頭の片隅に置いておく可能性
起きてすぐ階段を猛スピードで降りていく。
それは自信の表れであり、決意の証拠。
怠惰な僕にもできた大きな目標。
世界を変えてやるとミシェラに宣言した。
「珍しいね、朝からそんなにバタバタと。」
「そりゃそうだよ、俺が世界を変えるんだ。」
「また、夢の中の話?」
「夢の中だけど、そこには暮らしている人たちがいる。確かにそこにいるんだ。」
その健の見たこともないような顔を見て。
母はこう切り出した。
「、、、そう。たとえ夢の中の話だろうと、貴方が目標を持ってくれたのなら、私は嬉しいわ。」
「、、、ありがとう。」
やっぱり母はすぐに理解してくれる。
本当は、直接見てほしい。
僕の見たもの。
感じたものを。
そうできれば、母の理解も深まるはずだ。
場所は、頭の中。
僕の夢。
夢の中の住人が、僕たちの世界に出てくる。
本来は、あり得ないことだろう。
まぁ、そもそも、あんなにリアルな夢の中っていうのが、常識の埒外だ。
なら、逆に考えれば可能なのか?
あの世界の人々をこちらに連れてくる。
可能性としては捨てきれない。
今は、頭の片隅に置いておこう。
そろそろ学校に行く時間だ。
「行ってきます。」
「気を付けて。」
授業の間、寝てしまうことはなかった。
世界を救う。
世界を救う。
世界を救う。
このことが頭の中を回ってそれどころではなかったからである。
そして、その日の時間割が終わり、下校になる。
いつものように、授業は京子にサポートしてもらっていた。
彼女にも、日頃お世話になっているし、あの世界を見せてあげたい。
それを考えた。
「じゃあね、立って寝たりしないように。」
「、、、ああ。今日もありがとう。君にも、、、」
「?」
「、、、いや。何でもないよ。じゃあ、また明日。」
今回は、言葉通り、路上で眠ってしまうということはなかった。
特に何もなく、家に着く。
「おかえり。ご飯は?」
「軽めでいいよ。食べて、風呂入ったら、すぐ寝る。」
全ての行動を作業のように素早く行う。
早く戻るために。
布団に入り、目をつむる。
すると、次第に瞼が下がってくる。
意識は落ちていく。
思えば、ちゃんと布団で寝たのなんて久しぶりだなんて思いながら。
一日開いちゃいましたね。
毎日投稿が、、、、
続けるのは、案外難しい。
話の展開を考えるのは、前作よりも簡単です。
まぁ、頑張っていきましょう。
読んでいただきありがとうございました。




