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えぴそーどじゅーごー

「父上、叔母上、歓談中失礼する。」


会場に戻るとオヤジ殿と叔母上が都合良く話している最中だった。

それにしても、叔母上とアイシャ王女はそっくりだな。


「おう!レオンハルトじゃねーか。さっきの口上立派だったぞ!

唐突過ぎて飲んでるモンをぶちまけそうになったがな。

あんだけ言いきりゃ、お前への見合いもなくなるだろう。」


「ふむ。ギリアムがしきりに『レオンハルトが面白いことになっている』とのたまっていたが、その一旦しかと見せてもろうた。

これでは我が娘に出る幕はなさそうだと、肩を落としたよ。」


と、二人してニヤニヤと。正直うぜぇ!この二人似たもの同士か!!


「父上も叔母上も、からかわないでください。」


「からかわれたくなければ燃料投下しないことだな。

それで、なんの用だ?

わざわざからかわれにきたわけでもねーだろ?」


くっ、こんのくそおやじ!!


「ええ、もちろん。父上に願いがあって参りました。」


「ほぉ?珍しいな。なんだ?」


「アイシャ王女が欲しいです!」


「ん?」「は?」


おお、美男子美女の変顔頂きましたぁー!

あんだけからかっておいて、超間抜け面さらしてやんの。ぷっぷー、受けるー♪


「お前、それはあれか? あんだけ大見得きっておいて、アリシャを嫁に迎えたいとかそう言う話か?」


「いえ、嫁に迎えるつもりはありません。」


「嫁に迎えずにアリシャが欲しいと?

妾にでもするつもりか?」


「嫁にも妾にもするつもりがないから、父上に願いに来ました。」


「ちょっと待て、意味がわからん。

一国の王女を欲しいという理由が、嫁ではないと?!

なら、いったい何のために欲しいんだよ?!」


「なんのために?んーーー、わかりませぬ。

ただ欲しいと思い、父上に願い出ました。

嫁にとるなら願う必要も無いでしょう。」


「いや、嫁にとるにしても俺の許可はいるからな?

てかお前、さっきからなに言ってるかわかってんのか?意味不明なことしかいってねーぞ?」


まぁ、そうだよなぁ。むちゃくちゃ言ってる自覚はある。どうすりゃいいんだよ、これ。


ココに来るまでに落としどころは考えてきたけど、正直そこまでの道筋が思い浮かばん!


なので、ぶっつけ本番でやってみたが……どうすっかなぁ???


「ふむ……ギリアム。ソナタの言うように、本当に面白いことになっておるな。

嫁にとる気もなく、ただ“欲しいからくれ”とは……。

それを実母に恥ずかしげもなく言いに来よる。

あまりのうつけに、開いた口が塞がらんわ。


よしんば、妾がアリシャをやると言ったとしよう。

それで我が国に、何のメリットがある?

嫁として出せば、その繋がりはより強固となり、国も栄えよう。ソナタは、そのような簡単なこともわからぬのか?」


おっ?これは良い方向に。

ん?叔母上、上手く誘導してくれた?いや、それは考えすぎか?

言葉に怒気が含まれてるし、会話で流れを察知してわざと持って行きやすいように仕向けたって感じはないよな?


「叔母上は国にメリットがあれば一考いただけると?」


「そのようなことは申しておらぬ。だが、そうだな。

ソナタが納得のいくメリットを出せるのであれば考えてやっても良い?」


あらあら?これまたええ方向に。

んー、これは促されてる?


「父上、メリットを提示してください!

さあ、早く!」


「って、馬鹿野郎!俺にふるのかよ!

何が飛び出すか、楽しみに見ていた俺が、馬鹿みたいじゃねーか。」


「はぁ、話にならぬな。もう少し面白い返答が出来ると思ったが……。

もうよい。この件はなかったことにしてやる。早々に下がるとよい。」


うん。試されてたな。


ふふふ、俺は素直に試されるような性格はしてないのだよ、叔母上!! 


むしろ、こっちが試してやったわっ!!


って、なんで叔母上を試すようなマネをした、おれ?!乗っときゃ良かったじゃねーか!

やっちまった!


でもさ、あきらかに促されてるとわかると逆のことしたくなるって、あれ。みんなはない?少数派かなぁ?


「戯れが過ぎました。すみません。私が出せるメリットは多くありません。

そこで一つ聞いておきたいのですが神聖王国との婚約メリットは国防ですか?」


「国防だけではないがその要因は大きい。

そちが王になったとき、有事の際はその軍事力をもって無償で我が国を助けてくれるか?」


ん?軍事力が欲しい?

いや、国防に力をいれてるのか?叔母上の誘導にのっていれば、そこがおとしどこだった?


いや、気のせいか?

わからんが、これには乗れねーな。


「その約束はしかねます。まず、私が王になれるかどうかわかりません。

そのような空手形をメリットと提示しても、蹴られるだけでしょ?」


「ほぉ。ではそちが出すメリットとはなんぞ?」


明らかに値踏みした視線だよねぇ。

つか、なんか妙に嬉しそうで怖いんだが…。


「国防にしても、何にしても、お金があれば便利でないですか?」


「娘を金で買うと?」


「端的に言えば。」


「ふん! 貴様の小遣いでまかなえるような端金で娘はやれぬぞ?」


ふむ。金がいらないわけではなさそうだよな?

端金でなければアイシャは頂けると受け取ってもいいよなぁ。


楽観的にとらえすぎかもしれないが、この流れでいってみるか。


てか、俺の考えてるゴールに近づくし、これでダメなら無理だな。


「カラッサ王朝での『アシュク』販売権と当王家で培った販売手法」


『アシュク』はトマスさんを通して商業ギルドで管理されている。

その為、俺が許可しなければ販売も出来なければ類似品を作ることも許されない。

それは商業ギルドに属する国家全てに適応されている。


まぁ、簡単に言うと金がなる木なわけです、『アシュク』って。

しかも、近隣諸国最大の王国で馬鹿売れ。

国外で売られることが無いため、買うには王国まで足を運ぶ必要がある。

そんなわけで空前絶後のお土産品であるわけで、年末年始には、これまたとんでもない売り上げを叩き出してます。


だって、年末年始の特装品出したしね。


「おい!レオンハルトちょっと待て!お前それがどれだけの利益を生んでるのかわかってんのか?!」


オヤジ殿ナイス!売り上げの正確な額面を他国の人間が知るわけないもんねー。

もし知ってたらそれはそれで問題だとおもうけど。どうだろ?


とりあえず、このビックウェーブに乗らないでか!


「我が国の国家予算数年分ですよね。

3年か4年位だったと記憶してますが。」


「国家の予算の3倍から4倍…じゃと?」


叔母上の瞳が驚愕に見開かれる。

そうだよね。驚くよね。だって、作った本人が驚いてるからね。

いやぁ〜、売れすぎっしょ〜?もうねだからね、ウッハウハなのよ。


金も持ちすぎると大変だわ〜。ぶふふ…。


「お前それはしっかり把握しとけ!」


「ん?3年も4年も変わらないじゃないですかね?叔母上?」


俺の言葉に咄嗟に顔を作る叔母上。

さすがさすが。


「……ふっ、そうだな。3年も4年も一年程度ではそれ程変わるモノではないな。」


三年も四年もそう変わらないよねぇ。


言質取りましたー!


つか、満足いく額だったか?対応が軟化した気がする。


「おいおい、お前 それをそいつに言うか?交渉事に不安アリだぞ。」


「なっ!!たしかに軽率でした。」


にしても、オヤジ殿慌てすぎですよ。それも演技なんだよね?

まぁ、良い具合に進んでくれるから良いんだけどさ。


「……レオンハルト、一つ聞かせて欲しい。どうしてそこまで娘を欲する?」


ティアナが求めたから!なんて言えないよねぇ。


「理由はいくつかありますが最たるモノはその能力の高さ。

アイシャ王女の生い立ちは少々特殊なようなので。」


「知っておるのか?」


「私の部下は優秀なもので。必要な時に必要な情報を届けてくれます。」


ココに来るまでにエルザが色々教えてくれただけなんだけどね。交渉しやすいようにって。


生い立ちが特殊とかいったけど、神聖王国婚約が決まっていたから、他より教育が徹底していて、それにアイシャ王女がしっかり応えてきたってだけなんだけどね。


にしても、この反応ひょっとしたら他にもなんかあんのか?わからんけど。


んー、そのへんの情報のったファンブックス欲しいなぁ。


「ふむ。わかった。良かろう。それで手をうとお。」


「おお!ありがとうございます。」


「ただし、2年だ。その額で娘の全てをやるわけにはいかぬ。

いや、むしろ全てを受け取ると言うなら、そちにくれてやるぞ?」


結婚しろって事よねぇ。いらんいらん。俺はティアナさんだけでいいのっ!


問題増やしたくないの!


とはいえ、いいなりは嫌だしな。


「5年!」


「2年だ。」


「4年!」


「2年とゆーとろう。」


ぐぬぬぬぬ、なかなか強情ですな。

2年後になんかあんの?


「叔母上、私は3年も4年も変わらないと申しましたが、叔母上も『一年程度では、かわらない』と申されましたよね?

ならば2年も3年もかわりませんよ?ですので、3年でよろしいですよね?」


『それってあなたの感想ですよね?』とか聞こえてきそうな言い方よねぇ。


別に二年でも三年でも良いんだけどね。

なんとなく言いなりは嫌だった。


「ははっ、わかった。わかった。3年、認めよう。」


一年も二年もかわらぬとかいいださなくてよかたー。


にしても、なんで二年にこだわった?

たしか、現在レオンハルト様と同い年で、17だろ?二年後19。誕生日の関係でぎり二十歳なってるか?


いや、ないない。


19だわ。20が節目ってのは俺らの世界の常識だしなぁ。んー、行き遅れって年齢でもないけど結婚に焦る年齢か?


わかんねーな。


とりま、考えても答えでねーしこれでいいか。


「叔母上、ありがとうございます。」


俺の言葉に右手をパタパタ。叔母上、まだ終わってませんよ。口約束だけなんてしませんからねぇ。


「エルザ!」


「はっ」


さすがエルザさん名前を呼んだだけで全て迅速にその場を整える。

もちろんしっかり契約書類を持ってきてくれてます。

さて、呆気にとられてる叔母上に内容を確認して提示しました。


つか、叔母上の、ポーカーフェイスが崩れた!!目をまん丸にして口あんぐり。アイシャ王女とおなじ表情。


ペンとナイフとポーションを用意して署名と血印。同一書類にさらさらべったん!っと。


血印って初めてやったけどけっこう痛くてビビったわ!!


それにしても、オヤジ殿たいそう嬉しそうに。契約書面みながらニヤニヤしてますよ。


「よしっ!この契約は俺の名において保証してやる。それはそれとしてレオンハルト。

お前はアイシャを手に入れて、何をさせるつもりだ?

さっきは何も考えていないと言いながら、能力に目をつけたとか言ってるし。

何を考えてるのか俺にはさっぱりわからん。」


「父上、特に難しく考えてないです。

ただ、エルザの報告から彼女の才能はかなり高いと評しております。

ですので、まずは同じ学園に通って貰おうかと。学びを深めながら、彼女に相応しい職務が出来たら任せようと考えています。

とはいえ、せっかく雇った人員を学ばせてるだけも勿体ないですし。

さっそくエルザに任せている国内アシュクの取り仕切りとカラッサ王朝でのアシュク販売を取り仕切って貰いましょうか。」


「雇った?取り仕切りを任せる?レオンハルトよ、お主なにを言っておる?」


「え? 雇用契約書に叔母上がサインされたではありませんか。

三年間の住み込みによる奉公に対し、対価としてカラッサ王朝でのアシュク販売権と、王国での販売ノウハウを支払うと。

この際なので、自国での販売に関しては実地で学んでもらい、成果も上げてもらおうと思っています。


あ、安心してください。カラッサ王朝での売り上げはごまかすことなく、きちんと報告しますので。

その方が叔母上も楽でしょう?

私どもを信じていただければ、ですが。」


あー、これは、契約書ちゃんと読まずにサインしてるよねぇ?

なんか、あっさりサインしたなって思ったのよ。都合がいいから何も言わなかったんだけどね。


「そうだ、読んで頂いたと思いますが、アイシャ王女の婚約、結婚はこの雇用契約が終わるまで禁止ですよ。

明日からは……きついか。

そうですね、契約自体はこれよりとして、年始のゴタゴタが落ち着く来週あたりから働いて貰いましょう。

学園が始まるまでは、そのスタイルでいきます!」


「ぷっははは、なんともしてやられた。まさかこのような落としどころを用意していたとは。

ギリアムそなたの息子は本当に面白いな。妾にくれぬか?」


あらまぁ、なんて綺麗な笑顔なんでしょ。

もしかしたら、俺の最推し……いかんいかん!


俺はティアナ一筋ですっ!


「ばーか、やんねぇよ。欲しけりゃ自力で落としやがれ。」


「ほぉ、落とせばいいのかや?」


とっても落ちたいです!!!あーでも、落としたいって方だな。


うんうん。


「落とせるならな。」


まったく、本人目の前にして話す内容かねぇ。

まっ、落とすもなにもそっちに向かうとか言ったその時点で首とばされそうだってのにね。


それ以前におれはティアナ一筋ですっ!!!


一筋ですっ!!


大事なことなので二度言っておいた。


「まったく本人の前で話す内容でも無いでしょう。いくら積まれてもお断りします。

さて、そのような、冗談はおいといて父上に1つ頼みがあります。」


「なんだ?まだあんのかよ。最近遠慮がなくなってきたんじゃねーか?」


「簡単なことなので父上、お願いします。」


「ふむ、ギリアムが難色を示すのであれば妾がやってやろう?何でも申せ。」


「叔母上、ありがとうございます。

ですが、これは父上の方が適任なので申し訳ないのですが『お願い』はまたの機会にさせて頂きます。」


「ふむ、つまらぬ。」


「申しわけありません。父上、よろしいですか?」


叔母上とオヤジ殿が目を合わせてアイコンタクト。

なにを話してるかわかんねーけど…なんかあんだろなぁ、あのやりとり。


おっ、オヤジ殿が良い笑顔じゃん!これはイケたな。


「おう、聞いてやるよ。言ってみろ。」


「ありがとうございます。

では、今回の一件を噂として神聖王国に伝わるように流してください。


私がアイシャ王女の能力に目をつけ王国の年間予算の四年分で三年間の雇用契約をしたと。

アイシャ王女は重用されてアシュクの販売を取り仕切っていると。」


「なんと?!」


「ぶっははは。おまえ、それ、まじか!いいぞそれならやってやる。

相手がどんな反応するかわからんが、俺なら悔しいだろうな。正直あの馬鹿王子に俺も頭にきてたからな。


それにしても、上手く自分を利用しやがる。そのまま励めよ!」


「父上。ありがとうございます。」


「レオンハルト殿、この一件、上手く事が運べばアイシャの今後にとって大きな力となるであろう。

アイシャの母としてソナタに最大の感謝を送る」


おおう!叔母上いきなり殊勝な態度は驚くて。でもって、なんか目が怖い。

とてもとても、目が怖くて背筋に寒気するんだけど。

『捕食者の目』的な?くっそ!怯むな!おれ!!!


喰うのは俺だ!!


って、そんな話でもないか。


「叔母上の感謝しかと受け取りました。ですが叔母上、『上手く事が運べば』ではありませんよ?事はうまくはこばせるものです。

その為に父上を巻き込みましたのでこれでもう大丈夫です。

あるのは、成功が確約された未来のみ!ですよね?父上?」


「ぷっはははは。これはなかなかいいおる。ギリアム、言われておるぞ?」


オヤジ殿がとても満足気な笑みを浮かべてるよ。なんかこえー。絶対悪巧みしとる。


俺が依頼したこと以上のことする気なんじゃねの?


「おう!まかせとけ!」


「それでは、父上、叔母上。私はこれで失礼します。今宵は良き契約ありがとうございました。」


と、ここで一礼。呆気にとられる二人をよそにそそくさと退散ですわ。


「おいまて、レオンハルト!最後に1つ聞かせろ?

もし、アイシャが裏切ってアシュクの権利をお前から奪ったらどうするんだ?」


「?商業ギルド挟んでるのでそれはないでしょうが……そう言う質問ではないですね。

そうですね、別段なにも。ティアナに捧げた遊戯なのでその点は少し困りますがそこさえなければ何もしませんよ。」


「なにもしないか……」


父上、わかりやすく落胆した顔を浮かべてくれちゃって。

つか、叔母上は逆に嬉しそうな…答えを読まれてる?

なんか、怖っ!!


「ええ、アシュクに続く次は用意してありますし。

私がアシュクを売り出した事実はすでにありますので、次を作れば良いだけです。

それでは、これにて。」


「ぶっはははは!!レオンハルト!その答え俺には最高の答えだ!!」


王様、呵々大笑。

叔母上、そうだろうねって表情。

認めて貰えたと考えていいのかな?


まっ、気にしても仕方ない。


あの後、2人は大いに盛り上がったに違いないと思います、たぶん。しらんけどね!

つか、十中八九俺の事で盛り上がったろうから知りたくもないってのが正解だわ。


なわけで、俺はサッサと二人の元に戻らせて貰いますよっと。


バルコニーに出ると吹き抜ける夜風が気持ちいい。


庭が眺められる位置でティアナとアイシャはお茶をしていた。


一見優雅に見えるがアイシャの表情に憂いを感じる。


気丈美人なアイシャさんのこの表情は、なかなかこぉぐっとくるもんあんな。


「レオンハルト様、お帰りなさいませ。」


立ち上がりニッコリ微笑み迎え入れてくれるティアナさん。


うん、なんか落ち着く。

この子がやっばりホームだわ。


「うむ。ありがとう。父上と叔母上に話を通してきた。」


ぱっと、目を見開く二人。どんな内容なのかわかんないもんね。

なんとかなったとか言った方が良かったのか?


「アイシャはこれより我が部下となった。」


「「え?」」


「叔母上とアイシャの雇用契約をしてきた。我が部下として三年間王国で暮らして貰う。その間に婚約結婚は出来ぬよう契約した。


報酬はカラッサ王朝での『アシュク』販売権と王都での販売ノウハウ。

契約自体は今すでに効力を持っておるゆえ、婚約結婚は当面出来ないと思ってくれ。


職務に関しては来週より『アシュク』の販売を取り仕切って貰う。


現在エルザに任せてある仕事故引継ぎを受けてくれ。

最後に学園にも通って貰う。

そこでしっかりと学び、学び得たことで我が財を増やして欲しい。


この冬の休みが明ければ学園に通いながら職務に従事して貰う故、準備は十分にしておいてくれ。

あと食住は我が揃える。


衣は自らの物を用意して持ち込むと良い。部屋は三日でいけるか?」


「はい。明日には用意出来ます。」


打てば響く有能エルザさん。面倒事はよろしくお願いします。


「うむ、ならば明日以降に引っ越すとよい。一週間後までに入居してくれていれば問題ない。

他詳細は後ほどエルザと詰めよ。アイシャは特別な立場故、職務上の立場はエルザと同格としておこうか……。


んー、しかしいきなり同格としても仕事はままならんか。三ヶ月の研修期間を作りその後同格としよう。


それまではエルザ直下として扱うように。」


「はっ!」


「さて、二人とも我が出来る最大限をなしたつもりだ。側に迎えるわけには行かぬが3年の猶予は作れた。


恋も愛もしたくなければせずとも良い。

だが、恋も愛もしたいと思うなら自由にすれば良い。


今はまず心を休めよ。


我が部下でいるかぎり我がソナタを守ってやる。

心安らかに励むと良い。期待しておるぞ。」


って、おおーう!アイシャ様大号泣じゃねーか!

大人びて見えてもまだ17の子供だもんな。

現代日本の同じ年に比べてずっと精神的に大人だけどさ。

あー、でもこーゆーのって年齢じゃねーか。酒もけっこう飲んでたみたいだし、張り詰めたモノから一気に解放されたんだろな。


そりゃ涙くらいでるわなぁ。


てか、さっきからアイシャ様を甲斐甲斐しく支えてるティアナさん、マジ天使だわ。

こっち見てニッコリ微笑んで頷くとか天使過ぎて俺爆発しそう!!


一応これは成功ってことで良いんだよな?

いつも読んでくれてありがとうございます。


改行のタイミングって難しいなぁ。

リズムやテンポって大切なんだなって思いましたま~る

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