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第6話 犠牲

ベルリンに集結した腐食軍の黒い嵐が、世界を覆い尽くそうとしていた。ヒトラーは全てを掌握し、支配の頂点に立つ怪物となっていたが、その瞳の奥には深い虚無が広がっていた。


彼の心に残るのは、エヴァを失った悲しみだけだった。愛する者を失い、勝利の意味すら失った彼は、最後の決断を下す。


自らの力を暴走させ、腐敗した世界を焼き尽くすため、ベルリンに核となる黒い嵐を呼び寄せた。周囲の腐食兵たちは狂乱し、暴走する菌糸が全てを飲み込んでいく。


そして、破滅の嵐が過ぎ去った後、残ったのは静寂だけだった。瓦礫の山の中心に、石化したように抱き合う二つの人影が横たわっていた。


終わりなき闇の中、帝国は崩れ、怪物も消えた。しかし、静寂の向こうで、何かがまだ眠っているのかもしれなかった。

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