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にじゅーーーーきゅーーー!

マジふざけんなっ!! 地割れだと?!

んなイベントねーだろーが!!


ティアナとリアーナに、アイシャを巻き込んだだと?!

んな都合のいい話あるかよっ!!


クソ運営!! いんだろ!? 出てきやがれ!!

マジふざけんな!!


くそくそクソクソクソクソクソクソクソ!!!

くそっ!!!


「エルザっ!!!!」


「申し訳ございません。連絡は……」


クソ!!

ティアナにはソレイユ、リアーナにはバトラージュがついてる。


だが、アイシャには……。


手駒が少なすぎる!!


ああああああーーーーーっ!!!

頼むから無事でいてくれ!!!!


「エルザ、ラルガーに被害の確認! ルナ、ジークフリードとバルバロを呼び戻せ!

建設予定地の者たちは拠点に集めてくれ!」


「「御意!!」」


次は? どうする? 何する?


くそ!! みんな無事でいてくれ、頼むから。


「アレス、現場を見に行く。ついてきてくれ。」


「おう!」


アレス達を伴い、拠点にしている洞窟を出ると……

外は驚くほど様変わりしていた。


堅牢に築かれた防壁は消え、亀裂の対岸に渡していた橋も落ちてなくなっていた。


んなっ?! 被害が想定以上だぞ!!!


くそくそくそくそ!!

早く助けに行きたいのに……橋がなけりゃ、ジークフリードが戻ることもできないじゃねーか!!


どうする?


「くっ……モニカ!」


「は、はい!!」


アレスのヒロインズのひとり、金髪ドリルのお嬢様が前へと進み出る。


くぅーー! 非常時でなければっ……くぅーーーー!!


「貴殿の魔法で、対岸まで橋を築くことはできるか?」


「レオンハルト様、申し訳ございません。私では……」


「わかった。ありがとう。」


くっそ! 宛が外れた!

どうする?! どうすりゃいい?!


「くっそ! 俺があっち側にいりゃ、あのバカでかい木を切り倒して橋にでもしてやったのに!!」


いや、アレス、お前じゃあれ切れないから……


あっ!!!


それじゃねーか!!!


「アレス! 素晴らしい案だ! 助かったぞ!!」


俺のイベントリ(?)から巨木を取り出して、対岸へと渡せば……


行けた!!!


後は俺の魔法で木の中をくり抜いて、くり抜けるのか?!


……抜けた!!!


いける!!


このまま簡易の橋にしてしまおう。


転がらないように楔を大地に打って…

地面、カタッ!!!


ならば、魔法で地面を掘って楔を埋めて……おっし!

これでいける!!


「さすがです! レオンハルト様!」


エルザが戻ったか。


「被害は?」


「ラドガーの部族、我が部隊ともに、リアーナ様・アイシャ様・ティアナ様を除き被害ゼロです。」


「わかった。後はあちらの方だが……」


対岸を見ると、ジークフリード達が走って戻ってくるところだった。


一様に拠点の現状に目を丸くし、渡された大木を見て再度目を丸くして、恐る恐る大木を渡ってきた。


「ジークフリード、現状は理解できているか?」


「はっ!」


「ならば……」


「レオさまーーーーー!!!」


ん? バルバロか?

「レオ様、話してるところすまん! 緊急事態だ!」


は?! ここに来て?! 緊急事態?! 


はぁーーーーー!!


ふざけんなよマジで!!!


「どうした?」


「森の魔物どもが暴れ始めやがった! 戻り際に調査させたらこの報告だ。

まずいぞ。亀裂を渡れる奴はいねぇだろうが、飛べる奴は別だ!

防壁がなくなっちまった今、被害が出るかもしれねぇ!」


なぁーーーーーっ!? 

たしかに、それはそうだろうけど……。

このくっそ忙しい時にそれする?! ふざけんな! マジふざけんな!!


ティアナ達を助けに行きたいのに……どうしろってんだよ!!


くそっ!! まず、亀裂の下に降りる方法を確認するるとして…


「モニカ! 亀裂の下に降りる魔法などはあるのか?!」


「申し訳ございません。深さがわからないので魔力が続くかどうか……。

それに、降りられたとして戻ることはできません。」


申し訳なさそうにうなだれるモニカを見てると、心が痛いが。


「わかった。ありがとう。モニカの知識は役に立つ。とても助かっておるぞ。」


降りれる魔法があるなら少し安心できる。


ティアナ、リアーナ共に魔法の才能は非凡だ。

二人がいれば、アイシャだけがどうこうなることはないだろう。


なら、登る方法が必要になるとして……。


亀裂の底で怪我をしていたらイリスが必要になるか?


いや、ダメだ。彼女は防衛戦に……しかし、動けないほどの怪我を負っていれば……くそっ!


こちらの戦闘が激化したら、ヒーラーは確実に必要になる。つか、間違いなく生存率に関わってくる。


なら、どうする?


「アレス、クリス、ブリジット、モニカ、レニア、フィオナはここで防衛に加わってくれ!

バルバロ! 指揮はお前がとれ!」


個々に了承が返ってくる。


「ジークフリード、ラドガーは非戦闘員を洞窟の中へ避難させろ!


そこで、ラドガーは潜り込んでくる敵がいれば対処を!

ジークフリードは果たすべき義務はわかっているな?」


「御意!妹を頼みます。」


「ああ!」


「我が神よ! 少し待たれよ! 我々も戦える!」


ラドガーそれはわかってるけど今は従ってくれ。時間が惜しいんだ。


「それはわかっている! だが、指揮系統が二つあると危険だ!

外はバルバロに、中はラルガー、お前に託す!」


……て、なんか感極まってるけど。


「ぎょいいいいいいい!!!」


あ、うん……よろしくね。


「そして……イリス。悩んだが君はここに残ってくれ。」


「かしこまりました。……よろしいのですか?」


「バルバロ? 激戦が予想されるんだよな?」


「ああ、かなりきつい戦いになると思う。」


「わかった。イリス、頼むぞ。」


「わかりました。こちらは引き受けます。誰も死なせませんよ。」


おおう?!さすがヒロインの一角笑顔の破壊力やべぇ。ってそうじゃない!!


……これでやることは決まった!

後はこれを乗り越えるだけ!

なんのイベントかなんて思い出せねーけど……そんなもんどうでもいい!!


「お前たち!! 誰も死ぬなよ!! 生きて、これからも俺に仕えてくれ!!!」


それほど大きな声で言ったつもりはないが、周囲から大歓声が上がる。

耳が痛いってレベルで。


その声を聞きそれぞれが防衛配置に就く中亀裂へと向かう。


「レオンハルト! お前……」


あら、アレスさん。何も言ってなかったのになかなか察しがいいことで。


「こっちは任せた。俺は俺でやれることをする。」


「わかった。任されたよ。 フィオナ。」


「はい! レオンハルト様、こちらを!」

フィオナが背負っていたやたらでかいリュックから、いくつかの小瓶を渡してくる。

最後に、やたらと豪華な小瓶を丁寧に差し出された。


「一度だけなら、イリスを超える回復効果を発揮します。いざという時にお使いください。」


「ありがとう、助かる!」


これ、エリクサーやないっすか?!


マジかぁーーーー!! めっちゃ心強いっす!!

さすが元ゲーム!! プレイヤーに優しい!!

このまま優しい世界でいてくれよ、頼むよ?


「さて、エルザ! 道は俺が作る!」


「御意!」


本当に……頼むから無事でいてくれよ。

つか、このエリクサーがフラグになってないことをマジで祈るっ!!!


皆さん読んでくれてありがとうございます。


ストック切れたので文字数少なくても毎日更新できるように投稿してみたけど、そろそろ苦しい…。


とりあえず、ここ終わるまで走り切ってしまいたけど…。


走りきれなくてのびのびなったらごめんなさい。


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