疑心暗鬼
数分後。
ブルームウッドから声がかかる。
「出来たぞ。これでひとまず送ってみる。」
差し出されたのは、一枚の下書きの紙。
そこに俺たちが伝えたいことが、簡潔に書かれていた。
アレウス様
折り入って伝えたいことがあります。
「結局、また直接対峙するしかないのか?」
「ああ、手紙だけで伝えるのも悪くはないと思うが、効果は薄いだろう。」
「三人で乗り込むか、、、」
ミシェラが離れたところから見ている中、ブルームウッドは手帳の方に内容を書き映し出した。
一瞬で返答が返ってくる。
今夜なら可能だ。
こちらも簡潔に一文の返答。
ブルームウッドもすぐに返答する。
「決行は今夜だ。いいか?」
「ああ。大丈夫だ。」
「、、、」
ミシェラは頷くだけ。
は。今夜、参ります。
****
「ブルームウッド、何の用だ?」
手紙に転写された内容に対して、一人呟きながら、疑問を口にする。
あ奴は、幼少のころから、兵士としての英才教育なるものを受けていた。
命じられたことは何でも、すぐにこなし、失敗は一度もない。
その様はまるで、、、まるで、、、?
ブルームウッドの方から、頼みごとをしてくるなんて、今まで一度もなかった。
この気持ちの悪い感じは何だ?
得体のしれないものに追いかけられている。
もう逃れることはできない。
「どうされました?」
見張りの兵士が異変に気付き、近づいてくる。
今は一人の方がいい。
「、、、何でもない。持ち場に戻れ。」
「何かありましたらお申し付けください。」
「、、、」
彼らの態度は普通だ。
その様に訓練されているから。
自我を抱いてはいけない。
主の命令に忠実に。
思えば、ブルームウッドは例外。
過去に行った作戦で、踏み込んだ地区。
そこのたった一人の生き残り。
それが志願し、今の形になった。
再び悪寒。
だとすると。
何かに憎しみを抱いている?
今まで従順だったのは、計画のうちということか?
事実、この瞬間のアレウスの考えは正しかった。
でも、それにすら疑問を抱いてしまった。
その末路が悲惨なものになるとは思いもせず。
最近はあまり眠れてない気がします。
色々ありますが、頑張っていきたいと思います。
それはそうと。
アイスボーン楽しみですね。
投稿しながら、モンハンワールドやってます。
楽しんでいただけたら幸いです。
読んでいただきありがとうございました。




