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えぴそーどごじゅー

「はい!喜んで!」


うん、どこの居酒屋さんかなぁ?

いやまぁ、いいけどさ。


「それではご報告いたします。


レオンハルト様に向けて放たれたファイアブリッツ・ヘクサですが、三発はレオンハルト様のもとで爆発し、残る三発は、ギリアム様、ドレイク、そして私へと跳ね返されました。


それぞれが魔力盾を展開し防ぎましたが、盾に触れた瞬間に爆発。不意を突かれる形となり初動が遅れました。


どうにかレオンハルト様のもとへ向かいましたが、爆発により上空へと打ち上げられたレオンハルト様をお救いすることはできませんでした。」


「爆発で不意を突かれた?本来であれば爆発しないものなのか?」


「はい。ファイアブリッツは複数同時での使用に重点をおいた魔法です。消費魔力も少なく同時に行使できる事が最大の利点です。初弾、次弾あたりで対象の魔法盾を破壊し、残った弾で魔法盾を張り直す前にダメージ与えます。


ですが、一つ一つの攻撃力は低く、あのように爆発する事はないのです。」


ふーむ?じゃあ、なんで爆発した???


んーーーーー、なっぞ!


レオンハルト様、カウンター系はなかったはずなんよなぁ。やたら回避とパリィはするけど物理にしても、魔法にしてもカウンターはしてこなかったんだけど、なぜ、できた?


「おにぃーーーーいーーーーさーーーーーまぁーーー」


おおう?!この声は!!


声が聞こえたと思った瞬間、扉が開き超高速で飛来する金髪美幼女!!


そう!我が妹リアーナちゃくぼばっ!!!


…リアーナちゃん…マジ天使だけど……どうしていつも鳩尾に突き刺さるのか……。


そして!


いつものようにおでこグリグリからの強力な締め付け……


ぐぇぇぇ……


力強なっとるやん……めっちゃキツイんやけど……。


あ、ヤバイかも…


「リアーナ様!!レオンハルト様のお顔色が!!」


「え?」


「げっほげほけほ、だ大丈夫だ、リアーナ。心配をかけたな。」


「おにいさま…」


ふぅ~。それにしてもエルザさんナイスアシスト!

一瞬、川の渡場でおやじ殿にあったよ。って、おやじ殿?!なんで?まだ生きてるはずだよな?!


「レオンハルト、無事に目が覚めたようで何よりです。」


えーっと…え?!誰この人?!

白い肌、翠色の澄んだ瞳に金髪ロングの美女?!?!

見たことないんですけど!!!


てか、え?!


左手にホロぞうき……おやじどのぉ?!?!


え?


は?


え?


なんで?!


てか、誰?


え?


つか、左手1本でおやじ殿の首根っこつかんで、重さを感じさせない移動って?!


「エルセリアお母様!!」


「あら、リアーナ。あなた、レオンハルトととても仲良くなったと聞いておりましたが、ここまで仲良くなっていたのね。とても嬉しいことです。」


「ありがとうございます。レオンハルトおにぃさまは、とてもよくしてくださるのです。」


「それはよかったわ。そう言えば、ハゴイタはあなたを想って作ったと聞いたわ。」


「はい!お庭でおにぃさまとお会いしたときに作っていただいたのです!わたくしにとっては、夢のように楽しい時間だったのです。」


「あら、そうなのぉ。それはとっても良かったわぁ。でもね、リアーナ。レオンハルトは私にまだ何も作ってくれないのよ?どう思う?」


「なんとぉーーーー!んーーーーー。

おかあさま!大丈夫だと思うのです!

おにぃさまがお母様に何も考えてないわけがないのです!だから、大丈夫なのです!!」


いや、大丈夫ではないぞ、妹よ。


でもってこの人、たぶん母上だな。レオンハルトのお母様だったと思う。


いや、そりゃ母親いるよね。ゲーム内では名前しか出てきてなかったし、どんな人か分かってなかったけどこんな美人だったとは……。


つか、レオンハルト君お父さん似だね。


さて、それにしても困った。母上を想っての何かと言われても何もない。そんなポンポン出るわけないじゃん!で、だ。これはひねり出さないと、なんとなくまずい気がするんだよねぇ。


さてさて、どうしたものか…。


「あら、それは嬉しいわ。レオンハルト、あるのかしら?」


あるのかしら?って、そこにyes以外の回答が無い気がする!!これは、質問であって質問じゃねー!!


「……も、もちろんですよ。お母様。」


「あら、嬉しい!!それはどんなものなの?」


「い、今は秘密です。出来上がり次第お持ちする予定ですが……新作を出しすぎて民が付いてこれておりません。ですので、市井が落ち着き次第お披露目いたします。」


「いいわ。とてもいい。ちゃんと民のことを、考えられていて偉いわよ。では、出来上がるまで楽しみに待つことにします。それと…」


母上はポイっと左手につかんだボロ雑巾……おやじ殿を投げた。


「あなたに怪我を負わせたこのバカはちゃーんと叱っておいたから安心してね。」


……おやじ殿、顔の原型変わってるよ。ボコボコだよ。


リアーナちゃんがヒィってなって思いっきりしがみついたせいで若干死にかけたよ!!


つか、彼岸で船待ちしてたの本人だったんじゃ?!


「フルキュア」


なんとぉ?!最上級の回復魔法じゃないっすか?!母上殿、それ使えちゃっていいんすか?!


世界で三人しか使えない設定だったはずですけどー。


とか、考えてる間におやじ殿完全回復!!


スクッと立ち上がったよ!!


「ふむ、問題はなさそうだな。」


普通に喋りだしたーーーー!!

色々気になりすぎるのに、普通に話し始めたのこの人!


「え、ええ。まぁ。」


「なら、よかったぜ。にしても、お前、あれは何だ?」


「あれ?ですか?」


「魔法を増幅してはじき返しただろ。どうやった?」


「あれですか…。無我夢中でどうやったのか自分でもわかっていません。」


「なんだと!ならば、再現はできないのか?」


「わかりません。なんとなくできる気もするのですが、どういう仕組みでできているのかわからないので、再現できるか自信ないですね。」


「自信がないか……ふーむ。


レオンハルト!

練習する場は用意してやる。やるか?」


へ?あれを練習?


てことはさ、俺に向けて魔法撃たれるんでしょ?

失敗したら危なくね?つか、うまくはじき返せればいいけど、手元で爆発する危険もあるんじゃ?


え?

やっぱ、危なくね?


いやでも、あれをモノにできればクデールとの戦いもけっこう有利になるんじゃねーの?


攻撃魔法使えなくても、カウンター的な感じで使えるし。


んーーーー、でも魔法で撃たれるんだよねぇ?

被弾しても怪我するし、怪我したら剣技の練習もできないし。


んーーーーー!!


ハイリスクハイリターンすぎる!!


「なんだ、悩むなんて珍しいな。ここ最近は即断即決だったように思うが?


あー、国庫でやらずにポケットマネーで手配してやるよ。血税だからとか考えてんだろ?


息子のトレーニング代くらい何とかしてやるから安心しろ。いくらスケープドールが高価だと言ってもアシュクに比べりゃ安いもんだしな。それに宮廷魔術師のアンセムにお前の特訓を見せてやりゃ、喜んで量産してくれるぞ。」


え?練習風景見せるだけでスケープドール使い放題?


え?!


あれ、レアアイテムじゃないの?!

てか、作れるの?!


てかてか、そうなると、怪我する心配はないから不安はないっ!!

見たいなら存分に見てくれても構わない!!


乗るしかないよね!このビッグウェーブ!!


「父上、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」


「おうおう!魔法を増幅してはじき返すなんてやったやつはお前が初めてだ!


ぜってぇ、モノにしろよ!


息子に偉大な力を開花させた、聡明な王として歴史に刻まれる予定だからよ!しっかり頼むぜ!」


うぇー?!?!

いつも読んでくれてありがとうございます。

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