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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第5章 終わりと再会と
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帰ってきたんだよな、、、?

再び戻ってくる。

ミシェラたちがいる世界から、本来の世界に。

移動はつつがなく、行われ、完了した。

元の肉体に、魂が戻ってくる。

ベットに横たわっている。

初めに頭を起こす。

少し重い。

まだ頭の機能は、はっきりしていないのか?

頭に手を伸ばす。

感触を確かめるように。

形が違う。

やたらと凹凸があり、コードのようなものも確認できる。

、、、、、

なんだこれは。

すぐさま両手を使い、頭のそれを外しにかかる。

かなりきつく締められていて、中々動かない。

とりあえず、そこにある剣でコードの類を切ればなんとかなるか?

頭を一定の高さで保持し、コードを束ね、一気に切断。

頭の装置の変な重さはあるが、自由になった。



「、、、帰ってきたんだよな、、、?」



既におかしな点が2点。

謎の装置。

何故か今手に持っている剣。

これは、あの世界で俺が携帯していたものだ。


視線を周囲に移す。

様子は一変していた。

自分のいる部屋の至る所が、鮮明でなかった。

何故か点滅を繰り返しているのだ。

点滅時に壁に表示されているのは、紛れもなくあの場所。

ユーランド城。

そこの壁の模様だ。


しかし、いまだに状況がつかめない。

ここは、現代なのか?

ミシェラたちの世界なのか?


疑問を抱いたまま、観察を続ける。

何か。

何かないか。

この状況を理解できるもの。

こんな時に誰かいてくれたら、、、

ユーランドの誰か。

手を貸してくれるなら、誰でもいい。

俺に情報を、、、、



「、、、も、、終、、」



声が聞こえる。

微かにだが、何処から。

一旦止まる。

聞こえづらさを感じる。

この装置が邪魔だな。

もう一度試みる。

頭皮と装置の間で金属部分が引っかかり、血が滲んでくる。

だが、この時、既に痛みは忘れていた。

構わず、力を入れ、装置が外れた。

頭から血が垂れ落ち、赤色の線を描く。

装置をその辺に投げ捨てる。

風景は依然変わらず。

声が。



「もう、終わ、、、、だ。」



ブルームウッド。

間違いない。

あいつなら、この状況も打開できるはず。

声の方向に進み、点滅するブルームウッドが見えた。



「、、、、?」



そのブルームウッドの傍らに、点滅しない物体があった。

思わず、手を伸ばす。

ここで辞めておけば、良かった。

だが、彼はそれを見てしまった。



変わり果てた姿の母だった。



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