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頭の中には世界が広がっている  作者: 真っ赤なゴミ箱
第2章 不穏な影
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もう決めたこと

あいつは一体何だ?

さっきからずっとこっちを見ている。

目線はそのまま固定されていて、外さない。

俺とミシェラを見ている。

どういうつもりだ?



「あんた、まだいるつもり?こっちは忙しいんだけど?」



ミシェラは気づいていない。

俺だけ。

相手はかなり手馴れている。

かなりの実力者と見た。

服装は、このあたりに似つかわしくない豪華なもの。

王家直属。

下手な行動は避けた方がいいか?



「ねー?聞いてるの?」



「悪い、今日は一旦帰る。俺の思いを伝えられただけで満足だ。また来る。」



「別に来なくていいし。」



すぐにミシェラから離れる。

それに伴って、視線が俺とミシェラの間を右往左往する。

相手も今どうすべきか、考えているのだろう。

突っ込むか。

とどまるか。

そいつは、撤退を選んだ。

いい判断だ。

物事をしっかりと考えている。

まだ相手の目的がはっきりしない。

ミシェラもまだ気づいていないだろう。

伝えるのはよそう。

無駄な心配を招いてしまう。



「動いたか、、何処に行く?」



あの貧民は、ここで生活しているんだろう。

なら、場所は見失わずに済む。

またここに来ればいい。

あの男は?

何処で生活している?

それが分かれば、守るものもやりやすくなるのだが。



今日は、帰ろう。

普段、寝てばかりいるから

もう疲れた。

帰る?

今のこの世界から現代に帰るにはどうすればいい?

この世界にくる方法は分かっている。

眠ればすぐだ。

なら、帰るときも?

それもそうか。

城から帰されたときのは、おそらく何らかの魔法。

それも眠たくなるやつ。

現に、あの時は一切眠たくなんかなかったのに、すぐ眠ってしまった。

そして、今、ものすごく眠い。

足も動かなくなってくる。

その場にへたり込む。

完全に眠ってしまった。




目の前で、対象が倒れる。

ゆっくりと自然に。



「まさか、遠距離攻撃?」



一瞬、その可能性を疑ったが、違いだろう。

反応はなかった。

あいつ大丈夫か?

自然に湧き出てくる心配という感情。

幸い、まだ辺りに人気はない。

あの貧民の場所からもだいぶ離れている。

ゆっくり近づく。

様子を見る。

微かに聞こえる寝息と上下する胸。



「何で、この状況で寝てるんだ?」



一向に起きる気配はない。

かといってそのままにしておくわけにもいかない。



「しょうがないか、俺も決めたんだ。」



監視は一時中断。

対象を自分の家に運ぶことにした。

ブルームウッドは、運びつつ、その後の処理、言い訳について考えていた。

対象が目を覚ました場合の言い訳である。


ブルームウッドは、対象の彼の睡眠行動に関して、疑問を持ち始めます。

今回のが初めて。

そこからの展開は、また次回ということで。

読んでいただきありがとうございました。

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