです。


まぁ、あの二人は範囲攻撃の鬼だしなぁ。


この辺はフローラさんの戦力分析だから多分間違って無いとおもう。


森の浅層をしばらくうろつく事しばし……、単独でうろついているゴブリンを発見し、駆け寄って一気に距離を詰め、ブラストを込めた魔法銃を接射で打ち込む。


結果は……。


悲鳴すら上げることなく上半身が消し飛び、腰から下だけが残される事になる。


ブラストはダメだわ、討伐証明部位も素材も全部消し飛ぶ……。


その場から離れ、魔法銃に次の魔法を込めるべく、比較的安全な街道に出る事にする。


魔法銃に魔法を込めてる間って基本的に無防備だし、中断するとダメだから、ソロだと再装填が難しいのも難点だなぁ……。


「あれ……」


森から街道に出て来ると、何か戦闘中っぽい音が。


どうやら馬車が盗賊……?に襲われてるっぽい。


俺まだ人って殺した事無いんだけどなぁ……。


幸い俺が出てきたのは盗賊の背後側。


気づかれないうちに有効射程にまで接近し、クロスボウを連射。


有るだけつかって護衛と戦っている10人の盗賊の背中にボルトをお届けする。


頭を狙わないのは、人を殺す踏ん切りがつかないから。だからぶっちゃけ殺す気では打ち込んでない。


馬車の護衛の人の手助けになればそれでいい。


思わぬ所から攻撃を受けた盗賊に動揺が走り、それを見逃さずに護衛の人が反撃を行ったので盗賊の数が一気に減る。


「クソ! まだ護衛が居たのか!」


流石にここから再装填する暇は無いので、10キロハンマーを取り出して盗賊に駆け寄り、魔力を目一杯込めてハンマーを地面へと叩きつける。


衝撃を受けた地面から土が吹き上がり、この前フローラさんの前でやった時よりも大きなクレーターが出来上がる。


「やべぇ! 上級冒険者だ! 撤収しろ!」


それを見て一人がそう叫べば、一斉に盗賊が森へと逃げ込んでいく。流石に盗賊なんてやってる連中は逃げ足が早いなぁ……。


ハッタリが効いてよかった。流石にハンマーで直接人間をぶん殴る覚悟は出来てないから。


フローラさん曰く威力だけなら乙級と言い張れる、というのは嘘じゃないらしい。


「助力感謝します」


盗賊が逃げ去ったのを見て、護衛の人が頭を下げる。多分この人がリーダー格だろう。


ただ、一人の人は頭を下げるものの、他の人は俺に対していつでも剣を抜ける警戒態勢のままで、交代でポーションを使ってるぽい。


まぁ当然か、突然乱入してきた正体不明の存在なわけだし。


「丁級冒険者のサトルといいます。たまたま通りがかった所でお困りのようでしたので。助けになれたなら幸いです」


空間収納にハンマーを放り込み、冒険者証を見せる。


「私からも礼を言わせてもらいます。賊の数が多く、危ない所でした」


そういって馬車から出てきたのは、ドレス姿の女性。年の頃は17~8かね?


腰までの金髪に青いドレスで、上品で清楚な印象がある。


「イザベル様! まだ馬車の外に出てきては危険です!」


「私はイザベル・リンゴン。リンゴン家の次女ですわ。お名前をいかせていただいても?」


護衛の人の言葉をガン無視して俺に話しかけるご令嬢。多分お貴族様なんだろうなぁ。


これ、この後お礼に屋敷に呼ぶとかそっち系のパターンかなぁ……。


「丁級冒険者のサトルと言いま……危ない!」


自己紹介をして頭を下げ、頭を上げると同時に茂みから飛来する火球に気づく。護衛はイザベルの後ろからこちらを見ていて気づいてない!


とっさにイザベルに体当たりをするように押しのければ、その火球は見事に俺の頭に直撃し、顔面を焼く。


「くっそ……!」


視界の片隅に表示させたステータスのHPゲージがゴリゴリ減っていくのが見える。


現在値も、ソレに遅れて上限値も徐々に減っていく。


顔を焼く炎はすぐに消える気配は無い。とにかく二発目を撃たれるとマズい。


魔法銃を取り出し、三式弾を火球が飛んできた茂みに叩き込む。


茂みに飛び込んだ火球はそこで炸裂して多数の小型の火球に分裂し、何かにふれるたびに轟音とともに炸裂する。


おそらく命中したのだろう、悲鳴が聞こえてくる。


ヘルメットが溶けて、顔にプラスチックが垂れる。呼吸をするたびに喉が、肺が焼かれる。


俺の意識はそこでぷっつりと途切れた。

今回も最後までお読みいただいてありがとうございます。


もしよければ評価、感想等いただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ