ブルームウッドの思い
ブルームウッド。
彼がまず行ったのは、直接手を加えない監視だった。
常に一定の距離を保って、監視、その結果をアレウスに報告する。
その間の健と言えば。
「何してほしい?ミシェラ。」
「あんたこの前のあの恥ずかしい感じの宣言というかなんなの?」
「そりゃ君たち、いや、皆が幸せになる権利があるからだ。」
「、、、」
これであった。
明らかに、王様から接近していって、あの貧民は嫌がっているように見える。
俺の考えは正しいのか?
あの時見たものは。
間違いなかった?
「あんたが、何でそこまで私たちのことを気にかけてくれるのか、それが分からない。」
だが、こういう返しをする。
ただ嫌がっているだけなら、いいだろう。
表情は。
でも、あの貧民。
ミシェラとか言ったか?
態度にあまり表れていない。
そこが行動を踏み切る妨げになっている。
「一旦、報告だな。」
ブルームウッドは、あるものを取り出す。
四つ折りにされた紙片。
それに物事を書き連ねる筆。
報告すべきことを書きこむ。
報告。
今現在の様子では、特にこれといった害は見受けられません。
引き続き調査を継続していきます。
すると。
対応する紙片に、書きこんだことが投影され、映し出される。
「、、、進捗なしか、、、」
場所は、ユーランド城。
その深部の部屋で、アレウスは紙片を眺めていた。
そこに逐一、報告がされる。
だが、王様が何かしら企んでいるのは間違いない。
それが、この世界にどんな影響をもたらすのかも分からない。
今手を打つ必要がなくても、後々必要になるかもしれない。
目を離すなよ。
障害は排除だということをゆめゆめ忘れるな。
書き込む。
それをブルームウッドが見る。
決意を再び固める。
「当たり前ですよ、こっちは今すぐに殺したいくらいなんですから。王族なんて言うのは、くそくらえだ。今もそれを抑える方に力が働く割合が大きい。」
彼の暗い過去。
血に染まった剣。
切り伏せてきた数えきれないほどの人間。
全て、彼の原動力。
その瞳は常に一点を見つめている。
彼の考えていることは、まだまだ分からないことだらけです。
それを考えながら進めていきます。
読んでいただきありがとうございました。




