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えぴそーどきゅっ!

気づけばそこは王城で暮らしてたときの自室でした……。


って、エルザに教えて貰ったんだけどね!

目覚めて「ここはどこだ?」って呟いたらエグいぐらい心配された。


がっつりぶっ飛ばされて、地面にたたきつけられる前にエルザが助けてくれたらしい。

まぁ、その頃には俺の意識はなかったわけだけど。


そしてそこはかとなくお姫様抱っこで救出されてる気がするんだよねぇ。


なんで、そう思うかって?


あの後のこと聞いたら若干気持ち悪くなりながら答えたんだよね。「地面に叩きつけられる前に私が救出しました、グヒっ」ってね。


エルザを知ってると予想ついちゃうよねー。


まぁ、そんなこんなで俺は無事でした!


で、目覚めて少ししたら嵐のような勢いでリアーナがやってきた。


ノックが聞こえて入室許可出した途端リアーナが俺の鳩尾にロケット頭突きですよ。


リアーナの可愛いおでこが俺の鳩尾に見事に突き刺さり悶絶しそうな痛みにさいなまわれながら耐えました!!


可愛い妹に苦しむ姿を見せると悲しむからね!

俺頑張った!


「おにぃーさまぁー!ずびばまぜんんんんん。わたぐじがわたぐじが、がげんぼぉがげんぼぉぉまぢがえだぜいでえええ」


おおう!お腹にグリグリえぐりこんでくるリアーナのおでこよ。


おにぃーさま結構ピンチよ?


「り、リアーナ落ち着け。俺は大丈夫だ。気に病む必要などないぞ!素晴らしい魔法だった!」


「おにぃざばぁーーーーー!!」


「ぐぼべ!」


レオンハルトはリアーナの締め付けから逃れられない。リアーナの締め付けは威力が50%あがった。


こ、これを耐えて……。リアーナのためなら耐えれるはず……、俺がんばれ……。


まずはリアーナの頭を撫でて。


「うべっ」


ま、また締め付けが……


「リアーナ……お、俺は大丈夫だ。まずは……顔を見てはな…そう……か。」


「おにぃさま……」


ヤバかった!リアーナが顔を上げてくれなければ今頃ヤバかった。

どんな風にヤバかったかって?


マーライオンになったまま気絶する直前って感じ。


それにしても、まだ幼いのにこれほどの力を持ってるってリアーナすごすぎんか?


魔法も物理もイケる万能感あるんだが……。


「おにぃさま、ホントに大丈夫なのですか?お怪我はありませんか?」


「もちろん、大丈夫。怪我もしてない。だから、安心してくれ。」


まぁ、怪我はないけど腹を締め付けられて気絶しかけるって稀有な体験はしたけどね!


頭を撫でてやるとリアーナはその手を取って頬に寄せた。


「おにぃさまが無事で本当に良かったです。」


えっ?!ウチの妹ヤバいんですけど!!

童貞オタとかこれだけでいちころじゃねーか!

なんという魔性!!


「ありがとう、リアーナ。心配をかけたな。」


「いえ、そんな……あれはわたくしが加減を間違えたばかりに……」


「そう!それだリアーナ!加減を間違えたと言ったがあれはどうやって発動したんだ?初めて見る魔法だったぞ?」


「えっ?えーと……なんとなく火と風の魔法を使えば出来るかなと思いまして。」


やっぱ既存の魔法でないよな?!ゲームでもあんなのみたことなかったし!


「と言うことは、オリジナルの魔法ってことか?」


「???わたくしにはわからないです。」


なっ???

できると思ってやったら出来たってことか?!え?リアーナちゃんって天才なんじゃね?


「バトラージュ!」


「はっ。レオンハルト様、いかがなさいましたか?」


「リアーナの才能は?」


「魔法に関して全属性の適正をお持ちです。術の創出は今回が初めてですが、リアーナ様は…てん所謂天才かと。」


「わたくしが、天才だなんて。」


リアーナちゃん両手でほっぺ押さえてクネクネしとる。嬉しかったのね。

うん、かわいい。


って、そうじゃなくて!!!

いたよ規格外!

主人公のアレス以上の存在じゃねーか!

術の創出なんてゲームの時なかったぞ!!


それが出来るならやれることが一気に……増えないな……発想があってもレオンハルト様に魔法適性がないからな。魔力量だけは規格外らしいんだけど出力できないとか無駄でしかねー!!!


「あの……おにぃさまはどんな魔法適性が???おにぃさまのことだからきっと素晴らしい適正をお持ちなのでしょ?」


……無邪気ってたまに残酷だよなぁ。まぁ、俺はレオンハルト様じゃないから気にならんけど。

魔法適性がないのはレオンハルトのコンプレックスだったもんな。


ほら、事情をしってるバトラージュがハラハラした表情してるじゃん。

子供の頃の舞踏界で悪気なく聞いた伯爵令嬢ボコボコにした前科あるからなぁ。

もちろんファンブック参照


「すまんな、リアーナ。俺には魔法てきせ「土木魔法です。」」


え?エルザさんいまなんつった???

俺適正あるの???


「土木魔法?ですか?それはいったいどのような魔法なのです?」


リアーナよく言った!俺も聞きたい!!!

なにその魔法。

なにができるの?!てか、適正あったの驚きなんだが。


「私も詳しくはありませんが、木を切ったり、穴を掘ったり、地面を固めたりと一つの属性に縛られずバリエーションが豊富なのが特長だそうです。しかし、直接的な戦闘に向かない魔法だと聞いております。何百年に一人というレベルのとても希少な魔法適性なので文献も少なく詳細はわかりません。ただ、伝承を鑑みると初代国王がその魔法適正だったのではないかと言われております。」


「それは、素晴らしいです!さすがおにぃさまです!」


「はい!レオンハルト様は素晴らしいです!」


いやいや、ちょっとまて!そんな話聞いてないぞ!てか、ファンブックにも載ってなかったぞ!!そもそも、土木魔法ってなんだよ?!つかそんな偉大で希少な魔法適性なのになんでコンプレックス持ってたの???


そいや、バトラージュがハラハラした顔でこっち見てるな。


……もしかしてこれは、レオンハルト様土木魔法の適正にコンプレックスがあったってことか?


王族が開拓するわけでもないし、初代の時代なら必要だったろうが、今の治世でこの魔法は必要ないとかそんな感じか???


となると、戦うための魔法が花形なこの時代に全属性をもつリアーナを羨ましく感じて虐めていたってことか?


こんなに可愛い妹を虐めていた意味がわからんかったけど、それでならわかる。納得は出来ないし理解も出来ないけどな。レオンハルト様マジでダメンズだわ。器が小さすぎて反吐が出る。


まぁ、今は俺なんだけど。


「ふむ。二人ともありがとう。おかげで適正に自信と誇りを持てそうだ。まぁ、なにができるかわからないけど……。これからは魔法も学んでいこうと思えたよ。ありがとう。」


うん、バトラージュさん目がまん丸だね。そだよね。レオンハルト様の人物像と乖離しすぎてるもんね。驚くよねー!


って、エルザはエルザで涙腺ぶっとんでる!!


「わたくしの言葉でおにぃさまが誇りと自信を???ほぇーーー!おにぃさまの、お役にたててわたくしとても嬉しいです!」


リアーナ、ほえーはやめような。お姫様だからね?って、リアーナが可愛すぎて俺には言えない。ずっとそのままでいてほしいです!!

兄、姉、弟、妹。

それぞれがそれぞれの個性ありますよねぇ。


小説のような兄妹、姉弟、兄弟、姉妹なーんているのかなぁと思う今日この頃。


いてほしいようないたら怖いような…。


今日も読んでくれてありがとうございます!

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