第二十一話
前回代表作のほうの新話を謝ってこちらに載せてしまいました。通知が飛んだ方がいたら申し訳ありません
俺は黒山羊さんと共に屋敷の庭の方に向かっていった。すでにそこでは各々が自由に過ごしていた。
「す、すみません! もしかして本物のバトさんですか?!」
「あぁ、そうだ」
「すげぇ! あ、あああのしゃ、写真をお願いしてもいいですか?!」
「おう、俺でよければな!」
リラの連れてきた子の中でも男の子たちはバトと話している。
サーナお姉様! お姉様のギルドはどうすれば入れますか?!」
「お。おねぇ様? え、えーと、そうね、他のメンバーからの推薦などが一般的かしら?」
「どのようにすれば推薦を受けれますか?!」
「わ、私はあくまで推薦された人材を見極める役だから彼女らの推薦基準はわからないわね……」
「じゃ、じゃあ他のメンバーとはどこで会えますか?!」
「え、えっと〜……」
リラの連れてきた子達のうちの数人が興奮した様子でサーナを取り囲んで質問攻めにしている。サーナは困ったような表情を浮かべ、俺の方を見てきたが無視しといた。だって面白いから。
他にも色々な人に質問したり、ソロランカー同士で話したり、各々やりたい放題だ。
「こうもソロランカーが集まるとは、さすがですね」
「やめてくださいよ、黒山羊さん」
「褒めているのですよ」
「ほんとですか?」
「……さて、私は隅の方に向かわせていただきますね」
「あ、逃げた」
黒山羊さんは視線を合わせずに、飲み物の入ったグラスを一つだけ持ち、会場の隅の方に向かっていった。俺はため息をひとつついた後、飲み物の入ったグラスを持って、みんなに聞こえるように声をかけた。
「みんな聞いてくれ!」
俺がそう声をかけると、みんな話をやめ、こちらを向いてくれた。
「今日は集まってくれてありがとう。この度俺はついに自分のギルドをもつことにした! ギルド運営は初めての試みで、右も左も俺はわからない。 だからその時はみんなに力を貸してほしい。 とまぁ、堅苦しい話はこの辺りにして、今日はみんな楽しんでくれ! それじゃあ。乾杯!」
「「「「「「「「「「乾杯!」」」」」」」」」」
俺がそういうと共に、全員が持っていたグラスを天に掲げて乾杯を挙げた。
「おうトゥルー」
「バト」
「いい挨拶だったぜ」
「あんがと。 まぁまた色々頼むがそん時はよろしくな」
「まかせろ」
「トゥ〜ル〜ゥ〜?!」
「どうしたサーナ?」
「あなた、わざと無視したわよね?」
「ナンノコトカサッパリ」
「ちょっとこっちきなさい!」
「やだね!」
「あ、こら飛ぶな!」
「そういうサーナも飛んでんじゃねぇか?!」
「私はいいのよ!」
「理不尽!」
「うるさい!」
「おぉー楽しそう!」
「やれやれ……子供ですか」
「だな。 全く」
「混ざらないのか? 日影ケケッ」
「無理だよぉ」
「どっちも餓鬼かよ」
「童子! 聞こえてるわよ!」
「おれだけかよ?!」
「フフンンフンフ〜ン」
「おや、いい音楽だね」
「今度共演しませんか?」
「あ、えっとその……」
「リラーーーーーーーー!」
「何よ!!」
なんかわちゃわちゃとしてきたけど、みんな楽しそうならいいか。パーティは数時間に及び続いた。




