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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第4章 変化を求めて
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夢、悪夢

「お主が慕っておる者がおるじゃろう?ほら、城の片隅に住んでるとかいう、、」



「、、、ご存じなのですか?」



「ああ、あの者は前の変換で王になったものだからな。今は落ちぶれて、あの様というわけだ。」



「、、、」



「ところでどうなんだ?王の正体、知りたくはないのか?」



「知ってどうにかなるものでもないと考えます。それは私の手の及ばない範疇かと。」



「、、、そう、、か、、」



アレウスの纏う空気の流れが変わる。

内側に潜む悪意を感じる。

次の瞬間。

背後から声がした。



「お前には知ってもらう必要がある。」



アレウスだ。

今のは分からなかった。

突然視界が歪んだかと思うと、その一瞬で。

かなりの練度だろう。

アレウスは本気のようだ。



「何を知る必要があるというのですか?」



「健だよ、王っていうのは。」



「それだけですか?」



「いや、まだだ。お前これが何を意味しているのか分かっているのか?」



「、、、ですから、意味が分かりません!」



「健と私は血縁関係にあるんだよ。それにここの世界の住人じゃない。」



「、、、は、、」



「お前たちには魂なんてない。ただの夢さ。寝ているときにだけ、発生する儚い時間。すぐ忘れる。そんなものだ。」



「私には、意思がない?」



「そうだ、本当に分からなかったのかね?」



「私は、何処にいるんですか?」



「何処にもいない、イレギュラーだよ。これは。健の行動からも明らかだったろう。」



「私は、何だ?」



「この世界の認識の王という存在は尊く有るべきものだった。でも、健の行動は異常だっただろう?」



「分からない、何も分からない。」



「下層の住人を憐れみ、手を差し伸べようとした。お前もそれを見たんだろう?」



「、、、、、、、」



「そのイレギュラーがこの世界の住人にも影響を及ぼしている。お前がそっちについたのも道理だろう。」



私は、夢?

この世界は、ただの夢で現実じゃない?

儚い時間?

今まで生きてきた意味って?

殺された家族を糧に復讐の日々だった。

その為に兵士になった。

その時間は無駄だったのか?

それとも、無駄なのはこいつじゃないのか?

目の前で訳の分からないことを論じているこいつ。

こいつが消えれば、この悪夢も終わるはず。

気づくと、意識は濁り、制御がきかなくなっていた。

右手は刀の柄に伸び、視線は目の前。



そのまま振り下ろした。

かなり好みの展開。

皆さんはどうだっただろうか?

楽しんでいただけたら幸いです。

読んでいただきありがとうございました。


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