母は何でも聞いてくれる
私にできることは何だろう?
最終的な目標は、この生活から脱却すること。
とすると。
やはり。
皆の意識を切り替えていく必要がある。
そして、次にあの人が来た時には、話せるように。
全て変わったと。
「皆、食べ終わったら、ちゃんと食器片づけてね。」
「はーい、分かってるよ。」
「任せて。」
「誰が一番早く洗えるか競争しようぜ!」
ここは、皆に任せる。
私は、話をしに行く。
大人たちに向けて。
まずは、私の母。
家に戻る。
2階に上がり、寝込んでいる母のもとへ。
「お母さん、起きてる?」
「ええ、起きているわよ。何かしら、ミシェラ。」
母は、こもっている大人たちの中ではおそらく一番まともだ。
しっかり話が出来るし、考え方もしっかりしている。
私の考えも尊重してくれる。
「お母さん、私ある人に会ったの。その人は、、、」
王様と言ったら、まずいな。
名前は、伏せておこう。
「その人は、凄く距離が近くて、おせっかい。会ったのは、一回だけなんだけど、頼めば何でもしてくれそう。それでいて、同じ生活感の匂いもする。」
「貴方は、その人が好きなの?」
「、、、い、いや?別に好きってわけではないと思う。でも、純粋に興味しかない。本人を前にすると、冷たい態度を取ったりしちゃうけど。」
「それって好きってことじゃない?」
「だ、だから違うってば。つまり、簡単に言うと、あの人はこの現状を変えてくれそうなの。」
「そんなに凄い人?」
王様なんだから、凄いのは当たり前。
でも、それはやっぱり言わない方がいい。
それに、あの人は王様でなくても、何か特別な人なんだと思う。
そう感じる。
「変えてくれるよ、きっと。」
「私は、何も言わないわ。あなたの好きにしなさい。あなたが決めたことなんだから。」
やはり、母はすぐに受け入れてくれた。
「ありがとう!行ってくる!」
「ええ。頑張ってね。」
次は、誰に話すべきか?
もう少し長くしようかと思いましたが、あっさり終わらせました。
聞き分けのいい母というのを書きたかったので。
次回も続きます。
読んでいただきありがとうございました。




