再会
「ミシェラ、ミシェラ、、、」
「何処だ、、、」
「何処に、、、」
あの場を後にし、外に出てきた。
すぐにミシェラがいると思ったのだが、、、
そこには何もなく、閑散としていた。
まだ。
まだ、そんなに時間は経っていない。
離れたとしても、この近くにいるはず。
探そう。
、、、
、、
あれから数時間が経つ。
未だに合流は叶わず、時間だけが先に進んでいる。
打開策はない。
そう言い切ることが出来た。
「、、、はぁ、、、」
もう何も考えない方がいいのではないか?
ここでじっとしている方が気楽でいいだろう。
座り込む。
ポケットに固い感触。
普段使っているスマートフォンが入っていた。
何気なく電源をつける。
そこには。
今何してるの?
ご飯は食べたのかな?
おしゃべりしたいな。
早く会いたい。
私だけを見ていてほしい。
それ以外はいらない。
送信者は。
蒼井京子。
現代の唯一の友人。
だが、彼女に連絡先を教えた覚えもないし、
それに。
普段使っているスマートフォン?
僕はそんなもの持っていない。
なぜそう思ってしまったのか?
悪寒が走る。
何だこの感覚。
知らない。
これは、、、
頭が、、、
「見つけた、、そっちも探してたんだよね?」
振り返る。
そこには。
満面の笑みを浮かべた蒼井京子が立っていた。
**********
外に出るのなんていつぶりだろうか?
町の外観は何も変わっておらず、昔の名残も残していた。
かつての栄光もあり、
現在の堕落もある。
混合した世界。
そう。
ここは私の世界ではない。
現代に戻るのだ。
家族3人でまた暮らすために。
ユーランド城前まで来る。
以前ノイズが走り続けており、その濃さが増しているように見えた。
形が定まらないのか。
現代の世界で固定されるか。
この世界のまま固定されるのか。
猶予はない。
急がねば。
再び周辺を探す。
ただ景色だけが広がっていて、寂しい感じ。
その少し向こうに人の気配。
話声がする。
足を速める。
声が近くなる。
二人分の声。
言い争っている。
影から、顔を覗かせて。
見た。
健と、、、、
もう一人は、、、、?




