6
翌日の放課後。
シードとメリアが生徒会室に行くと、なんだか中が騒がしかった。
見ると、ビルズとノアを筆頭に、1年生達ががやがやと何やら騒いでいる。
「凄いですわね。まさか短期間でこれだけの量を……」
「ああ。本当に、お前たちがいてくれて良かった」
「すごいな。俺たちより仕事早いんじゃないか? 」
一体何が凄いというのか。
不思議に思ってシードがそちらに近づいていくと、皆が取り囲んでいる真ん中にいたのは、昨日シードとメリアにちょっかいを出してきた3人組だった。
何やら得意気な顔をしており、その足元には大きな薔薇の入った箱が置いてあった。
赤や青、黄色にピンクなどの、薔薇の入った箱が。
「あ! シード様とメリア様! これ、全部この3人が昨日作ったんですって! たった1日で、凄いと思わない? 」
ノアが興奮したように言うのに、シードは驚きを隠せなかった。
だって、それは。
「凄いですね。あの人達……」
メリアが薔薇の入った箱を見て言った。
「違う」
「え? 」
「あれは、僕が昨日作った……」
汗が頬を伝っていった。
「昨日残って作ったんですよ! 」
「俺たちで、頑張っちゃいました〜」
「ま、俺たちが本気を出せば、これらくらいどうってことないですよ」
3人は、自慢気に笑っている。
ビルズから、ノアから、周りから褒められている。
注目されている。
シードが作った造花なのに。
それを目にした途端、シードの中で何かが切れた。
「ふざけんなっ! それは僕が作ったやつだぞ! 」
堪らずそう叫ぶと、一瞬シン、と静まり返った。
ノアが困ったように「どういうこと? 」と聞くと、太った男の方が前に出てきた。
「はぁ? これは昨日俺たちが作った物だ。何を言っているんだ? 」
そう言いつつも、顔は笑っていた。
後ろの2人もニタニタと口元に笑みを浮かべている。
それを見ただけで、これが誰の物なのかはもうハッキリしていた。
「違う! これは僕が昨日残ってハラン様と作った物だ! おまえら、僕だけじゃなくハラン様の手柄まで横取りするつもりか! 」
ハラン、という名前を聞いて、さすがの3人も笑みを消して怯む様子を見せた。
だが。
「し、知らねぇよそんなの。これは俺たちが作った物だからな! 」
今更折れるわけにはいかないと、嘘を貫き通すつもりらしい。
こんなことなら箱を寮に持って行っておくべきだった。
それか、シードがこいつらより早く生徒会室に来ていれば……。
後悔してももう遅い。今は自分が正しいことを証明しなければ、本当に手柄を横取りされてしまう。
「僕とおまえらは、別々のテーブルで作業していて、別々の箱にそれぞれが作った造花を積めていたはずだ! おまえらが昨日積めてた箱を見せてみろ! まだ全然入ってなかっただろう!? 」
シードが使っていた箱は真っ白な物。
対して3人が使っていた箱は真っ赤な物だった。
3人が今手にしているのは真っ白な箱。
なら、赤い箱もどこかにあるはず。
「ああ。あの赤い箱なら、おまえが使っていただろう? 」
「はぁ!? 」
太った男が口元の笑みを戻して、視線をシードの後ろ、昨日作業していた机の方へ向ける。
後ろを振り返ってみると、そこには薔薇が少しだけ入っている赤い箱があった。見た目の雑さからして、シードが作った物ではない。
「なっ……! おい、これおまえらが昨日使ってた箱じゃないか! 何入れ替えてんだ! 」
「入れ替えてなんかいないさ。元々俺らはこっちを使ってたんだから。なぁ、おまえら」
「そうだな」
「おう。その通りだ」
3人が頷き合う中、メリアも声を上げる。
「そ、そんな! おかしいです! この赤い箱、確かに昨日あなた達が使っていた物だったじゃないですか! シード様も、昨日帰らずに作業していたことは私だって知っています! シード様、本当に頑張って……」
「あぁ!? 関係無いやつはどっか行けよ! 」
「か、関係なくないです! 私、見てましたから! 昨日シード様が帰らずに残って作業してたの! ちゃんと見てましたから! 」
「じゃあシードが作ったっていう証拠はあるのか? 」
そう聞かれ、メリアは言葉に詰まる。
口をもごもごさせて、黙ってしまった。
「ほらな? 証拠なんてないじゃないか」
「おい! いい加減にしろよ! それなら、お前たちの物っていう証拠もないじゃないか! 」
シードが言うと、男達も「それは……」と言い淀む。
「ほら見ろ! おまえらの物っていう証拠もないんじゃないか! それを早く返せ! 」
「っ……だから! これは俺たちの物だって言ってるだろ! 男爵家のくせに、舐めた口きいてんじゃねぇぞ! 」
睨み合うシードと3人を見て、ビルズが薔薇の造花に目をやって言った。
「今大事なのは学園中に飾る造花を作ることだ。誰が作った物かなんて関係ない。つまらない言い争いは止めて、お互い協力し合って仕事をしろ。それだけだ」
「!? 悪いですけど、協力なんて無理ですよ! こいつら、昨日も僕とメリアちゃんの作った造花を馬鹿にしてきたんですよ! 」
「なっ! 違う! 俺たちは別に……」
「まぁまぁ皆様落ち着いて。この話はもう終わりにしましょう? どっちの手柄かなんてどうでもいいじゃない。皆頑張ってる。それで良いでしょう? 」
ノアの言うことは最もだ。
でも、さすがにここまでのことをされておいて黙ってはいられなかった。
「そ、そうだ! ハラン様に聞けば……! 」
「ハラン様ならまだ来てないわよ。ねぇシード様、ここはもういいじゃない」
「ああ。もういいだろ」
「そうそう。今なら許してやるからよ」
「もう十分だろ? 」
「ほら、皆様もこう言ってくださっていることですし、シード様もどうか、これ以上は止めてあげて? 」
ちょっと待ってほしい。
何でシードが悪いみたいになっているんだ。
元はと言えばこいつらが嘘を吐いて周りから褒められていたのが原因なのに。
「そうだな。もう止めてやれよ」
「これ以上はさすがにかっこ悪いぞ」
「もう止めろよ。バカバカしい」
「そうそう。注目されたいからって、そんなこと言ってんじゃねぇよ」
気づけば、周りの1年生達も口を揃えてシードを責めていた。
違う。シードが悪いのではない。
何故、誰も信じてくれないのだろう。
シードが男爵だから?
身分が違うというだけで、こんな目にも合うのか?
そんなの、いくらなんでも酷すぎる。
昨日3人が馬鹿にしてきたことに対して、シードが口答えをしたのがこんな状態を招いてしまったのは分かっている。
でもだからといって、こんな形でやり返してこなくてもよかったはずだ。
昨日だって、シードは全然悪くないのに。
「早く謝れよ」
「そうだそうだ。許すって言ってんだから」
「そのくらいのことはできるだろ? 」
口々に言われる黒い言葉に、もはや恐怖さえ感じた。
「違う、僕は――」
「もういい。それぞれ持ち場に戻れ」
シードが言う前にビルズが周りに指示を出した。
その言葉を皮切りに、1年生達は各自仕事場に戻って行った。
「今日は、仕事の進み具合を確認するために書類組の皆に集まってもらっていたの。でも、タイミングが悪かったみたいね。大丈夫。私もお兄様も、シード様がちゃんと仕事をしてくれていることは、分かってるから」
ノアに優しくそう言われ、シードは何も言えなかった。
唇を噛み締めて、俯くのみ。
「それじゃあお兄様、私たちもそろそろ」
「ああ。来賓の方々の名簿確認、だったな。アルストロ、スカシユリ、おまえらも頑張れ」
そうして、ノアとビルズも生徒会室から出て行ってしまった。
メリアが心配そうにシードを伺うも、シードは顔を上げられずにいた。
「ふん! おまえらが悪いんだぞ。ざまぁみろ」
ビルズとノアがいなくなったことを確認して、3人がシードの方に寄ってくる。
それに反応したのはメリアだった。
「これ以上は止めてください! 昨日といい今日といい、何なんですか? 私達、あなた達に何かしましたか!? 」
「はぁ? おまえらが気に入らない、ただそれだけだよ。メリア・アルストロ、だったっけ? おまえもだ。平民のくせに、偉そうにアイビー様やカルミア様と喋りやがって。調子にのってんじゃねぇぞ」
「私は別に、調子にのってなんか……」
「……もう止めろ」
掠れた声が喉から絞り出される。
それは、とても低くて冷たい色をしていた。
「僕が気に入らないんだろ? だったらわざわざ関わってくるなよ。鬱陶しい」
「はぁ!? おまえ、俺に向かってそんな……」
「昨日僕が貴様らに口答えしたのがそんなに気に入らなかったのなら、最初から馬鹿にしてくんなよ! 男爵だからって何も言ってこないかと思ったか馬鹿! 」
「馬鹿っ……!? ってめぇ……! 」
太った男が怒りで顔を真っ赤にして、シードの胸ぐらを掴みあげる。
「貴様、俺にそんなこと言っていいんだな!? 」
「さっきから俺俺言ってるけど、僕は君が誰だか知らない。そんなに有名なの? ていうか、離してよ。汚れるんだけど」
「シード貴様っ……! 」
「おいガルマ、こいつもう殴っちゃおうぜ? ブレイブ様もセルフ様も来ないし。ハラン様もまだ来る様子はありません。殴るなら今だと思うぜ」
後ろにいた男がガルマに声をかける。
太った男の名はガルマというらしい。
「そうだな。よしシード・スカシユリ……今目にものを見せてくれる……」
「黙れガルマ様。いや、様付けも無用だね。黙れガルマ。後ガリガリ1号も黙れ」
「なっ! 誰がガリガリ1号だ! 」
ガリガリにやせ細った奴が2人いるからわざわざ1号、2号とわかりやすくしたのに、お気に召さなかったらしい。
「おい、やるぞ」
ガリガリ2号が指を鳴らしながら言うと、1号とガルマも嫌な笑みを浮かべながらシードと顔を近づけてきた。
「うわっ! 」
すぐに殴られるかと思ったがそうではなく、ガラルはまず掴んでいたシードの胸ぐらを離してドンッと後ろに押した。
すぐ後ろにあった作業机にぶつかり、背中に痛みが走る。
「っ……! なにす……」
「おらぁっ! 」
続けて2発、ガリガリ1号と2号がシードに拳を放った。
「いい気になんなよ」
「調子にのってんじゃねぇぞ、カス」
いい気になってるのはどっちだ。
カスはどっちだ。
全部、おまえらの方だろうが。
「……くが、僕が何したって言うんだよ! 身分が高いってことを差し引けば、おまえらなんて大したことないだろ! 差別しかできない馬鹿共が! 」
高位貴族というだけで、周りは奴らを褒め称える。
下位貴族というだけで、周りは僕らを馬鹿にする。
この差は何だ? 何が違うっていうんだ?
「僕だって……僕にだって、光を当ててよ。僕だって……! お願いだから! 」
それは、シードの願いだった。
でも、その願いは届かない。
殴られ続ける自身の身体を守ることしかシードにはできなかった。
「お願い、だから……」
ポツリと呟いた、その時だった。
「何の騒ぎだ? 」
音も無く静かに入ってきたのは、息を切らした様子のメリアと無表情のヤナギ、そして、カルミアだった。
眼鏡をクイッと上げて、鋭い瞳をガルマ達3人に向ける。
「カ、カルミア様……。なんで! だって昨日、シードと喧嘩して……もう来ないんじゃ……」
ガルマが殴るのを止めてカルミアの方を見る。
「何か勘違いをしているようだが、俺はシードと喧嘩はしたがもう来ないとは言っていない。頼まれた仕事だ。投げ出すなんて、俺のモラルに反するからな。それで、何がどうなって、殴り合いなんかになってるんだ? 」
「……シードがっ! こいつが悪いんです! 俺達が作った造花を、こいつが僕の物だとか言うから……だからっ!」
「ち、ちがっ! だからそれは、僕が……」
「シード、おまえはもう何も言うな。メリア、手当てをしてやってくれないか? 」
「あ、はい! 」
メリアが駆け寄って来て、シードの傍に座った。
手には医務室から貰って来たのであろう救急箱が握られている。
「じっとしていてくださいね」
「メリアちゃんが、カルミア様を呼びに行ってくれたの……? 」
「はい。私1人じゃ、どうにもできそうになかったので……。役立たずで、すみません……」
メリアがそう言って下唇を噛み締める。
その顔は悔しそうだった。
「そんなことないよ……。メリアちゃんは、僕のこと信じてくれたでしょ? それに、僕の代わりにあいつらに言い返してくれたりもした。役立たずなんて言わないでよ」
「シード様……」
悲しそうな顔をするメリアの頭をポンポンと撫でると、隣にヤナギも来てくれた。
「ブレイブ様とセルフ様が、アイビー様と3年生の方の手伝いに行ってしまっていて、私とカルミア様も、そちらの方に行っていたのです。何でも、来賓の方達に送る招待状等の確認が大変とのこと
で……。こちらの方に来られずに、申し訳ありませんでした」
「ハラン様……大丈夫です。来てくれて、ありがとうございます」
謝るヤナギに笑って返すと、手当てが終わったメリアがふぅと息を吐いた。
「そんなに怪我がなくて良かったです。擦り傷程度の物なので、すぐ治ると思いますよ」
「ありがとう、メリアちゃん」
絆創膏の貼られた腕を見てシードが言うと、メリアもやっと笑ってくれた。
「で? おまえらはこの造花は自分たちが作ったというのか? 」
振り向くと、カルミアがガルマ達3人に状況説明を求めているところだった。
「はい! 俺たちは何もしていないのに……」
とガルマが言うところを見て、まだ嘘を吐いているらしい。
「ということらしいが、シード。本当か? 」
「はぁ!? ぜんっぜん違いますよ! この造花は、僕が昨日残って作った物なんです! ねぇハラン様! 」
「はい。お見受けするに、これらの物は昨日の放課後私とシード様が残って製作した物かと思われます」
「と言っているが? 」
シードとヤナギの言葉を聞いて、さすがのガルマ達も顔色を悪くした。
互いに目配せし合い、何かを思いついたように口を開く。
「でも、証拠が……」
「証拠ならある」
「え? 」
カルミアの言葉にガルマ達だけでなくシードまでも驚いた。
カルミアはシードの方にまっすぐ歩いてきたかと思うと、突然シードの腕を掴んで上に挙げた。
「ちょ、なにす……」
「これが証拠だ」
シードの挙げた手。
それを目にしたガルマ、ガリガリ1号、2号が「あ……」と驚いたような声をあげる。
「メリア。この絆創膏は、おまえがさっき手当てした時のものか? 」
カルミアが聞くと、メリアは首を大きく横に振る。
「いえ! それは私が手当てするより前に貼られていました! 」
シードの指に貼られたいくつもの絆創膏。
それは、昨日から貼っている物だった。
「これ、昨日俺が見た時は貼ってなかったよな? ということは、貼られたのはそれ以降ということになる。シードは造花作りが苦手だから、針で怪我をしてしまって、こんなに怪我をしてしまった。違うか? 」
「……はい」
メリアは手当てをしている時に気づいたのだろう。
だとすると、カルミアは生徒会室に入ってきた瞬間にこれを見抜いたということだろうか。
「シード様は昨日、私とセルフ様に造花を作るのを手伝ってほしいと頼んでこられました。皆さんが帰った後も残って製作しておられ、その時にいくつか怪我をしている所を私は目にしました」
「と、目撃証言も上がっている。どうだ? これでもまだ何か言いたいことがあるのであれば聞くぞ? 」
そう言うと、3人の顔が真っ青になった。
「い、いえ。失礼しました! 」
気まずそうに頭を下げる3人に、「謝る相手が違うんじゃないか? 」とカルミアがシードを見て言う。
それに気づいたガルマが、嫌そうな顔をしながらも「すまなかった……」と謝ると、ガリガリ共も「すまなかったな……」と謝罪した。
「だが、こいつらが人を殴ったのは事実。それだけのことをしたのであれば、無理に許せとは俺は言わない。シード、後はおまえに任せる」
3人は、まだ不服そうにしている。
こっちは散々な目に合ったのだ。そう簡単に許そうとは思わない。
少なくとも、何か罰を与えなければ気が済まなかった。
「じゃあ……」
「カルミア様! あとヤナギも! 急にどっか行ったと思ったら、全然戻ってこなかったじゃないですか! 」
生徒会室に入ってくるや否や、セルフが怒ったようにカルミアとヤナギに詰め寄る。
「仕方ないだろ。ヤナギと一緒に少し休憩しようと外に出たら、メリアに引っ張っていかれたんだから」
「だからって! あんな大量の招待状をあの人数で読むの、大変だったんですからね!? 本当、ずっと文字ばかり読んでて……」
「カルミア様。ヤナギと一緒に休憩に行ったとはどういうことですか? 」
「ブレイブ、何故そんな強ばった顔を……」
「質問に答えていただけますか 」
「? 疲れたので休憩しようとしたら、ヤナギも休憩するっていうので、2人で少し外の方に……」
「ふ、2人で……ですか……」
カルミアとセルフ、ブレイブがわいわいと話していると、扉が勢いよくバンッと開かれた。
「ほらほら〜早く運んでくれないと時間無くなっちゃいますよ〜? 」
「シード! こんな大量の荷物……」
「あ! ハラン様の荷物重そうですね〜? これはガリガリ1号に持たせるんで大丈夫ですよ〜? 」
「はぁ!? これ以上持てるかって……おもぉ!? 」
ガルマとガリガリ1号、2号に布やらが入っている大量の荷物を持たせてにっこりスマイルを浮かべるシードが帰って来たところで、造花作りが再開された。
「ガルマ様〜この糸針に通してくれません? 中々通らなくって〜」
「……クソっ! オラ、貸せ」
「あ〜なんか喉かわいちゃった〜。1号様、お茶でもいれてくださいよ〜。僕紅茶でお願いします〜」
「……わーったよ」
「2号様はお菓子、お願いします♡ 」
「あーもうっ! やりゃいいんだろ!? 」
そうして働き出す3人を、シードは笑顔で眺めていた。
すると、扉がガチャりと開いてアイビーが入ってきた。
「悪い。遅くなった……って、あの3人、どうしたんだ? 」
アイビーが訝しげに聞いてきたので、シードは意気揚々と告げる。
「どうしたって……雑用係? 面倒なことはぜーんぶやってもらおうと思って! 」
「いやでも、無理にさせるのは……」
「アイビー様、それが……」
メリアが事の経緯をアイビーに話すと、アイビーは哀れな目を3人に向けて「そうか……」と呟いた。
「え〜なんですかこの紅茶〜。全然美味しくないんですけど〜。このお菓子も食べ飽きましたし〜。ちょっとガルマ様、まだ糸通らないんですか? 」
「「「っ〜! もう許してぇぇぇぇ! 」」」
3人の声が、室内に同時に響き渡った。




