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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第1章 睡眠と世界の関係性
4/50

母との討論

「健!いつまで寝てるの!早く起きなさい!」



そんな声ともに、目を覚ます。

景色は、先ほどとは一変しており、

一目で分かった。

自分の部屋だと。

では、先ほどの景色は一体何だったんだろうか?

実際に、空気を感じ取った。

そこに住んでいる人の息遣い。

生活、営み。

どれをとっても、何ら違いがない。

どういうことだ、、、?



「早く!」



声が大きくなる。

これ以上、怒らせるとまた面倒なことになるだろう。

一旦下へ。

それに今日は、平日。

普段通り、学校がある。

階段を下りていく。

そこには、温かい朝食と、

それにおまけとして、怒った顔の母が。



「あんたは、どうしていつもいつもそうなのかなぁ、、朝はちゃんと起きる。これって生活の基本でしょ。そこから一日が始まるんだから。」



始まった母の言い分。

無論、いつものこと。

俺は、普段からこの会話に返答しながら、食事をし、

学校へと出かけている。



「しょうがないだろ。こういう体質なんだよ。昔と何一つ変わってない。これって母親的には、嬉しいでしょ。世の中には、息子が一人立ちしていって、そこから一人は嫌って鬱になる人もいるんだし。」



「うん、その言い分も分かるよ。でもさ、でもよ。それとこれとは違うのではないかと。生活習慣を一から見直せば、何か不足が出てくるはず。」



「治んないんだよな。どうしても。前も言ったと思うけど、病院行ったじゃん?そしたら、案の定、異常なし。至って健康。むしろ、良く寝てるねって褒められたわ。」



「、、、、」



ここで会話がストップ。

この会話を繰り広げて、どちらかを論破するまで終わらない。

今回は、俺の勝利で終わったみたいだ。

ちなみに、一向に終わらなくて、学校を遅刻したことなら何回もある。

言い出したらきりがない。

それが理由の一つ。

遅刻は、回避できそうだ。

ちょうどいいぐらいの時間。



「おっし、そろそろ行くわ。時間だしな。」



「、、あ、いってらっしゃい。」



母がはっとした顔で言う。

色々考えているみたいだ。

玄関で、靴を履く。

忘れ物は?

ない。

大丈夫だ。



「授業中、寝ないで頑張るんだよ。」



これもいつも通りの母の言葉。

暇さえあれば、何処でも寝れる。

そのことを諭した言葉。



「まぁ、極力頑張るわ。多分。」



そう言って、扉に手をかけ、

外の世界に。

学校へ行く。



当然、睡眠を拒むことなんて、不可能である。


前回の作品より、今回の作品の方が書きやすかったりします。

まさか、実体験を含んでたり、、、?

まぁ、そんなことはないですけど。

何はともあれ、読んでいただきありがとうございました。

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