第三十三話
あとがきに長文説明あります!わかりにくい説明だ!って思った方はコメントしてください。一応今回の章の最後の公開資料にはもう少し詳しく書くので、そこまでお待ちいただけると助かります
俺の右手には、刀身が銀と黒を混ぜたような剣が握られており、左手には金と白の混ざったような色をしている剣が握られている。
どちらの剣も、圧倒的な存在感を放っており、光を反射するその様子は、持ち主の俺ですらいまだに神々しさを感じている。
「……!」
ソロモンは恐怖を感じ取ったのか、焦ったようにアミーによる巨大な炎の塊をはなってくる。明らかに先ほどの攻撃よりも危険度は上だろう。
「危ない!」
リラがそう叫ぶと同時に、炎が俺に着弾……しなかった。俺が左手をただ縦に一閃、それだけで魔剣によって放たれた巨大な炎の塊は、まるで初めから存在しなかったかのように消滅した。
「一体何が……」
「い、今魔法を……斬った?」
「!!」
炎を切られてさらに焦ったのか、今度はモラクスによって百に届きそうなほどの岩の槍が俺一人に目掛けて降り注ぐ。
「【黒銀】……能力解放、同調」
俺がそう呟くと同時に、黒銀の柄から電子線がまるで根を張るように俺の体を伝って、頭まで伸びた。その電子線が一瞬淡い水色の光を発光した後、その電子線を逆流するように俺の血液が流れていき、黒銀に浸透する。その後、俺が右手にもつ黒銀を横なぎに一閃する。ただ、それだけだった。
「?!」
俺が横なぎに振るう瞬間に黒銀はその刀身を数百の欠片に変化させて、降り注ぐ岩の槍を貫く。貫かれた岩の槍は先程の炎の塊と同じように消滅した。
「もう終わりか?」
俺は背中から羽を生やして中に浮遊して、ソロモンを見下ろす。ソロモンたちの顔には、先程の余裕の表情はなく、明らかな敵意と焦りを窺える。
「!!」
「!!」
ソロモンたちは示し合わせたように、同時にアミーとモラクスを発動させ、大小様々な炎や岩をはなってくる。しかも先ほどとは違い、セーレを織り交ぜることで全方位からの弾幕攻撃をはなってきた。
「少しは付き合ってあげるよ」
俺は右手で自身に向かってくる魔法を先ほどと同じように消滅させながら、左手にもつ白金をソロモンたちの方に向ける。
「【白金】、能力解放……増刃。【黒銀】、能力解放、増刃」
俺がそう呟くと、俺の周りに白金と黒銀によく似た剣が一つ、また一つと現れていく。そして数秒後には数百を超える剣が俺の周囲に現れた。
「全同調」
俺がそう一言呟くと、周囲に浮いていた剣が俺に向かって放たれる炎や岩に向かって飛んでいき、破壊していく。その間、俺はソロモンたちを見下ろしながら、微動だにしていない。
「次は俺の番だな」
俺は飛んでくる攻撃を、模倣した剣で破壊しながら、間を縫うようにしてソロモンたちに近づく。まずはマルバスを拾った方を狙いにいく。
それに気づいたのか、セーレとモラクスを持っている方のソロモンが俺の前に割り込んでくる。
「邪魔だ」
俺は右手にもつ黒銀を無造作に振るう。重力魔法でさらに威力を高めた一撃を受けたソロモンは大きくのけぞった。そいつには脇目もくれず、マルバスを拾った方のソロモンに向かう。
「!」
ソロモンは手に握るアミーの本体を上から振り下ろす。単純な質量攻撃だが、それ故に強力だ。しかしそこに本来であれば……と、付くが。
「悪くない選択だけど、相手が悪いね」
俺は左手で持つ白金で受け止める。ガギンッと大きな音を響かせた後、ギリギリと鍔迫り合いが起きた。だがそれも長くは続かず、数秒後にはビキ、ビキビキと音が鳴り響き……そして、剣が砕けた。ソロモンの持つアミーが。
「?!」
「何惚けてんだよ」
俺はすぐに距離を詰めて重力魔法で吹き飛ばす。ソロモンは不意打ちに耐えきれず、膝をつく。
「まずはお前からだ」
「!」
俺が左手にもつ白金を、ソロモンを見下ろしながら袈裟斬りに振るう。それを見て、ソロモンはマルバスの剣の腹をこちらに向けて、防ごうとした。だが、それは叶わなかった。
「空喰」
俺がそう呟きながら白金を振るうと、俺の目前にいるソロモンの上半身が、マルバスごとずれた。
「?!」
その瞬間、ほぼ満タンまであったソロモンのHPが全て消え去り、ポリゴン体となって中に消えていった。
「!」
「おっと」
俺の背後からセーレを振るうソロモン。俺は空中で輪を描くようにくるりと回避する。
「少し遅かったな」
「!!」
俺はソロモンの攻撃を敢えて大袈裟に飛び回って回避する。それに釣られて、ソロモンはだんだんと移動している。
「……そこだ」
俺はソロモンの攻撃をスレスレが回避しながらソロモンの横を通り過ぎる。剣を振り切った後、すぐにこちらを向くソロモン。既に次の攻撃を行なってきている。だが、
「少し、遅かったな。……空斬」
俺が何もない空中で、右手にもつ黒銀を横なぎに振るう。それと同時に、ソロモンの持つモラクスが俺目掛けて横なぎに振るわれる。
そして、俺に当たる直前にその攻撃は停止した。そしてその刹那、ソロモンの首が切断された。
黒銀
所有者:トゥルー
能力1:不壊 決して壊れない
能力2:増刃 手持ちの機械系の素材を消費することで、黒銀の模造品を製作できる。模倣品は、同調の能力だけ持つ
能力3:魔法切断 この剣で魔法などを切り付けると、消滅させることができる
能力4:同調 所有者の性質と思考にリンクし、最も最適な形状に変化できる。
固有能力:空斬 敵がいた場所を攻撃することで、今現在の敵に防御不可の攻撃を繰り出すことができる。
概要:DTIOにおいて一つしか存在しない武器、神器の一つ。世界で最初にできた機械系武具にして、全ての機械系武具の性能を併せ持つとされているオーバーテクノロジーの剣。黒銀色の等身を持つ、サーベルやハンティングソードに近しい形状をしている。
白金
所有者:トゥルー
能力1:不壊 決して壊れない
能力2:増刃 手持ちの機械系の素材を消費することで、白金の模造品を製作できる。模倣品は、同調の能力だけ持つ
能力3:魔法切断 この剣で魔法などを切り付けると、消滅させることができる
能力4:同調 所有者の性質と思考にリンクし、最も最適な形状に変化できる。
固有能力:空喰 この効果を発動した状態で空間を切り付けると、その剣筋通りに前方の空間を丸ごと消失させる。(まるで食べてるかのように見える)また、一筆書きで丸く切りつけたり、四角く切り付けると、その内側まで一緒に消失させる。
概要:DTIOにおいて一つしか存在しない武器、神器の一つ。世界で最初にできた機械系武具にして、全ての機械系武具の性能を併せ持つとされているオーバーテクノロジーの剣。白金色の等身を持つ、サーベルやハンティングソードに近しい形状をしている。
神器は他の武器とは一線を画す存在であるため、効果ではなく、能力と表記される。さらに複数能力を持ち、常時発動型と能力選択発動型の二つが存在している。
イメージとして、空斬はS○Oのベル○ーリさんを、空喰はナ○トの塵遁 限界剥○の術を想像してもらえるとわかりやすいと思います(笑)
そして、今回の模倣剣のシーンは、F○Oのギルガメ○シュやガン○ムのファ○ネル、東方プ○ジェクトの十六○咲夜なんかを想像してもらえるとわかりやすいと思います(笑)




