第十九話
もう1話更新です。そろそろ一章が終わります。ここまで長かったですね、主に更新スパンが()
俺とリラが待ち合わせ場所に行くと、すでにルナさんがいた。
「お待たせしました、遅れてすみません」
「いえ、それほど待っていませんので……それで、そちらのお方は?」
「あ、紹介しますね。 彼女はうちのギルドのメンバーです」
「は、初めまして! リラと申します!」
「初めまして、私はルナといいます。 イラストレーターをしています。 よろしく御願いしますね」
「よ、よろしく御願いします!」
リナとルナさんはお互いに自己紹介をした。俺はその自己紹介が終わったのを確認してから二人に話しかけた。
「挨拶は済んだようなんで、少し場所変えましょうか」
「どこにですか?」
「まぁ、ついてくれば分かるよ」
俺は二人を連れて転移した。
「ここは……?」
「ギルドのために買ったんだよ」
「これを、ですか?」
「うん」
俺たちの目の前にはまさに豪邸と言うべき建物があった。厳重な扉の先には一本の平らな道があり、その周りには均等に切り揃えられた芝生と、大きな噴水がある。
「いやぁ、やっぱりいいねぇ」
俺は厳重な扉を押し開けながら中に入った。リラとルナさんは少し戸惑っていたが、俺が入ると急いでついてきた。
「す、すごい……」
「これ、どのぐらいの値段がしたんでしょうか……」
「うーん、いくらだったかな……一括で買ったからわからないや」
「い、一括?!」
「うん。 それにそんな残高動いてなかったような気が……あ、確か十の桁が動いた気がするな」
「十の桁って……」
「じゅ、十億……」
俺は動かなくなったふたりの腕を引いて、芝生を少し歩き、併設されているバルコニーに二人を案内した。
それじゃあルナさん、依頼してたやつ御願いしてもいいですか?」
「あ、あぁはいどうぞ。 こちらです!」
そういってルナさんはデータを具象化した。すると、机の上にルナさんの書いたイラストが現れた。
「ご要望された条件はすべて取り入れてあると思うのですが、どうでしょうか」
「うん、要望通りですね」
机の上に具象化されたデータは俺のイメージ通りの物だった。後ろには黄緑色の無限が書かれており、その無限の上には小さなハートがあり、それを目元を隠した女性が愛おしそうに微笑みながら抱いている。
「では、これで御願いします」
「分かりました、ではデータを送りますね」
ルナさんからデータを貰うと、俺はすぐにギルドを結成した。
「これで、ギルド【真なる絆】の正式始動だ!」
「おめでとうございます」
「私が、トゥルーさんと同じギルドに……」
「本津にありがとうございます、ルナさん」
「いえいえ、お気になさらずに」
「実はもう一つルナさんにお聞きしたいことがあって」
「なんでしょうか?」
「よかったら、うちのギルドに入りませんか?」
俺はルナさんをギルドに誘った。何人か声をかけようと思っていた人の一人は、ルナさんのことだ。これも何かの縁だろうと思い誘ってみた。
「いいんですか?!」
「もちろんです」
「じゃあ……御願いします」
こうして俺のギルドに新たにもう一人メンバーが増えた。




