表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/51

18 絶望

 私は、炎狩人になれずに死ぬということ。


 初めて持ったこの夢は叶わないということ。


 私は、この事実を丸呑みするしかない。


 喉が苦して、むせながらも、我慢して飲み込むことしかできない。



 この世界を好きになって、希望を持ち始めたときに、なぜ神は絶望を投げつける。


 望まないことを押し付けて、それでも悪くないなって思えたときに、掌返し。


 もううんざりだ。


 この世界は美しくなんかない。



 ぐしゃぐしゃとした気持ちに駆られる。


 なにかを思いっきり殴りたい、そんな欲が湧きだす。


 その衝動を指の先に力を入れて耐える。


 声を押し殺して、流れ出てくる涙を乱暴に拭う。



 呼吸が、鼓動がどんどん速くなっていく。



 壊したくて、殴りたくて、逃げ出したくて、泣きたくて、消えたくて。


 何をしたいのか、もうよく分からなくなってくる。


 混ざりあった感情の波。


 布団を引っ張って、蹴って、涙を拭う。


 歯を食いしばって、どうしようとも涙は止まってくれない。


 バレたくない。


 自分が泣いていることを。


 その焦りに頭を掴まれながら、現実に打ちのめされる。


 泣き疲れて、頭が重たくなってくる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ