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えぴそーどさんじゅーにー

「レオンハルト様…」

ん? エルザの声が聞こえる。

今なんてった?


「レオンハルト!無事かっ!!」

アレスか?! いつもうっさいなぁ。


「「レオンハルトさま…」」

クリス?いや、イリスか?いや、二人か?


あ、違うアレスのハーレムズだわ。

ガヤガヤうるさいて。


「従兄弟殿…」

今度はアイシャね。

仕事の報告?

山積みだから早く目覚めろって?


あー、たしかに。

仕事しなきゃなぁ…


「おにぃさま…」

おおう! リアーナちゃん。

大丈夫!おにぃさまは大丈夫だよぉ。

もうすぐ起きるから。

大丈夫、泣かないで。


「レオンハルト様…」

ティアナ様の声じゃ。

え? 泣いてる?

マジかよ!

はよ、起きねば!!


「ティアナ!!! って、うわぁぁぁ!!」

ティアナの泣く声を聞いて飛び起きてみたら、そこには俺の事を覗き込むバルバロが…。


もうちょっとでキスするとこだったろーが!!

あっぷねぇー!!


「バッ、バルバロ?!

お、俺にはそっちの趣味はないぞ?!」


「んなっ?! 俺にもないわっ!!

レオンハルト様が何か呟いてたから聞き取りに近づいただけだ!!」


「あっはははは! マジかよ、レオンハルト。お前そんなしゃべり方もできんのな。」


「ん?アレス? そんなしゃべり方?」


「"我“とか"ソナタ“とか言わねぇ、お前を見んの初めてだっからよ。」


あー、たしかに自動変換かかってねぇな。


あ、いや、今のはかなり驚いたし、そういう時は変換されてなかったような???

んー? それとも解除されたか?

ま、わからんこと考えても仕方ないか。


「…誰でも驚けば素が出るだろう。」


「まっ、そうだな。にっしても、無事に目覚めてよかったぜ。」


「ん? 無事に? 何のことだ? というか、お前達はなんでここに? いや、そんなことより暴走はどうなった? ティアナ達は?!」


「あー、そうだな。それも含めて説明しないといけないか。バルバロさん、どうすればいい?」


「ああ、そうだな。 まずはティアナ殿達を呼んでくる。それまで護衛は頼む。」


「了解」


二人で話進めて完全に蚊帳の外なんだが…。

つか、これだけは余裕があるなら暴走はとりあえず収まったってことよな?

暗い雰囲気もないし、被害は軽微だったかな?てか、そうであってほしい。


「……レオンハルト様!!」


扉を開けるなり飛びがでくる、ティアナさん。


え?! ティアナさん?!?!?!


え?!


いや、それ程活発に愛情表現されたの初めてなんだが…え?!本物?


「レオンハルト様…良かった……本当に良かった…」


おおう?!胸の中で泣かれるって、なんかありそうで一度もないシュチュエーション!!

さすがゲーム!


俺幸せ!!

ご褒美が過ぎる件!!!


にしても、過剰じゃ過ぎませんか?

一体何が???


「おお、従兄弟殿。 ようやく目覚めたか。

 重畳、重畳。」


ふむ。アイシャのこの反応…俺かなり寝てたんじゃ?

え? ちょっとまって?! 

これ、1、2週間寝てたとかなると非常にまずいんだけど!!

入学式には戻っておきた……いや、アレスがいるなら問題ないのか?


そして、リアーナの頭もアイシャの横にちんまり見えてるんだが、ティアナさんに視界の多くを塞がれてて、顔まで見えなかったり…。


「ティアナ、大丈夫だから。

心配してくれてありがとう。もう、大丈夫だから。」


「はい…」


ティアナさんが恥ずかしそうに顔を上げると目から鼻まで真っ赤になって……やべ!

すっげぇレア表情!!


「えーー、うおっふぉん! 仲が良いのは良いことなんだが、そろそろいいだろうか?」


ぬあっ!!

アレスに?! アレスに注意されたの?!

あの、アレスに!!


ぬああああ!!


なんだこの屈辱!

なんだこの悔しさ!

なんだこのいたたまれなさ!!


最悪だ…マジで最悪だ…


「あ、すみません…。」


「あ、いや。……それで、これは?」


めっちゃ気まずい!!

アレスのせいでめっちゃ気まずい!!


てか、そこのアイシャ!!

ニヤニヤしてんじゃありません!!


つか、いつの間にいた!!

エルザとソレイユにルナ!!

"よよよ“ってなんだ。ハンカチ顔に当てて何やってんだ!!


仲睦ましい? 

あ、それ喜んでくれてたのね。

あ、うん。もういいや。ほっとこ。


「…レオンハルト様はあの暴走の日からずっと眠られたままで…。」


やっぱ、そうか。反応見てるとそんな気はしてた。


「そうか。それで何日寝ていた?」


「3日です。」


3日? ふぅーー。 セーフ!! めっちゃセーフ!!

これなら間に合う!

ちゃんと学校行ける!!


「そうか。心配をかけた。すまぬ。

それで、あの時の被害はどうなった?」


むむ…何か喋り方に自動変換かかり始めてるような?


「被害らしい被害はありません。 少し畑が焼けた程度で大きく収穫量が減るような事もないとのことです。

一番の被害は防壁が崖下に落ちてしまったことです。

負傷者は多数出ましたが死者はいません。」


「死者0…それはよかった。本当に良かった…。」


ほんとに良かった。誰も損なうことなく終えれたなら、それに勝るものはないものな。


「はい。レオンハルト様のおかげでございます。」


「俺の? いや、それは違う。個々にそれぞれがベストを尽くした結果であろう。今もそなたの兄であるジークフリードは我の変わりに復興指揮をとっておるのだろ?」


「はい。 その通りでございます。」



「さすがだ。この場で礼を伝えられない事が心苦しい限りではあるが、ティアナ、リアーナ、アイシャ!」


「我に変わりこの場をまとめ上げ、大きな騒ぎも起こさなかったこと、大義であった。礼を言う。」


「レオンハルト様…」「従兄弟殿、妾はやれることをしたまでじゃ。」「おにぃさまぁ。リアーナがんばりました!」


えっへんって感じのリアーナかわええな。


「ついでエルザ、ソレイユ、ルナ。ソナタらの働き見事であった。ソナタらが影で支えてくれたからの結果でもある。感謝する。」


「「「あぬなやさたまぬかまてこやんてはさ」」」


3人揃ってもう何言ってっかわかんねぇ。感極まって早口すぎるのが三重奏で別々に話すから聞きとれねぇっての。


「戦闘面ではバルバロ、ラドガー、白銀騎士団を代表してアレス。

素晴らしい戦果だ。

犠牲者を出さない、戦い誠に見事であった。我はこの結果を、非常に嬉しく思う。

これからも我を支えてくれ。」


「はっ!」「おう!!」


あれーーーーーす!!!

お前締まらんだろがっ!!!


「でもよ、それなら褒められるべきはイリスとクリスだぜ?」


「ん?どういうことだ?」


「イリスがぶっ倒れるまで重傷者を癒やしまくったんだよ。」


「なんと?!」


「んで、クリスがディバインガードを発動させた。」


「は?! ディバインガードだと?!」


「おう!すごいよな!まぁ、二人とも今消耗が激しくて動けないけどな。レオンハルトと違って飯も食ってるし、動いてもいるから心配はねーぞ?」


はーーーー?!

ちょっと待って?!

ディバインガードって、ガーディアンってジョブをもつクレイドルしか使えないのだが?!


パラディン候補のクリスが使っちゃいかんスキルなんだが?!


どうしてこうなった?!

隠しジョブか? いや、このゲームにクラスアップにおける選択肢もなければ、隠しジョブなんて存在しない。

なら、なんで?

どうやって?!


いや、ゲームにそっくりだけど、やっぱゲームからは外れた世界って事か?!


にしても、よりによってガーディアンって。

王国の盾と呼ばれるクレイドル固有の超激レアジョブじゃねーか。


どうすんだこれ?!


「ま、そんな訳でクリスのおかげで一気に押し返して、その後戦闘はなし。んで、ようやく森も落ち着いてきたって感じだ。」


マジかぁー…


情報量多すぎて頭に入ってこねぇー。

あーーー、親父殿への報告面倒だなぁ。


「それは…大義であった。」


「おう!」


んーーーーー、驚きはしたが……味方で居てくれるならこれ以上心強いことはないか……。


んーーーーーーーー……


「レオンハルト様、最後にもう一つお伝えすべきことが…。」


ん? エルザさんどったの?

そんな悲痛な顔して……


「レオンハルト様の髪の色が……白くなっておられます。」


「ん?髪が白く??? 何それどゆこと?」


と思ったら、大きな鏡を抱えてくれる、ソレイユとルナ。


あー、たしかにものの見事に真っ白じゃん。

銀髪なんて綺麗な色じゃない。


象牙色のような白色。

まっ、普通に白髪の色だな。


一番どうでもいいわ!

生え際、黒くなってたし、一時的なもんだろうな。

まっ、問題なし!


てか、覚悟を決めた顔してそれかよ。

まったく。


魔力を使いすぎたかなんかでしょ?


「レオンハルト様が限界を超えて魔法を行使されたと言う証拠です。

今後はこのような魔法の使い方はしないようにして下さい。命にかかわりますので…。」


え? 魔法使いすぎたら死ぬの?!

マジで?!魔略枯渇して倒れるくらいじゃねの?


死ぬの?!


やっべ!知らんかった。

マジやっべ!!


知らんかったとはいえ、あれで死んでたら笑い話にもなんねーじゃん!!


魔法の使いすぎこっわ!!


「皆に心配をかけたな。誠に済まなかった。

そして、皆が無事だったこと嬉しく思う。

これからも皆の働きに期待しておるぞ。」


ふぅーーー、これで一段落かなぁ?

ぶっちゃけ、それ程大変なイベントでも無かったはずなんだが。



なにこれめっちゃしんどっ!!

イレギュラー起こりすぎなんだよっ!!!


はぁ〜、戻ったら入学式あるし……。

帰らないわけにはいかないけれど、マジで帰りたくねぇーーーー!!!


つか、このゲームでレオンハルト死に過ぎなんだよ!!

ナレ死とか、一国の王子なのにありぇねぇ展開多すぎなんだよっ!!


はぁ~…

いつも読んでくれてありがとうございます。


いやぁ、もうストック完全にすっからかんになっちゃってて、とりあえずで、走り切りました。


一ここから先の物語は不定期に投稿していきます。

週1を最低限目標として週に何度かアップできると嬉しいなぁ……。


そんな訳で、これからも書き続ける予定でいますので、今後ともよろしくお願いします!

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