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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第3章 ミシェラの気持ち
25/50

妖艶な表情の裏側

「まず何から考える?」



「そうだな。まずは、、、」



場所は、ブルームウッドの自宅。

二人で同盟を結んだあと。

今後の展開、作戦について話し合っていた。

二人の共通認識は同じところにある。

皆が平等な暮らしを。

その為に、王制を正す。

その過程で、ブルームウッドはユーランドを破壊する。

根元の方から。

完膚なきまでに。



「他に協力者はいないのか?」



「お前も見ているとは思うが、俺がついていった下層にミシェラという子がいる。彼女なら事情を話せば、協力を得ることが出来るかもしれない。もちろん、その場合、危険はあるが。」



「あの子か。少々危険ではあるな。その子には荷が重いように見える。こちらでも探してみるよ。一応こっちにもあてはあるんだ。内部にな。」



「了解だ。そっちも頼む。俺は一回あの子のところに帰ることにするよ。」



「ではまたな。」



ブルームウッドの自宅を後にする。

そして、再び下層へ。

ブルームウッドにも渋られたし、自分自身でも思うところはある。

でも。

やはり。

ミシェラには伝えることにする。

皆が平等にの中には彼女たちももちろん含まれている。

だとしたら、伝えないのはお門違いだ。

彼女の家にはもう意識しないでたどり着ける。

扉をノック。

すぐに出てくる。

ミシェラの顔。

以前とは違っていた。



「待ってた、、、。」



「待ってた?」



「、、、あ、、な、何でもないわ!」



「どうしたの?」



「早くしなさい!」



手をつかまれ、室内に。

やはり何やらいつもと様子が違う。

落ち着きがない。

そわそわしている。

室内を行ったり、来たり。

かと思えば、こちらをじっと見つめたり。

何だろうか?

何があった?



「なんか落ち着かないね。」



気が付けば言葉が出ていた。

その言葉にミシェラが過剰に反応する。



「、、、」



何も言い返してこない。

だが段々とすり寄ってくる。

距離は次第に縮まり、手を伸ばせば、届く範囲に。

何故かミシェラの顔が赤い。

何が始まるというのか?



「、、、わ、私はここの生活から抜け出したい、、、」



「私だけじゃないわね、、、子供たちも皆。」



「大人たち?貴方に言ってなかったわね。もうほとんどいないのよ。」



鬼気迫る表情に息をのむ。

続く言葉に耳を傾ける。



「貴方、王様なんでしょ?私達を助けてよ。」



「そのために私は何を捧げればいいの?何を?」



「あげれるものなんかほとんどない。頼めるような立場じゃないのも分かってる。」



「でも、これならあげられる。」



「本当は好きな人にあげるもの。」



「私の初めて、貰って?」



その妖艶な表情の裏側には、確固たる決意が垣間見えている。

彼女は本気なんだろう。

でも。

その言葉が聞けただけでも、確信した。

伝えよう。



「それは取っておくんだ。代わりにミシェラ、君に聞いてほしいことがある。」








これでご飯三杯は食える。

その位の破壊力。

あくまで個人的には満足してます。

では、次回も。

読んでいただきありがとうございました。

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