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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第1章 睡眠と世界の関係性
3/50

迷い込む

俺は寝た。

そのはずだった。

なのに。

目が覚めたら、そこには違う世界が広がっていて。

何が何だか分からなかった。

まずは、ここが何なのか知ることから始めないと。



道行く人たち。

通りで、商売をしている人たち。

はたまた、そのどちらにも該当しない人たち。

答えは誰に聞いても同じだった。



「へぇ?あんたか、この世界の持ち主は。」



「あまり理解していない口だな。」



「ユーランドに行ってみるといい。」




ユーランド。

この世界の中枢都市。

商業、工業などといった商いの全てを担っており、

面積に占める人口の割合も最も多い。

人種は多岐にわたり、普通の人間は勿論として。

ドワーフ、エルフ、リザードマンなどが共存して生活を営んでいる。

男女比は、4:6でやや女性の人口が多くなっている。



そんなユーランドに、足を踏み入れた瞬間。

先ほどまでとは、空気が一変した。

他の人たちの見る目が変わり、

まるで、崇拝するかのような。

それでいて、扱いは丁寧に。

位で言うと、まさに頂点。

その待遇を受けた。



「あの、ここはどこなんですかね?」



大門の前で、見張り番をしているうちの一人に尋ねてみる。

すると、彼の顔はたちまち青ざめ、ひたすら首を下げようとした。



「ああ!滅相もない、、、王様、私なぞに話しかけるのはおやめください。」



「、、、王様?どういうこと?」



「ああ!記憶がまた飛んでいらっしゃるのか!でしたらば、この大門の向こう側へ進んでいただき、思い出したいただくのがよろしいでしょう。」



「さぁ!」



頭を下げていた割には、なかなか強引な奴ではある。

しかし。

この向こうに、求めているものがあるならば、進むほかないだろう。

先へ進んでいく。

その大きな扉からは、光が溢れ出ており、

中で何が待っているのかと内心楽しみにもさせられる。

扉の前に立つ。

手をかける。

ゆっくりと。

慎重に。

開けていく。

全身が光に包まれる。

視界が、一瞬だけ暗転し、再び戻る。

目を開けるとそこは。





いつも寝起きしている自分の部屋だった。




まだまだこれからといった感じですかね。

どんどん面白くしていきたい。

読んでいただきありがとうございました。


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