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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第3章 ミシェラの気持ち
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自分に正直に

あの人は、凄く不思議な人だと思う。

普通なら、私たちに近寄ってくる人なんてのは、同族かお金で人間を買っていく人たち。

そのくらいのものだ。

しかも、あの人は王様。

分類でいえば、お金で人間を買っていく人たちに含まれるだろう。

今までがそうだったから。

私達が暮らしているアスタ市場の下層の方。

ここも、かつてはもう少し賑わっていたという。

何故人口が減っているのかと言えば、前述のとおり、買われていくからである。

買われた人たちが、その後、どのようになるのかは見当もつかない。

消息なんて分からないし、ましてや何をさせられているかなんて。



「、、、どうしたの?」



「、、、?」



「もっと遊ぼうよ。」



「、、、そうだね。」



考え込んで、少し止まってしまっていたようだ。

今は、あの人が帰った後。

いつものように遊んでいたところだ。



「あのお兄ちゃん、どこ行ったの?」



「、、、帰ったよ。」



「もう?もう少し遊びたかったのに。」



「遊ぶのは、私達だけでもできるでしょ?」



「、、、うん。分かった。」



ここには、もちろん大人も住んでいる。

しかし。

皆ふさぎ込んでしまっていて、ほぼ家から出てこない。

聞いた話によると、息子や娘を王族たちに買われたりした人たちが多いらしい。

それが原因。

一番の年上というわけではないが、事実上、私がこの子たちの面倒を見ていると言ってもいい。

私がしっかりしてないと、この子たちは。

生きていけない。



「今日は、あと少ししたら、ご飯にしようか。」



「はーい。」



正直な子たちばかりだ。

もっといい暮らしをさせてあげたいと思う。

その為には、何をすべきだ?

あの子たちとは違って、中々正直になれない私。

そして。

向こうから近づいてきた王様。

心の中でくらい、正直なことを言ってもいいだろうか。

彼に対しては、何故か嫌悪感が少ない。

王族なのに。

むしろ、同じ匂いがする。

何処か違う世界では、ごく普通の生活をしていそう。

あくまでイメージだが。



「もう食べ終わったよ?もうないの?」



「私もお腹すいた。」



「食い足りない、、、」



こんなチャンスもう二度と来ないかもしれない。

彼に取り入る。

それだけで、この生活が激変するかもしれないのだ。

なら。

やるしかない。

自分に正直になるんだ。

彼への失礼な態度を改めて、次には。

彼に助けを求めよう。

きっと届く。

そう信じている。



同じ頃、健はブルームウッドと同盟を結んでいた。


ここから、ミシェラの登場が増えてきます。(予定)

完全にユーランドとは、敵対しましたが、どうなることか、、、

次回もよろしくお願いします。

読んでいただきありがとうございました。

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