表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第3章 ミシェラの気持ち
23/50

冷たい感触

人目を気にしつつ走る。

走る。

なるべく速く。

事実を伝えるために。

下層を突破し、

アスタ市場へ。

周りの買い物客。

その店の従業員。

皆がこちらに視線を向ける。

何事だといった様子。

それにもなりふり構わない。

全てを置き去りにして。

ただ一人。

ユーランド城へ。



「長かった、、、」



一人呟く。

その声は自分一人で消化され、誰にも届かない。

城前には、見張りが複数。

さらにその奥の大門前には、見張りが二人。

近づく。

見張りがこちらを睨んでいる。

その距離。

わずか3メートル。

近い。

見張りに対して、口を開く。



「王様に会わせてください!」



見張りは、顔をしかめて。



「お前、ここが何なのか分かってるのか?」



「王様がここにいらっしゃると。」



私の話す言葉は、全て口から出まかせだ。

だが。

可能性が1パーセントでもあるのなら、それに賭けるべきだ。

失う物なんてないのだから。



「早く帰れ。ここはお前のようなものが来るところじゃない。」



「帰りません!」



「いい加減にしろ。捕まりたいのか?」



「会うまでは帰りません!」



「、、、もういい。捕まえろ。」



見張りが近づいてくる。

これで良かったのか?

あの人に会える?

これで、、、?



「よい。その者を解放しろ。」



その声の発信源。

大門から出てきたアレウス。

ゆっくりと近づいてくる。



「しかし、、、」



見張りが言いよどむ。

そこにアレウスが。



「君こちらに来なさい。」



何故か呼ばれる。

成すすべはない。

近づく。



「アレウス様、危険です!」



「構わん。」



アレウスの前へ。



「解いてやろう。」



見張りたちによってつけられた縄を解いてもらえる。

そして、冷たい感触。

一瞬だった。



「さぁ、もう帰りなさい。」



一見温かみを感じるが、背後には。

それを忘れないようにして、頷く。



「ありがとうございます。」



何事もなく帰路に。

だが、結局王様には会えなかった。







割と重要な回です。

何処が重要なのかは、後々分かるかと。

読んでいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ