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えぴそーどよん

トマス商会をでたのは昼を過ぎてからだった。白熱したエルザとトマスさんがもう一回もう一回と何度も対局するもんだからなかなか止めれなくてね。商会に朝一で入って昼食も忘れてやり続けるとは思いもしなかったよ。


まぁ、おかけでかなり良い契約が結べたよ!

絶対売れるとトマスさんの太鼓もついたし、満足のいく成果だ。


ついでに家族に配りたいからって、特別製の最高級品をつくるように依頼したら泣いて喜ばれた。他にはランクをわけて販売するように依頼しているし、手頃な価格で一般層にも届くといいなと思う。


どっちかってとその庶民層に娯楽が増えることが重要だからね。そこは念押ししておいた。最終目標は一家に1台ってね!


そんなわけで、即金でいくらか貰えたのはありがたい。後は売り上げに応じた額が入ってくる契約になった。まぁ、かなり色をつけてくれたみたいだし、これからのことはトマスさんとエルザに丸投げ。たぶんエルザも部下に丸投げだろうけど。


王子様ってこういうとき便利だよなぁー。

煩わしい処理とか、なんやかんやぶん投げてゆるされんだから。


でだ、トマスさんからの昼食の誘いを丁寧に断って主人公アレス君がよく使ってたカフェへと来てみた。オープンテラスが爽やかで内装がシンプル綺麗な感じ。


こっちの世界に来て1度来てみたかったんだよねぇ。ゲームだとめっちゃ雰囲気良かったから。


「レオ様こちらのお店でよろしいのですか?」


そうそう!今の俺中流階級の商人の跡取りレオ様なんだよ。変装してるのにレオンハルト様なんて呼ばれたら意味ないし。


にしても、昼を少し過ぎた温かな陽光がオープンテラスに降り注ぎ、木漏れ日から洩れる光が非常に幻想的で美しい。


そう!これだよこれ!やっべーー!ホント綺麗だわぁー。このロケーション俺にぶっささりまくってたんだよねぇ。


「レオ様、あちらを……」


せっかく、感動していたのに……。

エルザに示された方を見ると、そこに居るではないか。このロケーションにバッチリハマった二人の男女が。


赤髪のイケメンと絶世の美女。


んなっ?!


思わず思考が停止する。別に狙ってきたわけじゃない。てか、この状況!

ひっじょうに不味い!!


「エルザ!今日はいつだ!」


「本日は紅竜の月10日ですが、なにかご予定でもありましたか?」


俺の意味不明な質問にサッと答えるエルザさんマジ有能!

こういう所は素直にスゴイと思う。


「10日?!そうか、10日か。わかった、ありがとう。特に予定があるわけではない。しいていうなら、予定が出来たと言ったところだろう。まずは我らも昼食をとるぞ。」


「放っておいてよろしいのですか?」


「かまわん。恋敵の邪魔をするほど我は無粋でないわ。」


あっ、やべ、エルザがなんかおかしな目つきなっとる。なんかよくわからん性癖をぶち抜いたらしい。


……これさえなきゃなぁ……


まぁ、それはいい!

それよりも、ティアナとアレスだ。


先日の舞踏会イベントからの派生イベントにあたる。これは、ひっじょーーーーーにまずい!!


つか、舞踏界イベントがうやむやになったから、イベントが潰れてると思ってて油断した!


ゲームの進行上、ティアナとのイベントは全て学園内でおきる。シナリオ的にも偶然おきたイベント感をだしており、それまでのイベントにティアナの意思は介在していない。


ただ、今回の街デートイベントはティアナが、アレスに『先日のお礼に何をすれば良いのかわからないのだけれど、私が出来るお礼はありますか?』って、話からアレス君が『お礼なんていらないけど、気になるなら昼飯奢ってよ』ってなって、ここに来る。言うなればティアナが初めて自主的にアクションを起こしたイベントということになる。


そのイベントが非常にまずい。


てか、アレスサイドでゲームしてたときは何もの思わなかったけど、一国の王子ぶっ飛ばしといてお礼ってなによ?普通に考えて頭おかしくねーか?


まーあ、レオンハルト様のティアナさんへの扱いは、かなり雑だったからお礼と言われても仕方ないのかも知んないけど。やっぱ、このライター頭おかしいとしかおもえんわ。


にしても、だ!

気付かなければまじでヤバいイベントだった!今この場で出会えて本当に幸運だったと思う。なんとかギリギリのところで助かったって感じ。


正直、詰むとこだったんよ。


で、具体的になにが不味いかというとティアナはこの後誘拐される。貞操の危機は守られるが、これをきっかけに高圧的な男性を恐れるようになる。


そして、ティアナの周りでもっとも高圧的な人物はレオンハルト様ってわけよ。


で、その反対側の存在が主人公なわけでティアナの救出もアレス君が行うものだけら余計にね。もちろん、アレス君サイドのプレイヤーが選択肢を間違わなければって前提の話だけどね。このルートに来てるアレス君がそんなミスはしないと思うんだよね。やり込んだことのある猛者でないとこのルートにこれないから。


まっんなわけで、レオンハルト様との溝は広がりアレス君とはどんどん親密に……。学校に来ないのにどうやって親密に?って思うじゃん?


手紙っていう古風な感じで始まり、ちょくちょくお呼ばれするようになります。


俺なんて今でもティアナとまともに話せないのにっ!!

これ以上話せなくなったら詰む以外ないだろ!!って話。

ヤバいよねぇー。


手紙書けばワンチャンあんのかなぁ?


んーーーー、いや、潰しておいた方が悪役以外、誰も傷つかなくていいわな。


はぁー、どうすっかなぁ???


なーんて悩んでいたらエルザがせっせと給仕してくれている。


おい!ちょっとまて!ここお店!!そこまでされると結構目立つ!


後ろで控えるエルザに共に食事をとるように促すが『いえ、私はメイドなので。』の一点張りで言うことを聞かない。仕方ないからこっそり命令したよ。一緒に食えって。そんな事してる場合じゃないけど目立つのは良くない。俺の精神衛生上ね!


命令したらエルザさんちゃんと前の席についてくれたんだけど『レオンハルト様からの命令……クヒュ……』とか呟いててちょっと怖い。


どっちにしろ俺の精神衛生は破壊されんのかよっ!!


まぁそれはさておき、どうしたものか。

さりげなく合流するか?


んー……。


婚約破棄の一件を考えてもゆるーーーく運命力みたいななにかが、働いてる気がするんよね。


強力にその路線に戻すってよりやんわりと?戻れれば良いなーとか戻ってくれると嬉しいなぁー程度のゆっるい、なにかが。


だから微妙に油断できないんだよなぁ。


この先俺に影響ないイベントなら放置しても良いんだけど、このフラグだけは確実に折っておきたい。


となると、合流して未然に防ぐと俺のあずかり知らぬ所で似たようなイベントが起きるかもしれない。

 なら今回のに乗っかって上手く立ち回れば、フラグも折れてイベントは消化済みになる可能性が高いのではないだろうか?


実際、あの舞踏会で起きる予定のフラグは立ちかけたものの、立たずに済んでいる…と思う…思いたい。

結果出るのがまだ先だからなぁ、折れてると俺は思ってる!


ただ完全にフラグを折ってたとしても、今回のように微妙な運命力じみたモノは働いて、その後のイベントが起きてたりするから油断はできんよなぁ…。とはいえ、舞踏会と似たイベントは起きていないし、致命的なフラグは立ちきっていないと思うんだけど…。


まっ、これ見過ごしてたら致命的フラグおったててたけどさ。


致命的なフラグが立ってない判断をしたのはアレスとティアナの仲だ。


フラグが立ちきれば一気に親密になるんだけど、少し進展してる程度だと感じる。ゲーム時のような甘い空気はなかったからね。むしろ、友人同士の食事って空気だ。


ゲームだとティアナがアレスを意識し始める素振りを見せるのだが、そんな感じはないし……いや、一瞬見ただけだからわかんないけどさ。


ゲームでみたリアクションとはあきらかに違う感じだったんよ。


他の判断要因としては、主人公が上手くフラグ回収できずにティアナにフラれてエンディングを迎えるときと、似たような反応をティアナがしてたからなんだけど…。


嬉しそうにしてるけど、本当の感情は見せてないみたいな感じ。


わかるかなぁ???


そんなわけで進展はしてるけど致命的ではないような感じ。なので、ちゃんとイベントを踏んだ上でフラグを折れば問題ないんじゃないか?って思ってる。保証も確証もないけどね。


となると、未然に防ぐは無しだとして、連れ去られるタイミングに立ち会うか、連れ去られた後助けるかだけど、連れ去られた後は怖いな。間に合わなければアウトだ。


んー、この後もデートイベントが続いて日が傾いた辺りで解散するんだよなぁ。

主人公が寮まで送るって言うのをなぜか断ってその場で解散。

あれは意味不明だったし、さらわれんのかよって笑ったわ。シナリオライターの考えた強引な誘拐劇に掲示板が騒がしくなったんだよねぇ。まぁ、俺も無理矢理過ぎると思ったわけで。


って!楽しみにしてたランチ食べ終わったよ!味、覚えてないよ?方針は決まったけど残念すぎる!

とりあえず仕方ない……。連れ去られるタイミングに立ち会って救助するかな…。


なわけで、ソレイユに監視をまかせとくことにした。



意外と文字数少なくてそこはかとなくシャックを受けてる自分がいる…。


シャックってなんだ?!ショックだ…(´;ω;`)


いつも読んでくれてありがとうございます。m(_ _)m

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