かえりのみち
「また明日」
飛び交う言葉は僕と無縁。
夕陽の差す教室。
真新しいランドセルは艶を増して、子供達は一斉に校門を飛び出す。
赤いランドセルは群れを成し、黒いランドセルは散り散りに走り去る。
僕は長い影とともに手提げ鞄と手を繋ぎ、小石を連れて家路についた。
赤信号。歩道橋。曲がり道。下り坂。商店街。
前の子たちは枝分かれ。
僕と小石を取り残し。
影は濃さを増していき、小石も小さな影連れる。
「また、明日」
溝に蹴り込む小石に告げる。
「また明日」
飛び交う言葉は僕と無縁。
夕陽の差す教室。
真新しいランドセルは艶を増して、子供達は一斉に校門を飛び出す。
赤いランドセルは群れを成し、黒いランドセルは散り散りに走り去る。
僕は長い影とともに手提げ鞄と手を繋ぎ、小石を連れて家路についた。
赤信号。歩道橋。曲がり道。下り坂。商店街。
前の子たちは枝分かれ。
僕と小石を取り残し。
影は濃さを増していき、小石も小さな影連れる。
「また、明日」
溝に蹴り込む小石に告げる。
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