五大要素
「行かせてよろしかったのですか?」
「ああ、問題ない。既に秘策は仕込んでおいた。」
「何をなさったのですか?」
「これだよ。」
アレウスの浮かべる不吉な笑みの正体。
それは、アレウスの示したものに表れていた。
一枚の巨大な地図。
ユーランド。
それに連なる街々。
アスタ市場。
そして、下層エリア。
無数に動いている点の正体。
「これは、、、何ですか?」
「君たちもよく使っている手紙の片割れのようなものだよ。ほら、こっちから手紙を書くと、あちら側の手紙に転写される。逆もしかり。」
「そのようなものが、、、」
「これは、いわゆる中央にあたる部分。全てを管理している。そして、この光っている点があるだろう?」
「ええ。」
「さっき後ろを向かせた時に、装置を取り付けた。小さいものだ。まず分からない。だが、こちらからは位置が分かってしまう。私が、何を言いたいかは分かるかね?」
「、、、」
「未だに情報が薄い。よって、これを利用し、情報収集にあたれ。」
「ブルームウッドは?」
「あ奴には、疑惑の目が向けられている。」
健と同盟を結んだブルームウッド。
装置の存在を知らずに、城を後にしたミシェラ。
ブルームウッドに対して、疑惑の目を向けるユーランド城内。
そして、現実世界において。
幼い頃からの健の睡眠障害に心配を抱く母。
いつも寝ている健に対して、執拗以上に構ってくる蒼井京子。
この五大要素が物語を大きく変えていく。
本文、やや短いです。
でも、内容は濃い目。
次回もまたお願いします。
読んでいただきありがとうございました。




