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えぴそーどよんじゅーごー

えーーーっと…なんて言葉をかければいいんだ?


おはよう?いや違う!

よくやった。それも違う!

貴様!何をしてる!んー、しっくりこねぇーな。


「これは?」


って、出た言葉それかよっ!!

「これは?」ってなんだよ?

つか、他に聞くことあるだろーが!


いやテンパりすぎてもうよくわかんねーよ。


「あ!はい!レオンハルト様のお命を狙っていそうだったので捕獲しました!」


元気いっぱいに答えてくれるプリメラさん。

いやね、あーたね、辺境伯のご令嬢なんでしょ?

しかも、違う学園行ってるんだよね?

そんな堂々と姿晒しちゃっていいんすか?!


つか、お前の設定どこいった!!


「れ、礼を言う。助かった。」


「いえ!そんな…当然のことをしたまでです。」


「そ、そうか…」


って、そうじゃなくてーーーー!!!


俺、フィアンセいるの!

君がここから出ていくの見られるだけで大問題なの!!エルザどこいった?!


「ここに」


って横にいんのかーい!!


「どういうことだ?」


「賊が現れたので捕縛しようとしたところ、プリメラ様が出てこられ、レオンハルト様の身をお守りになりました。」


「プリメラが?どこから?」


「天井裏です。気付いていたのですが、悪意を感じなかったので好きにさせておりました。」


「なん…だと……。いつからだ?」


「入学式でお会いになられた後、たびたび来られております。」


「え?!そんな前から?!」


「はい。レオンハルト様の寝顔を見てはニヤニヤしておりました。」


「それ放っておいたの?」


「一切害意はありませんでした。むしろ、レオンハルト様を護衛するような気配でしたので、自由にさせておきました。」


って、なんでコイツ、ドヤ顔なんだよ。

放置してて正解だったでしょ?的な空気が謎なんだって。


「プリメラ様を見極めるため、一匹わざとここまで通すように指示を出していたのですが、結果はこれです。

彼女は立派なメイドになれます。」


「メイド?!」


「はいっ!私の部下に頂けませんか?」


「はぁーーーーーー?!」


プリメラがエルザの部下に?

え?これいいの?


つか、裏ではこんな展開になってたの?

それとも、ストーリーブレイクの影響?

謎だ!!謎すぎる!!


でも、まてまて。これは、エルザが部下に取り立てたから、レオンハルト暗殺が簡単に成功したってこと?

それとも、部下にすることで死亡フラグが回避できる感じ?


どっちだ?


ヒントなさ過ぎて答えがわからん!!


「ここの護衛は必ずエルザがするとしたうえで、本人に聞いてみてOKが出たらかまわないよ。」


「え?なんですって?!私がレオンハルト様の寝所を独占して護衛して良いと?!そういうことですか?そういうことですよね?!」


「え?あ、ああ。」


「ああ、なんたる至福!なんたる栄誉!!

身命を賭してお守りすると誓います!!」


うっは!やっちまった。

エルザさんのポンコツスイッチ押しちまったよ。

つかなんか今日は、目がギラついてて怖いんだけど……。


とはいえ、背に腹は代えれないし、おなしゃす!

つか、エルザさん、プリメラの事どうでもよくなってない?

大丈夫なの?!


「あ、うん。よろしくね。」


「なんとぉーーーー!!!許可がでた?!ありがたき幸せ!!大船に乗った気でいてください。絶対成功させますので!!」


お、おう。つか、成功って何よ?!護衛に成否あるの?いや、あるか。


つか、否はオレの死じゃねーか!!

恐ろしすぎるわっ!


はぁ……


で、プリメラを部下に欲しいわけね。

とりあえず、本人に意思確認してみるか。


「えーっと、そなた……。メイドに興味はあるか?」


「え?!メイドですか?」


「ああ、エルザがそなたをスカウトしたいと申してな。どうだ?」


「!!!ありがとうございます!!よろしくお願いします。」


あ、快諾した。


「では、プリメラよ。」


「え?プリ……メラ…?えっ?!」


え?


えってなによ?こっちがえっ?なんだが!!


「あの…え?私?あれ?え?あっ…。」


「プリメラ?」


「あ、わた、わたし、わた…」


ボンっ!って音鳴らして消えました!


なんだよそれ?!

え?いや、意味不明なの俺だからな???


「素晴らしい隠形ですね。一瞬見失ってしまいました。」


一瞬なのね。既にどこにいるか分かってるのね。

さすがですわ。


「朝から何だったんだ、いったい……。」


つーかさ、ほんとに意味不明だよね。

朝起きたらプリメラがいて、黒装束捕縛して最後は逃走。

いや、守ってくれたのはありがたいけどさ。


つか、この黒装束どこの何よ?

今までなかったよな?気づいてなかっだけか?


わからん。


「エルザ、そいつらの関係はしっかりと探っておけ。あと、プリメラだが……どうしたものか…。」


「はっ!プリメラに関しては私の方から接触してもよろしいですか?」


「んーーー、いや。今はやめておいてくれ。」


「はっ!」


「それにしても、このような事は頻繁にあるのか?」


「レオンハルト様がアイシャを雇われた頃から頻度が増えました。」


「アイシャを?ふーむ…神聖王国か?」


「はい。神聖王国からの間者も確認されております。ですが、特定の一国に限らず周辺諸国全般で増えている状況です。」


「ふむ。目的は?」


「主に諜報です。まれに暗殺も。

ですので、レオンハルト様にに近づく前に処理しております。」


ふーむ……。


てことは、色々やり始めたことが、周辺国に知れ渡って探り始めたって感じか?


だとすれば、どこまで知られてる?レオ=レオンハルトってのもバレてたりすんのか?


いや、そもそもなんで探られる?アシュクとハゴイタ売ったくらいで、これほど注目されるもんか?


「アシュク、ハゴイタで国を買えるほどの財を成し、アイシャを始めとする人材雇用により、世界に名だたる著名人を多く抱えられております。

それに加え、グラハムが率いた組織の壊滅。


以上のことから周辺国はレオンハルト様を警戒し始めたという訳です。


懸念されている、レオンハルト様とレオ様の関係はまだ知られておりません。」


おお!さすがエルザさん。

気配読みの達人かっ!!

つか、絶対心の声聞こえてるよ、この人。


「人材と財はわかるが、グラハムがなぜ関わる?」


「ご存知ではなかったのですか?

レオンハルト様が徹底的に調べろと仰ったので、ご存知なのだと思っておりました。」


「ん?そこまでの存在だとは思っていなかったが?それほどまでだったのか?」


「はい。ご命令通り念入りに調べた結果、グラハムは世界的にトップクラスの犯罪組織、ファントムバニシュの旗頭でした。

調べ上げた情報をレオンハルト様の指示通り、ギリアム様に報告したところ、全ての拠点を壊滅させ幹部クラスの者たちを全員捕縛しました。」


えーと?え?

グラハムってそんなすごいやつだったの?

え?

モッブとかいうモブ侍らせてるおバカだったと思うけど? 


旗頭なの?象徴なの?

世界的な有名な犯罪組織の?


嘘だろ?!


ゆるい世界だとは思ってたけど、これはひどすぎね?

あんなんがトップクラスの犯罪組織のトップとか。


いやいやいやいやいや、無理あるでしょー。

そんな大人物になれる器やないてー。


まーあ、百歩譲ってそうだったとしよう。

そうだったとして、なんで俺?


「その功績までなぜ、俺についている?

父上がなしたことだろう?」


「その通りです。ですが、グラハムがファントムバニシュの旗頭だとは誰も気づいておらず。

レオンハルト様の言がなければ、盗賊か傭兵の集団として処罰されただけで、大規模な犯罪組織と結びつけられるほど調査されることはなかったのです。」


「え?旗頭なんだろ?アイツがいなくなれば勝手に潰れるじゃ……あー、神輿か。」


「はい。重要なのは幹部。旗頭は武力の高い馬鹿を用意して実際はサブリーダーが実権を握っているタイプの組織でした。そう言う意味でグラハムは操りやすかったしょう。


グラハム自身もファントムバニシュのリーダーだと喚いていましたが、誰も信用していませんでした。」


哀れグラハム


「で、俺の命令通り調べたら本当にファントムバニシュと関わりがあり、はかせた情報で一網打尽にできたと?」


「はい。奴らに情報が伝わる前に一斉検挙で壊滅しました。我が国内に留まらず全ての国と連携し、結果、根絶やしです。」


「ん?いや、ちょっとまて?やっぱ俺関係ないじゃん!今の内容だと俺の功績じゃないよな?」


だって、主導してるの完全にオヤジ殿じゃん!

俺の出る幕ねーじゃん?

なぜ、こんなことなってんのよ?!


「えーっと、それは……新年を祝われた時にギリアム様がシャイラ様にお話になられ、周りにも聞こえる声量だったので周知の事実となりました。」


「えっ?!父上が叔母上に?!なんで?!」


「アイツ、マジで面白いことなったてんだ!と楽しそうに話しておられました。」


えーーーー!何言ってんのよ、オヤジ殿!!

俺何もしてないし!偶然だし!!

本人が知らない所で上げてもない手柄上げさせないで!!


「はぁ、なんてことだ。理由はわかった。それで、そいつは?」


「諜報の者でしたので、プリメラ嬢の見極めに使わせていただきました。」


「事前に教えてほしかったが……それだとダメだった……プリメラが気づく可能性があったのか?」


「さすが、レオンハルト様です。プリメラは非常に敏感です。我々の隠形すら、うっすらと気づくそぶりを見せています。ですので、ぜひメイドに!彼女は天才です!!百年に一度の逸材なんです!!」


100年に一度て!どこのアイドルだよ!

あれは千年に一度だったか。


って、なんでメイドなんだよっ!!

その素質見せてて、なんでメイドだよ!!

意味不明だよ。

メイドっていったいなんなんだよっ!


とはいえ、エルザの言うことは理解できた。


メイド云々に関しても、エルザがここまで言うのであれば間違いなく逸材なんだろう。


んー、ただ、彼女を引き入れてそれが吉と出るか凶と出るか。

正直、あまり見通しの立たない賭けにベットしたくないが……。

声かけたら嬉しそうだったんだよなぁ。


プリメラって言葉に、驚いて逃げたっぽいけど…。


まあ、なるようにしかならんか。


「わかった。今後プリメラがどう動くかわからんが、この話はすすめておこう。」


「はっ!ありがたき幸せ!」


にしても、今日は朝からハードだわ。

ここ最近、平和だったから余計にハードに感じる。


寝起きなのにねぇ……。

なんか疲れた…。


はぁ……学校行きたくねぇー。

なんだか暖かくなったり寒くなったり…。

十年に一度の大寒波って今年何回来るんだろうか???

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