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12 『呪われた魔法』

 最初に通された講義室ではまず真っ先に配られたのは一振りの杖だった。


 席に腰掛けた瞬間、空中からふよふよと漂い降りてきたそれは木で作られたのか茶色く、ところどころ印のようなものが刻まれていた。


 全員に杖が配られたのを確認すると教壇に立った教師が一礼する。


 「全員、杖は配られたようだね。―――こんにちは、必修科目である魔法体系学の授業にようこそ」


 魔法、と。そう教師が明確に口にした瞬間、室内に驚愕の空気が満ちはじめ、すぐさま生徒同士でひそひそと会話を交わす。それを聞いているのか聞いていないのか、教師は「ちょぉーっとまった!」と叫ぶ。


 「杖を持ったからと言ってすぐに魔法が使えるわけじゃない。杖の持ち方というものがある。まずはそこを知ってからじゃぁないと、いくら正しい呪文を述べても魔法は発動しない」


 そうして再び注目を集めた後、その教師は片手に魔法の杖を持ち、


 「さぁさ、みんなよく聞いて見てくれ。まずは杖に刻まれている持ち手! ・・・先端じゃない方だな。その持ち手付近に二重丸の刻印があるはずだ。そこに小指を当てる。その刻印のちょっと上に矢じりのマークがある。そこに人差し指を当てるんだ」


 生徒各々が自身の杖をにらみ合いをしながら杖に指を当てていく。


 「こう、かな・・・?」


 「うんうん、・・・・大丈夫だな。ちゃんと持ててる」


 スノーが自信なさげにこちらに確認を求めてくる。オレがそれを確認し、ぐっと親指を立てると嬉しそうに笑った。可愛い。天使のような笑みだ。


 余りのスノーの可愛さに悶死しそうになったが、冷静になろうと周囲を見回すともうほとんどの生徒が杖を正しく持てている。


 それを教師も確認したのか、「それでは!」と杖を天井に掲げる。


 「杖を持ったまま高らかにこう言うんだ! ―――『光刃よ(エンジ)再び鞘へ(アウ・シエル)』!」


 「「「「『光刃よ(エンジ)再び鞘へ(アウ・シエル)』!!」」」」


 生徒達が一斉に、杖を掲げて呪文を詠唱する。ばらばらと突き出される杖と詠唱。どれもまだ教師の滑らかに奏でられた呪文とは程遠いが、その魔法は確実に室内の空間全てに光の結晶として干渉した。いったいどんな魔法なのかと、オレ含め生徒がワクワクする。


 ―――変化はすぐに起きた。


 「――――――ぁ!」


 誰かの驚きの声。そして連なる驚愕の声が室内に伝播していく。


 オレも間近でこの変化を見た。


 「消えてる・・・!」


 室内の天井付近で主人となる生徒達を見ていた天使が次々と消えていったのである。もう少し言葉を加えるならば、虚空に仕舞われたとでも言うべきか。


 驚き、感激、感動が充満する。

 

 マジックが成功した時のような歓声。自身にとって初めての魔法、それを為した自分。そしてそうなるように仕向けた教師に注目が集まる。


 「と、まぁこんな感じ。魔法体系学は単純に魔法の詠唱だけでなく魔法構築の仕組みを学び、実践では実際に天使を呼び出して魔法を扱う感覚を学ぶ。魔法は大事な攻撃手段だけど、時期と相手を見誤ると事件になりかねない。そこを注意して、―――これから励んでくれ!」


 両手を広げ、一礼。その背後から光の波がはじけ出る。まるでマジシャンのような演出に沸く生徒達。スノーも「おぉ!」と目を見開いていた。


 「さぁさ、一回目の授業はこれでおしまい。次の教室へ移ってくれ。ロイス先生、頼みますよ」


 「は、はい!」


 ばちん!と音の鳴りそうなウィンクを飛ばす教師。それにロイスは慌てたように頷く。その瞳に込められていたのは期待だろうか、いや、詮索するだけ野暮である。


 「天使いないから唱えても意味ないか・・・」


 「・・・・」


 シュンと項垂れたスノーの手には杖が握られている。契約してくれる天使が居なければ呪文と共に消えてくれる天使もいない。


 オレが出来ることは何も言わず、頭を撫でてやる事だけだった。


 


 ☆★☆ ☆★☆ ☆★☆




 「こんにちはぁ、皆さんよく来てくれましたねぇ。ここでは生物学を学んで貰いますぅ」


 間の抜けたような、おっとりとした教師が喋る。


 周囲には多くの水槽やら檻があり、大小問わず骨格標本がずらりと並んでいる。なんだかホラー映画にありそうな内装に思わずオレは懐かしい感触を覚えた。


 「皆さんはぁ、聖女になる過程で、もしくはなったあと、いろんなところで悪魔と戦ったりします。そこがどんなところなのか、どんな植物動物が居るか、知っておかないと色々困りますぅ」


 「例えば」と、そのミルク色の縦ロールを動かしながらその教師は教壇の机からガラスの箱を取り出した。中には数匹の蠢く何かが居た。


 「こちらの箱の中にいるのはヒルトカゲですぅ。四つ足でにょろにょろと動くんですよぉ」


 そう言って教師はガラス箱の蓋を外す。そこから一匹親指と人差し指で掴んで持ち上げた。緑と紫のまだら模様にうねうねと動くさまを目にした途端、悲鳴が走る。


 「「「「きゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」」」」


 どうしてこうも女子は虫に弱いのか。


 いびきをかいて寝ていたらゴキブリが口の中に入ってきた時のような絶叫模様に取り出されたヒルトカゲが可哀そうに見えてくる。うねうねと動き、教師の魔の手から逃れようと必死な様にはどこかかわいらしささえあるというのに。


 「これ尻尾を持っているように見えますが、これ頭なんですよぉ。尻尾を持つとね、ほら」


 二つのいぼが目のように見える大きく太い尻尾。そこが頭ではないのは長年の生存戦略というものだろうかと環境の適応に思わず感心する。しかし直後、大きく太い尻尾を教師がもう片方の手でつかむ。


 ずるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅ――――――ぷちっ、と。


 赤黒い管が幾本も大気に現れ、同時に緑いろの液体が溢れる。そしてそのままいくらを噛みつぶすような音と共に太い尻尾が離れた。やっぱ可哀そうだなあのトカゲ。


 「「「「―――――――――――ッッッッ!!!!!!」」」」


 今度は悲鳴すら出てこない。全員絶句していた。スノーも「うわぁ・・・」と言っている。


 「生物の中にはこういった風に非常事態に備えて進化している生物がいます。ついでに尻尾には毒が含まれているから食べることは出来ません。邪魔なので捨てるのが最適ですぅ」


 ニッコニコの笑みを浮かべ、片手でつまんだ尻尾をゴミ箱に投げ捨てた。非常に可哀そうである。


 「ゴミ箱の淵に垂れてる尻尾がまだ動いてるよ・・・ぴくぴくしてる・・・」


 「あぁ、生命の神秘だな」


 スノーが怖がりながらオレの手を掴んでゴミ箱を指さす。見たくなければ見なければいいものを、好奇心には勝てないのか。


 「ヒルトカゲは探せばどこにでもいますが、人工物を嫌う性質があるのでここらへんにはいませんねぇ。ヒルトカゲはコケやコケに付着している微生物を食べたり、舌についてる小さな針を使って生物にくっついてその体液を啜って生活していますぅ」


 「うっ!」


 杖を取り出し、振り上げると机に置いてあった巻物が開かれ、黒板に張り付く。それがヒルトカゲの口を映したものだと知った瞬間、嗚咽を漏らす生徒が出始めた。よく見れば目は三つついており、口も人間とは違い、丸っこい。その中から注射針のような針の生えたぶつぶつの舌がにゅるんと飛び出している様はもはやグロ画像だった。


 「ちなみにですねぇ、このヒルトカゲの舌の針は涼しくないと固くなりません。人の体温くらいだとやわやわになりますぅ。なのでサバイバルの食用としてとても重宝されてますぅ。こんな風にねぇ、・・・あむん」


 とても官能的な言葉遣い。しかしその後の行動はサイコホラーだった。


 可愛らしい咀嚼音と共にじたばたと暴れるヒルトカゲを口の中に放り込み、力強く咀嚼する。


 「んむっ、んむっ、むきゅきゅ・・・。骨はありますが嚙み砕けるのでお口の弱い人でも大丈夫ですよぉ。それに美味しいですぅ」


 口の端から緑色の体液を滴らせながら、少女漫画のヒロインの如き笑顔で生徒を見る。


 「「「「・・・・・・・・・・」」」」


 生徒はドン引きだった。


 「報われなさすぎだろあのトカゲ・・・・」


 もう生きていないあのトカゲから、再度ゴミ箱の端に引っ掛かっていた尻尾を見やる。


 「・・・・・」


 物言わぬ、尻尾はもううんともすんとも言わなかった。




 ☆★☆ ☆★☆ ☆★☆




 「聖女って聞いてたから魔法とか体育とかばっかりだと思っていたが、国語数学科学歴史もあるのか・・・」


 「占星学も陰陽学もあるよね。聖女に必要なさそうには見えるけど・・・」


 必修科目の授業説明を終え、選択科目の教室に行く道中のことだった。


 聖女学院、と聖女の養成学校のような名前をしている為習うもの全部が聖女関係のものだけかと思っていたが、オレの想像からは大きく外れ、日本と同じように国語や数学、科学を学ぶ。そして一見聖女とは無縁そうな陰陽学や占星学も必修科目として設定されている。


 陰陽学は主に風水や地脈・龍脈に関する知識であり、悪魔の出没しやすい環境や場を「整える」または「浄化する」といったことを学ぶ。


 占星学は陰陽学とは違い、星占いのような学問でタロットらしきカードや水盤を使った占いについて学ぶ。


 「占いについて学ぶって、聖女より魔女育成の方が正しい気がしてくるな」

 

 オレの中では魔法、占いとくると真っ先に思いつくのは魔女やら魔法使いだ。天使も使い魔として見れば聖女よりも育てられているのは魔女と言った方が表現として合っている。


 「アストラ、そろそろ次の教室着くよ」


 うんうんと首を巡らせながら魔女と聖女の違いを考えていると、スノーの掌がオレの腕を掴む。


 鬱蒼と雑草が茂り、真面に舗装されていない外廊下を進む。雨に打たれ、風に吹かれた手すりは塗装が剥がれて錆びており、一部は折れている。奥には校舎から離れて佇む建造物が見える。


 ―――蔓植物に覆われた、いくつかのコンテナを繋げて造ったような粗末な建物だ。


 「うわぁ・・・」


 「ぼろぼろですわ」


 「ここが教室ですの? 豚箱ではなくて?」


 歩く生徒が教室を目にした途端、次々と悪口が漏れる。豚箱は言い過ぎではないかと思うが言い返しても聞こえないのでさもありなん。


 「でもアストラがだいぶ前に造った”秘密基地”に似てるよね」


 「似てるのは自然に溶け込み過ぎて廃屋にしか見えない点だな」


 過去、スノーが外で遊べるようにオレは秘密基地を作ったことがある。テントくらいしか真面に作ったことが無かったので形は正に大型テントそのものだった。丸太で骨組みを造り、その上を細長い枝を使って屋根を、その上から落ち葉や雑草を付け加えて自然の風景の一部分にした。


 「あん時は野生の猪が怖くて外に出られなかったんだよな。でも秘密基地見て喜んでくれた時は嬉しかったぜ」


 「ちょっと・・・・! そんな恥ずかしいこと今更言わないで・・・!」


 「あばらんちゅっ!?」


 遥か昔、スノーがまだまだ幼かった時の思い出に浸っていると思い切り脛を蹴られた。変なうめき声を上げて下を見ると、赤面したスノーがこちらを睨んでいた。これもスノーの可愛さの一つか。


 「そろそろ着きますから、君らはきちんと挨拶しなさい」


 ロイスが見下したような視線で生徒達に指示を促す。それが無性に腹が立ったがこの場で怪奇現象を起こすわけにもいかないのでぐっとこらえる。


 選択科目、―――『妨害魔法』。


 魔法体系学の中に含まれておらず、独立した魔法学の科目。


 いったいどんな科目なのか、それが非常に気になった。




 ☆★☆ ☆★☆ ☆★☆




 「こんにちは」


 耳障りな音と共に扉を開き中に入ると来訪を歓迎する声が聞こえた。教壇に立つ人物の声だとすぐに分かった瞬間、思わず喉が鳴った。


 黒い長ズボンに灰色のジャケットを羽織り、黒色のスカーフを首に巻いた眼鏡の男性。世界の深淵でも見てきたかのような皺の付いた顔だが素体がいいのかスクラウトとは違い、青年としてのイケメンさが残っている。そして、強大な―――圧である。


 心霊スポットで銃を持った暴漢に鉢合わせした時のような、冷たく熱い感覚。


 「・・・・入ったら適当にそこらにある席についてくれ。ロイス先生もどうぞ」


 だが敵意はないのか、その教師は掌で椅子を指し示す。


 ぞくぞくと入ってくる生徒が全員席に座った頃、再びその男性は口を開く。


 「改めて、この授業は選択科目である妨害魔法だ。俺はこの授業を担当するヴルト=ショーダンだ。この科目はやることが多すぎるから先に自己紹介を今日終わらせた次第だ」


 そういえば、とオレは顎に指をあてる。


 思い返せば今までの授業で先生は皆自身の名前を名乗らなかった。ヴルトが「今日」と言ったということは他の科目では自己紹介で一日潰せるほどの学習量ということになる。一年生はまだまだチュートリアルだしありえなくもない話だが。


 「この妨害魔法の科目は覚えることが多すぎて他科目と違って四年で習得できるものではない。他科目の授業速度でやっていると十年はくだらないだろう。そこを知っておいてほしい」


 「じゅっ・・・!!?」


 聞き間違いかと思ったが、スノーも驚いていたので間違いはないのだろう。他の生徒もざわざわと話し始める。


 「本当なら今日から授業の内容を本格的に教えたいところだが、妨害魔法という科目自体、かなり特殊な分野で扱いも国から注意するように言われている為、この科目を取った生徒にしか細かい内容は教えない」


 淡々と語る言葉の中に「国から」という単語があったことをオレは聞き逃さなかった。


 国家レベルの機密の内容。それならば習得に十年かかると言われても不思議ではない。


 ヴルトは「さて」と前置きし、杖で机を小突き生徒からの視線をまとめる。


 「妨害魔法と呼ばれているが、何故これが魔法体系学の中に含まれていないのか。君らはよく知っておくべきだ。―――妨害魔法とは名ばかり、実際は呪術の類だと」


 ヴルトが言葉を発し終えた瞬間、言い難い悪寒が空気の中を走っていった。


 「呪術は悪魔の使う魔法の一種、もしくは悪魔と契約した人間の使う邪法。呪具や呪印、一部の儀式と様々な派生が存在する。無論、国はこの呪術を厳しく取り締まっている。妨害魔法は「対象の行動を封じる」ことを重点に置いた呪術を魔法的に分解して再現ものだ。だからこの学問を取り扱うとその過程で呪術に関する知識も持つことになる」


 「呪術を再現・・・・知識・・・・」


 スノーが反芻し、うんうんと考え始める。興味があるのだろうか。


 「それに加えて、この妨害魔法の授業では実践演習はない。妨害魔法は国の定める鑑定者からの認定書や国家資格、数多の手続き書を経てやっと行使することが出来る。そしてこれを無断で使用すれば国による厳罰にて家族血縁者全員が打ち首に処されるのを覚えておいてくれ」


 冷たく言い放った言葉が次々と生徒の胸を突き刺す。一瞬にして生徒達のやる気が奪われた音がした。


 「魔法にしてはあまりにも面倒が多すぎでは?」


 「しかもそれが無いと使うことすら出来ませんし・・・」


 「一族全員打ち首なんて、あまりにも代償が・・・」


 妨害魔法に対する猜疑心の交換がひそひそ声で行われる。妨害魔法を使うことに対するリスクとリターンが見合わなさすぎるのだろう。現にオレも思う。そして更なるやる気削減の言葉がヴルトの口から浴びせられる。


 「この選択科目の授業日程は週末までの三日休みの内二日になる。朝昼夜でそれぞれ二時間ずつある。尚、一回でも遅刻、欠席があればその時点で単位を上げることは出来ない。公認欠席も同様なので休みの日は全日程を空にしておくことをお勧めする」


 「ちなみに」とヴルトは杖を軽く振り上げる。すると虚空からデカい写真が飛び出し、黒板に張り付いた。刹那、生徒達から悲鳴が出た。


 「これは妨害魔法の国家資格を取ろうとした君らの先輩の末路だ。相手の足の動きを遅くする魔法を使った結果、失敗し、このような惨状に陥った。この後気が狂い、行方不明になった」


 妨害魔法の失敗。その結果はグロ画像だった。青少年育成法とかに抵触しそうなモザイク必須の写真に写る先輩聖女の顔面は血で汚れ、焦点の合っていない眼球が飛び出したまま舌を出している。


 「呪詛返しみたいな概念まであんのかこれ・・・」


 撃ちだした呪いが跳ね返り、数倍強い呪いによって自身の身を砕く。「人を呪わば穴二つ」で有名な呪詛返しのように、写真の生徒は気が狂っているような気配がした。


 「らしい」と言わず、断定で「行方不明」と言っている辺り実際にそういう問題があったと感じさせる。


 杖を振り、写真を再び虚空へと消すとヴルトは内側のポケットに杖を仕舞うと、そっと窓の外を見た。


 「・・・この教室、庭、廊下は君らはもう見てきたと思うが凄惨な光景だ。近い内に改装され、この教室も別のところへ移動になるだろうが、毎年毎年この科目を受ける生徒は少なくなる一方だ。正直な話、妨害魔法を使えるようになったとしても将来には何の役にも立たないどころか、むしろ俺のように煙たがられるだろう。校舎から離れた教室に当てられる、こんな現実だ」


 「・・・・・」


 「――――今年妨害魔法を受けようとする生徒は、覚悟をしておいた方が良い」


 再び視線を生徒の元に戻し、手袋をした手を叩く。


 「これで妨害魔法の授業説明を終わる。質問は受け付けないからよろしく」


 眼鏡の奥が光の反射でふさがれ、無機質な男の声だけが聞こえる。


 選択科目最初の説明、それだけで随分と悪い印象を与えられたのはオレだけではないだろう。


 「これ今年受ける奴いんのかよ・・・」


 聞こえない。だからこそオレは呆れながら言い残した。




 

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