成し遂げたこと、心境
一瞬で片が付いてしまった。
こんなにも簡単なことだったのかと心底思った。
目の前のただ喋るだけの敵を薙ぎ払う。
辺り一帯は焦土と化し、何も残らない。
まさに今の自分の心そのものだ。
アレウスの首と胴体は永遠の別れを告げた。
血しぶきを浴びながら、首が後方へと飛んでいく。
落ちる。
その場に残った胴体は、司令塔を失い、信号途絶。
首を失っても、体はそのまま立ち続けるというが、まさにそれ。
そして、その現象が終わり、胴体も横たわる。
ブルームウッドは、汚れてしまった自分の手のひらを凝視し、噛み締める。
復讐に復讐を重ねて、成長してきたこの手。
もう役目の果たしたこの手。
かつては家族の温もりに包まれていたこの手。
今は、冷たさしかなく、ただあるのみ。
本当にこれが望んでいたことなのか?
こんなにも、こんなにも。
空しいのに。
アレウスの亡骸の横で、ブルームウッドが蹲る。
今は立てなかった。
****
「始まったか?」
「ええ、おそらくはあの人。気に入らないけど。」
ブルームウッドが先行して、中に入っている。
そういう作戦だ。
大勢で押しかけても、あまりいい結果を生まないだろうと判断したため。
今、話をつけているはずだ。
見張りの死角外から城の方角の見ている状況。
夜間で、音もなく、一人一人の息遣いが感じられる。
「寒くないか?」
「大丈夫よ。ほら、集中してると汗かくでしょ?今がそれ。」
「、、、そうだな。今は、先行したあいつを待つしかない。」
****
無限にも感じられる時間。
そんなものは存在しないけれど、今は。
それを忘れ、目を閉じる。
思考を始める。
何をすべきだったかを。
次の行動。
やるべき行動。
あの二人を呼ばなくては。
この快挙を伝えるのだ。
二人もそれを望んでいた。
望んでいた?
何を?
自分の傍らのアレウス。
もう動かない。
これを?
望んでいた?
二人との作戦は何だった?
俺が先行して、話を。
話を。
何だろう?
思考が崩れてきた。
まとまらない。
駄目だ。
まだ呼ぶのは。
この惨状を知った城の兵士が集まるだろう。
俺も早く逃げないと。
そういえば、最近ラノベを読まなくなったことに気づきました。
昔は、学校に持ち込んで読んでたくらいなんですけどね。
昔に戻りたいと今でも心底思います。
昔は良かった。
皆さんもそう思いませんか?
何はともあれ。
今回も読んでいただきありがとうございました。




