表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/53

えぴそーどごじゅーいち

はい、皆さんこんにちわ。レオンハルトです。

今回は修行回……ではなく、武芸大会当日です。


そう!!武芸大会当日です!!!


いやね、もうね、ほんとね、大変な日々だったよ。

毎日、毎日、毎日毎日!!!!


えいっえん、魔法ぶつけられるの!!!


その度にスケープドールが爆散するから、身体には傷がつかないよ?無傷。


でもね、目の前で爆発するの!!

手元で爆発するの!!!


火の玉も、氷の槍も、土の弾丸も、風の刃も、雷の矢も!!全部!!

弾くつもりで斬ったら爆発するの!!


爆発したらスケープドールも爆散するの。

ちなみに魔法をそのまま受けてもスケープドールに影響なしよ?

防ごうとしてダメージ大きくなるとか意味不明なんだけど!!


まあまあ、そんな訳で大量のスケープドールを使用しましたよ。ドールが破壊されるたび、見学していたアンセムが嬉々として造り出してくれんの。


おかげでノンストップ。


買うとくっそ高いのに、あんな簡単に作れるなんて反則じゃね?とか思いました。


これ戦争に使えば余裕で勝てるんじゃ?とかも思ったんだけど、既に対策されてるらしいわ。スケープドールの効果を無効化する魔法具がちゃんとあるらしい。何も言ってないのにコソッとエルザさんが教えてくれました。


ホントなんなんだろね?あの能力。心の声が聞こえてるわけではないらしいけど……


聞こえてるようにしか思えんわっ!


まあ、そんな訳で地獄のトレーニングをみっちりやりました。時には魔法の直撃を受けたり、時には手元で爆発して吹き飛ばされたり、時には反射に成功したりとね。


だからこそ、あえて言おう!!


今の私に死角しかないと!!!


え?死角はないじゃないよ?


死角しかないであってる。


だって、実際死角しかないからね!!!

そりゃさ、めっちゃ頑張ったよ?もう、限界超えてるってくらいに頑張った!だからって結果が出る、なんてのは別だと思うんだよね。


ええ、そうですよ。

モノにできませんでした。


今でもバッチリ自爆します!!


成功率?


50%くらいじゃね?理論も理屈もわかんないし、なんとなくでやり続けてようやく50%よ?

最初なんて10%も成功しなかったからね。そう考えるとおやじ殿と訓練した時の成功率は奇跡だと思うわ。


そんな訳で使えません!!!


いやもう、ホント実力で勝つしかないよねー。

あーーー、もうっ!マジで嫌になるわ。


まーあ、救いなのはエキシビジョンマッチが開会式直後だってことかな。長い時間ハラハラしなくて済むし、胃に優しい。


「レディーーースエーーーンジェントルメーーーン!

学生諸君!!ついにこの時がやってきた!!


朝一番からボルテージは最高潮!!

この闘技場に立つは、ただの学生ではない!!


我が国が誇る王子ッ!!

次代を担う稀代の天才!!

レオォォォンハルトォォォ!!!


対するは


神聖王国ロマーニュの威信をその双肩に背負う王太子ッ!!

高潔にして苛烈なる伝説の継承者――

クデェェェェール!!!


さあ、誇りと誇りの激突だァァ!!

一歩も退けぬ王者の矜持!!


譲れぬ未来が、ここにある!!


さあ両雄、中央へ進め!!

開戦のゴングは、今だァァァァァッ!!」


はぁ…現実逃避はやめよう……。


感の良い諸君なら、わかっているのではないだろうか?


長ったらしい式典も終わり、開催宣言がなされ……。

そう! 今ココに、エキシビジョンマッチが開催された只中にいるということを!


あーーーーー!!!めっちゃ憂鬱!!


ま、成功率50%の時点で、この戦いでは使えないし、セカンドプランでやらせてもらいますけどね!


「あの、馬鹿。勝手に開催とか叫んでんなよ。」


そりゃ、ごもっともです。


いきなり始まるのかと思いました。ほんと、紛らわしいアナウンスやめてほしいよね。


つか、審判の先生も大変っすねぇ。


「2人が冷静でよかった。わかってると思うが、まだ開始ではない。これより簡単なルール説明をする。」


「「はい」」


「試合はスケープドールを使用する。

お互いに配布されるスケープドールの数は4個。

先に3個破壊された方の負けとなる。


開始の後はどちらかが降参宣言をするか、ドールを3つ破壊されるまで止めることなく続く。1つ破壊したからと気を抜かず、試合を継続してくれ。」


「「はい」」


「見ての通り会場は壁に囲まれている。場外などはないから、うまく広さを使って戦うように。」


「「はい」」


そう。俺たちが立ってるのは円形闘技場のような場所だ。地面は加工されておらず、観客は壁の上から見下ろすかたちになってる。しかも、観客席に攻撃が届かないよう結界で守られていて、全力がだしやすい安心設計!


てぇ!!!安心設計じゃないっ!!!


全力で魔法を行使できるって事なんだよ!!

俺、くっそ不利じゃねーか!!!ふざけんなっ!


「さて、最後に何か聞いておきたいことはあるか?」


「はい!」


「お?レオンハルト君、何を聞いておきたい?」


「攻撃方法に禁止事項はありますか?」


「基本的な闘技ルールに則ってくれるなら問題はない。ただし、目つぶし、金的、急所狙い等、本来の試合では禁止とさている攻撃が、武芸大会では許可されている。全てスケープドールが肩代わりしてくれるから、安心しろ。


ただ気をつけろ。


通常、致命的なダメージを負えばスケープドールは発動する。しかし、それ以外でも部位欠損を伴う攻撃を食らえばスケープドールは発動する。


逆に言えば3カ所の部位欠損を狙えば致命的なダメージを負わせなくとも勝てると言うことだ。

うまく利用して戦えよ。」


「はい!ありがとうございます。」


ふむ。部位欠損を伴う攻撃でスケープドールが反応するってのは知らなかったな。

まっ、禁止されるような攻撃がないってんなら、なんの憂いもなくセカンドプランを行使できる。それでダメなら50%カウンターでやれるだけやるしかないな。


サードプランなんてねーし。


「もう、質問はないようだな?」


「「はいっ!」」


「では、開始は銅鑼の音で知らせる。まずは双方礼。」


「「よろしくお願いします。」」


うん。なんだろう、この学生感。


試合で「よろしくお願いします。」って礼するの学生の間だけだよなぁ。まっ、相手を打ち負かす事が主題じゃないから、こんな感じになってんだろうけど。


「では、双方白線まで下がり銅鑼の音を持つように!」


先生も主審席まで下がったね。


リングの上には俺とクデールだけ、銅鑼の音を、今か今かと待っているのだけど、俺のやることはとてもシンプ……。


ボォーーーーーーーン


開始の合図と同時にイメージしていたセカンドプランを実行する。


結果……


「…………しょ、勝者、レオンハル「ちょっと待てぇぇぇぇ!!!!」」


くそ!!おやじ殿から待ったがかかったよ。

ルールに則ってるはずなのに解せん!!!

皆さん読んでくれてありがとう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ